2005/12/31

もちつき&Dave Vonkleist

Mochi Tsuki 01

わあ。もう大晦日になっちゃった。なんて早い一年なんでしょう。餅つきは楽しかった。29日は上野さんの農人舎で、昨日30日は我が家で、二日続けて餅つき大会。

Mochi Tsuki 01


我が家では毎年無農薬の玄米餅をつきます。今年は赤米、黒米餅もつきました。ストーブの上には黒豆が煮てあり、これと栗きんとん(栗はこの秋に収穫して、保存してあります)、

Mochi Tsuki 01


なます(大根と人参)だけは作ります。おせち料理は我が家ではこどもたちにあまり人気がないので、毎年これぐらいしかしません。でも玄米餅は本当においしい!少食宣言をしようと思っているのに、いくらでも食べられてしまうので、恐ろしい。きつめのジーンズをはいて、ちょっとセーブしないと。

Mochi Tsuki 01


911 In Plane SiteのDaveさんと久しぶりに長電話をしました。この映画について、彼は(私もですが)アメリカでたくさんの攻撃や批判にさらされているようです。平和運動をしている人たちからも攻撃されている、というのが不思議。私もまあ似たような体験をしていますが。なんでだろうね。私は本当のことを知りたいだけなんだけど。

批判や反論には目を通しているけど、私も彼も、やはり911事件には米国政府が関わっている、という考えを変えるような反論には出会っていません。ペンタゴンには757型機は突っ込んだとはとても思えないし、世界貿易センタービルの崩壊は爆発物によるものだと思います。まあ、私たちのことを批判している人たちも真実を知りたいのでしょうから、彼らとも一緒に情報公開を米国政府に訴えていきたいと思います。ペンタゴンの映像は彼らが持っているのですからね。

Loose Change JPG

それにしても、この新作映画はパワフル。この映画も日本語にしたほうがいいかなあ。お金と時間があれば。次のサイトで時間バージョン(作品の半分、英語)を観ることができます。
"Loose Change 9-11 - Alex Jones Conspiracy" Written and Directed by Dylan Avery
http://video.google.com/videoplay?docid=-2023320890224991194&q=loose+change
Download:
http://www.question911.com/links.php
この映画の若い監督とも話しをしました。この冬は彼に会いにいこうかな。まだ20代ですよ。なんて才能と勇気があるのだろう。こういう人物に出会えるから、この仕事は楽しくてやめられません。

Daveとの会話は時間のあるときに英語のブログにアップしておきますので、興味のある方は聴いてみてください。
2006年をより平和でいのちに優しい年にするために、一生懸命働きたいので、どうぞよろしくお願いします。
みなさまも良いお年を。

2005/12/26

♪ メリークリスマス。1月は神戸にいきます ♪ - 17分06秒 - 4.0MB

PodCast GIF

Christmas Tree GIF

みなさんのクリスマスはいかがでしたか?私たちは毎年恒例のネプチューン家でのおいしいディナーパーティーと、昼間は、地域通貨「安房マネー」の交流会でおいしいお餅もたくさんいただきました。お正月を待たずして、またまた太ってしまいそうです。来年は、ジーンズのサイズを1サイズ下げるべく、少食を心がけます!が、私の宣言かな。

今日のポッドキャストでは私がなぜ『911ボーイングを捜せ』を広げているのか(この作品はいい加減だ、という反論が一部の人から出ています)について、そしてアメリカのNSA(国家安全保障局)が長い間広範に行ってきた盗聴についてのNYタイムズの記事を紹介しています。よかったら聞いてください。

良いお年を!来年1月27−29日、神戸では初めて私の解説つきで『911ボーイングを捜せ』と『テロリストは誰?』の上映会が行われます。神戸近辺の方は、よかったらご参加ください。前日には池辺ゆきえさんと一緒のフルートとピアノのコンサートも予定されています。以下、岡林さんからの情報を貼付けます:

<市民社会フォーラム協賛企画のご案内>

「911 ボーイングを捜せ」「テロリストは誰?」上映&きくちゆみ講演会

●日 程 1月28日(土)/29日
●会 場 こうべまちづくり会館2階ホール
 http://www.kobe-toshi-seibi.or.jp/matisen/4kuukan/kaikan.htm
 JR・阪神 元町駅西出口西へ8分,阪神 西元町駅東出口東へ5分,
 阪急 花隈駅東出口南へ3分,地下鉄海岸線 みなと元町駅西口北へ1分

【きくちゆみさんからのメッセージ】
911事件は本当にアラブのテロリストの犯行なのだろうか?
罪のない人たちを一番たくさん殺しているのは、本当は誰なのだろうか?

『911ボーイングを捜せ』や『テロリストは誰?』を観ると、これまで信じてきたことが音を立てて崩れていくのを経験するでしょう。これまでなんとなく「もしや・・・」と思ってきた方は、この映画を観れば「やっぱり!」と納得することでしょう。

*初日(1/28) 「911 ボーイングを捜せ」上映ときくちゆみ講演会
 上映・講演時間 14:30(開場14:00)〜17:00/18:00(開場17:30)〜20:30
【映画の内容】
 テロリストに乗っ取られた民間機が激突したということになっている「911同時多発テロ事件」は、米国政府の自作自演なのではないか、ということを追求したアメリカのラジオ局が制作した作品です。

*二日目(1/29) 「テロリストは誰?」上映ときくちゆみ講演会
 上映・講演時間 13:30(開場13:00)〜16:30

【映画の内容】
米国政府が第三世界に対して仕掛けてきた「数々の戦争と政権転覆の真相」を描た10本の映像によるオムニバス作品。アカデミー賞をとったドキュメンタリー映画『嘘まみれのパナマ戦争 Panama Deception』も収録。このビデオに納められている数々の映像からは、多くの人が知らない驚くべき真実が迫ってきます。そして「国家としてテロを行ってきたのは、実は米国自身なのではないか」という疑問が湧き上がります。

*きくちゆみさんプロフィール
 マスコミ・金融界を経て、1990年から環境問題の解決をライフワークに多彩な活動を展開。『テロリストは誰?』と、『911ボーイングを捜せ』の映画を翻訳プロデュース。翻訳本は『戦争中毒』(合同出版)など。

●参加費: 初日・二日目とも1,200円 事前申し込みの場合900円(両日参加1,500円)
●主催: 「911 ボーイングを捜せ」「テロリストは誰?」上映&きくちゆみ講演会・神戸実行委員会
●協賛:市民社会フォーラム http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/
アート・サポートセンター神戸 http://www.gallery-shimada.com/artsupport.html
●お申し込み・お問い合わせ先:
 NQC41966@nifty.com(市民社会フォーラム) 
 FAX&TEL 078−821−2552(本田) 

Christmas Lights GIF

2005/12/23

我が家のキャンドルナイト

昨夜は冬至のキャンドルナイトでした。
このサイトを創った人は、誰なんだろう。すてきですね。
http://www.candle-night.org/
きくちゆみ@4410人目のキャンドルナイト参加者でした。

我が家も毎年参加していますが、今年は玄ちゃんが外出していたので、私と子どもたちとあこちゃん(冬の間お留守番にきてくれています)だけのキャンドルナイトでした。おいしいディナーを食べているときはよかったのですが、30分ぐらいで暗がりを怖がりだし、「もう電気をつけよう」と杏菜。そこで、私は、「じゃあ、ろうそくの光の中でクッキーをつくってみようか」と提案。子どもたちの顔がぱっと輝いたので、3人でクッキー作りが始まりました。

この作戦は大成功で、ちょうど2時間が過ぎる頃にやっとガスオーブンにクッキーを入れる時間に。2時間ぶりに電気をつけると「明るい」「電気ってありがたいね、大事にしようね」という話しに。

みんなで暖かいオーガニックココアを飲んで、その間にクッキーは見事に焼き上がりました。玄米のいりぬか入りの地粉のクッキーで、バタークッキー、ココアクッキー、黒ごまクッキーと3種類つくりました。クリスマスのおいしいおやつもできて、大成功のキャンドルナイトでした。

今日はこれから東京。娘が「おかあさん、東京にいかないで」と泣いています。毎回こうなので、本当に後ろ髪をひかれます。おかさんは、楽しくてつらいです。

2005/12/18

♪ 平和省の勉強会と合宿が無事終了 ♪ - 17分10秒 - 4.1MB

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さきほどまで築200年の我が家(ハーモニクスライフセンター)に集まっていた15名もの方々が帰宅して、がらんと寂しくなった我が家で書いています。冬支度は例年よりも念入りにやり、薪ストーブもガンガンに焚いているのに、それでも寒いです。そんな家によく来て泊まってくれたなあ、と感謝です。遠くは神戸、福島、愛知、静岡などからも多才で多彩な顔ぶれが集まりました。

金曜日の勉強会には12名の申し込みがありましたが、ふたを開けたら50名もの方が集まり、驚きました。東京、千葉、神奈川、埼玉、神戸の各地のチームができ、平和省運動は小さい産声を上げました。詳しい報告はちょっと休んでから、まぐまぐのメルマガに書きますから、それを読んでくださいね。

合宿のほうでは、私は旅館の女将業と料理人と会の進行と一人3役だったので、今はくたくた。今日は早く寝ます。お客様が来る前にいつもよりは念入りに片付けと掃除をしたのですが、もうごちゃごちゃになってしまいました。明日は布団を干したり、たくさんのシーツを洗ったりと忙しいです。子どもたちが保育園に行ったら、ポッドキャストもやってみます。

勉強会が終わったあと、居酒屋で遅い夕飯を食べて、鴨川に合宿の参加者を乗せて車で向かいました。到着したのは1時。もう一台の車は道を間違えて、夜中の2時まで到着しませんでした。薪ストーブを炊いて、玄米粥を準備して、翌朝はそれをいただきました。

昼は合宿に参加する人たちを駅に迎えに行きながら、レストランKIDSでおいしいイタリアンをいただき、夜は我が家で畑の野菜たちをいろいろな料理に仕立てました。ごぼうとしめじの混ぜご飯、大豆のマリネ、根菜の粟煮、ひじきの煮物、ゆず大根、小松菜の黒ごまと白ごまの白和え、根菜と豆腐のみそ汁、梅干しと三年番茶がメニューでした。

食べ物のことばかりよく覚えているな。まあ、おいしいご飯は平和と仲良しの基本です!

翌朝は、北村さんが焼いてくれた天然酵母のパンをおいしいガーデンサラダと一緒にいただき、昼は全粒粉うどんを釜揚げにして、人参の葉っぱのかき揚げと一緒にいただきました。大塚さんが持ってきてくれたおいしいさつまいもで、焼き芋もしました。会議の中身はメルマガで。

2005/12/09

我が家の冬支度

JEAN通信の年末号に書いた原稿。数百人の目に触れますが、もっと多くの人と共有したいので、アップします。

冬支度
                 きくちゆみ

毎年この頃になると、築200年のすきま風だらけの我が家では冬支度に忙しくなります。茅葺き屋根(今は茅を噴き直せる人がいないので、トタン屋根が被されている)の古民家はひさしが長いので、家の中には太陽が届きません。我が家は南側のひさしの下に「太陽の部屋」を二部屋自分たちで増築し、陽のあたる間はお日様のぽかぽかを楽しみますが、一旦日が当たらなくなると、この家はじっとしていたら凍えてしまうほどです。

今朝起きると、室温は3度。1月には零度か氷点下の日も増えます。これって、冷蔵庫の中(5−10度ぐらい?)よりも寒いのです。冷蔵庫の中に一日いることを想像してみれば、我が家の寒さがわかるでしょう。そしていたるところから吹いてくるすきま風で、一層寒さが身にしみます。

そこで、作戦第1号。すきま風を防げ。農業用のビニールを使って、窓(この家は、つれあいの玄さんが夏に改装したので、ほとんどが窓。暖房をいくらやっても効かない構造になっています。夏は最高に快適なんですが・・・)という窓、すき間というすき間を塞ぎます。細長い木とビニールを使って、ガラス窓よりも大きな「ビニール窓」を外側に作るのです。

作戦第2号。じゅうたんを敷け。これまで我々にとっては、高価でもったいなくて買えなかった絨毯。今年はいつもより旅にでる時期を遅らせたのと、冬でもお客様が絶えないので、奮発して全ての板張りの部屋と廊下に絨毯を敷き詰めました。これで下から吹き上げてくる底冷えのする風がだいぶ防げました。長年動かしてなかった家具を移動したので、ついでに大掃除もできたから、一石二鳥です。一カ所、寸法を測り間違えて絨毯が足りない部屋がありますが、まあご愛嬌(4歳の息子に計測を手伝ってもらったので・・・・)。

作戦3号。燃料(薪)を変えろ。我が家の暖房は、薪ストーブなのですが、その燃料の薪を杉の間伐材から、堅い木の木っ端に変えました。ここの周辺の山は杉の植林が多く、その間伐材がふんだんに無料で手に入るのですが、杉はすぐ燃えてしまうし、煤が多くて煙突がすぐに詰まってしまう上、火力も弱いのです。それで樫や欅などの堅い樹木を専門に扱っている材木屋さんを友人から紹介してもらい、そこで捨てられてしまう木っ端を一束(1トン以上あります)2千円で分けてもらうことにしました。薪をこれに変えてから、薪ストーブのあるリビングはぐっと暖かくなりました。

この薪ストーブがついていると、シチューなどの煮込み料理や鍋物がおいしくできますし、熱いお湯にも事欠きません。冬の間は、太陽が沈んでからの長い夕べをこのストーブの周りで家族全員で過ごします。床には厚手の絨毯と子どもたちの遊び場にはホットカーペットも敷いて。これでだいぶ暖かくなりました。(それにしても、この寒さの中ですくすく育ち、風邪一つひかない子どもたちの丈夫さには、驚かされます。都会で生まれ、一生の大半を都会で過ごした私たち両親とは、やっぱり違います)

畑には冬小麦と菜花の種を蒔き、春の収穫を待ちます。そして年末には毎年恒例のおもちつき。我が家では玄米餅や古代米(黒米や赤米)を使ったお持ちをつきます。畑で収穫した小豆や、根菜を使ったお雑煮もたっぷり煮て、お手伝いに来てくれた友人たちにつきたてのお餅と一緒に振るまいます。

年越しには近くの大山不動尊に除夜の鐘をつきにいき、祈りを捧げ、自分ができること行動に移す決意を伝えます。

 この星に生まれ落ちた生きとし生けるいのちが、健やかに天命をまっとうできますように。
 どんな状況になっても、あきらめることなくできることをやり続けることができますように。

クリスマスプレゼントに最適の本を見つけましたので、紹介します。
『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』(辻信一監修、光文社)
帯には「これはちいさな力の大切さを教えてくれる南米アンデス地方の古くて新しいお話です」

その中から、示唆に富む川口由一さんの言葉を紹介して、今年最後のみなさんへの贈り物とします。
  これから大切なことは
  「何かしないといけない」にかわる、
  「してはいけないことから離れる」
  という発想です。
   
  環境問題にしても、問題を解決するのではなくて
  問題を招かない生き方をすることです
   
       —川口由一(自然農・農民)
ーーーーーーーーーー
はみだし:

まぐまぐでメールマガジンを創刊しました。
「きくちゆみの地球平和ニュース」といいます。週1回ぐらい、不定期です。
私の活動や、平和や環境に関する最新情報は、こちらで紹介しています。
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追伸:
今年創刊した『軍縮地球市民』という雑誌に連載を始めました。よかったら読んで下さい。
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2005/12/08

♪ John Ono Lennon, Oct 9, 1940 - Dec 8, 1980 ♪ - 17分30秒 - 4.1MB

PodCast GIF




John & Yoko JPG


Happy Christmas (War Is Over)


So this is Christmas
And what have you done
Another year over
And a new one just begun
Ans so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear one
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Christmas
For weak and for strong
For rich and the poor ones
The world is so wrong
And so happy Christmas
For black and for white
For yellow and red ones
Let's stop all the fight

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Christmas
And what have we done
Another year over
And a new one just begun
Ans so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear one
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear
War is over over
If you want it
War is over
Now...

Happy Christmas

John & Yoko JPG

2005/12/07

「9条守ろう!ブロガーズ・リンク(ブロガー版・9条の会)」に参加します

「9条守ろう!ブロガーズ・リンク(ブロガー版・9条の会)」が結成されました。9条は日本国憲法の柱だと思うので、私も入ります。

9条を変えて普通の戦争のできる国になってしまったら(そんな国はいくらでもあります)日本の独自性と一番のいいところ(この60年間、戦争による人殺しをしていない!戦争ばかりしているアメリカと比べてみて。彼らは少なくとも600万人殺している)がなくなってしまうでしょう。右よりの方も、日本を本当に愛しているのなら、9条を一緒に守りませんか?(私は右も左もない、ただいのちを守りたいだけ)ブログタイトル 「9条守ろう!ブロガーズ・リンク」
 
ブログのトラックバッグと相互リンクで,9条守ろうの輪を広げていきましょうという主旨の結成宣言があります.

もし、ブログをされているなら、あなたもぜひ参加されてはいかがでしょうか. 9条を守る運動はいろいろありますが、私は9LOVEが好きです(クラブ、と読みます)。彼らの出した『9をまく』という黄色い本、すっごくいいですよ。それぞれが、その人らしい表現方法で、「9条守ろう」を広げていけたらいいな!

2005/12/06

平和省の勉強会と合宿のお誘い

9月19日に明治大学で行われた全米平和省会議の報告会&デニスクシニッチの電話公開インタビューに参加した100名の人に送った手紙です。平和省に興味のある方はぜひ。

            平和省の勉強会と合宿へのお誘い

                 2005年12月3日 きくちゆみ

この9月に米国の全米平和省会議、10月にイギリスの国際平和省会議、11月に日本の平和への結集運動に参加して、やはり日本にも平和省が必要と確信しました。日本には平和憲法があるのに、それを実践する政府機関がありません。平和省を創設し、憲法9条を実践し(今は大きく憲法と乖離している現実を憲法へ近づける)、世界へ広げたいと思いませんか? 

私が初めて平和省という考えに出会ったのは、2004年の米大統領選挙に平和省の設立や大量破壊兵器の廃絶などを訴えて民主党から立候補したデニス・クシニッチ下院議員を知ったときでした。こんな議員がアメリカにいるなんて!と私の胸は躍りました。すぐに彼に会いにアメリカに飛び、森住卓さんの『湾岸戦争の子どもたち』の写真集と日本国憲法を手渡したのです。

まもなくクシニッチは劣化ウランの使用禁止を訴える記者会見を行いました。そして彼は、憲法9条を読んで「これは人類が目指すべき理想。アメリカの圧力で変えてはいけない」と言ったのです。

日本の憲法を変えよう、という人たちの理由はおよそ3つあります。アメリカの押し付けだから、現状に合わない、北朝鮮や中国が攻めて来たらどうする、というもの。押しつけ論はあやしいです。幣原喜重郎首相が憲法制定に果たした役割は無視できないし、今回の改憲圧力こそアメリカ発だからです。

現状に合わせて改憲するなら、日本はどんどんアメリカのいいなりで戦争する国になるでしょう。憲法は私たちが目指す理想であり、私たち市民が権力者に守らせるもの。法律と憲法が食い違うときは、憲法が優先するのです。

過去の歴史を紐解けば、他国に出兵して人を殺したのは日本であって、中国や北朝鮮ではありません。暴力をふるい、残虐行為をした人ほど、報復を恐れるものです。アジアとの緊張を高める言動を繰り返す首相が「備えあれば憂いなし」と、有事法制を制定しましたね。

日本には世界が目指すべき理想の憲法9条があります。この60年間日本が戦死者を出していないという点で、今でも機能しています。私は、日本にこそ憲法9条を実践し、世界に広める平和省が必要だと思うのです。平和省創設運動は今世界各地(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア他)で起こり、来年6月21-22日にはカナダで第2回国際平和省会議も開催されます。日本でも地域に根付いた平和省運動を起こしていくために勉強会と合宿を企画しました。勉強会は継続して行う予定です。

* 日本に平和省をつくろう!第1回勉強会
12/16(金)18:30〜21:30 田町キャンパスイノベーションセンター5階(JR田町駅港南口、右階段降りて2軒目のビル)18:00からビデオ上映があります。進行:きくちゆみ、冨田貴史、発表:小林正弥、関義友、大塚卿之 
参加費:千円

* 平和省をつくる運動に関わりたい人たちの合宿(定員10名:既に定員に達しましたがどうしても参加したい方はご一報を)
12/17(土)〜12/18(日)13:00にJR安房鴨川駅ジャスコ前集合 
場所:Harmonics Life Center(宿泊費+2食:5千円)
〒296-0111千葉県鴨川市仲1047 電話 04-7097-1011 FAX 04-7097-1215 
*要予約 。

きくちゆみ yumik@fine.ocn.ne.jp 
冨田貴史 takafumitomita1320@yahoo.co.jp

2005/12/01

♪ ロビンが鴨川にやってきました ♪ - 12分50秒 - 3.0MB

PodCast GIF

オーストラリアで私たちがお世話になった反核活動家のロビンさんが、鴨川にやってきました。ロビンは今は食品の放射線照射問題に取り組んでいるそうです。

彼女は横浜で開催していた平和会議に招かれて来日しました。日本で暮らしていたこともあり(西宮だって)、なかなか日本語も流暢です。でも、もうだいぶ忘れてしまっているので、日本語で話すのはちょっと恥ずかしい、と言っていました。

平和会議のあとは座間基地や横須賀基地を見学し、日本のたくさんの活動家や労働運動家たちと出会ったそうです。平和会議は実行委員会形式で行われ、およそ1000人が参加したそうです。主催は平和委員会や労組や反基地団体など、日本の左派を代表するグループのようです。

私たちはちょうど東京平和映画祭for YOUTHやスピリチュアリティと平和のシンポジウムで忙しかったので、彼女の講演を聞くことはできませんでした。

それで、我が家に滞在中にロビンにインタビューしました。英語と日本語両方のポッドキャストをしたので、どうぞお聞きください。

2005/11/29

映画祭とシンポジウムが無事終了

11月26日の東京平和映画祭for YOUTHと27日のスピリチュアリティと平和のシンポジウムが無事終了しました。26日の映画祭はキャパ300に対してスタッフ含めて200名強の参加で、もう少し参加者が多ければよかった、という点がちょっと残念でしたが、内容はとてもよかったと思います。マガジン9条の吉田さんが取材に来てくれて、こんな感想をくれました。

『マガジン9条』の吉田です。
映画祭、とてもとても面白かったです!! 
きくちさんのフィルムメドレーは、限られた時間で非常にわかりやすく、かつ大変勉強になりましたし、また衝撃も受けました。

それに、単に映画を楽しむだけに終わらず、トークや、最後の『107+1 天国はつくるもの』を通して、「自分にも具体的に何か一歩が踏み出せる」という気持ちに、参加者がなれるプログラムになっていたのも、すばらしいと思いました。本当に感謝です。そして、本当にお疲れさまでした。

12/16の勉強会に参加させていただいて、さらに平和省のことを学んだ上で、原稿をまとめさせていただこうと思っています。平和省のことを、ひとりでも多くの方により詳しく知っていただきたいんです。
ーーーーー
やったー。マガジン9条が、平和省の勉強会に来てくれる!平和省運動は憲法9条を日本で実践し、同時に世界に広げるためにやっている具体的な行動のひとつなんです。9条は日本だけがもっていても仕方ないですからね。一番の目標は、戦争ばかりしているアメリカに平和省を創ること。そして実際、平和省運動はアメリカで一番進んでいます。希望ですよね、これって。
前にも書いたかな?平和省の勉強会は12月16日(金)午後6時半から、JR田町のキャンパスイノベーションセンター5階で行います。東工大の建物で駅の港南口を出て、右側の階段を降りたら、1分(30秒かな?)です。

12月17−18日の平和省合宿はあと3名空きがあります。午後1時、JR安房鴨川駅集合になります。希望者はお早めにDMでお知らせください。

スピリチュアルティと平和のシンポジウムの方は、キャパ200人に対して220名近くが参加して大盛況、大成功に終わりました。とてもいい集まりでしたよ。山川亜希子さんが報告をメルマガに書いてくれたので、ちょっと紹介します。

  紘矢・亜希子の自由気ままに(2005年 11月28日)より引用:
そして昨日は、スピリチュアリティと平和のシンポジウムがありました。千葉大の小林先生が音頭を取って開かれた画期的な集りでした。私は音のセミナーに来てくださった高畠桂さんが繋いで下さって、パネラーの一人になりました。

どのような集りかもわからず、大学の先生や星川淳さんなど、知的な(理論武装のできたという意味です)方達も参加される集りに、
私のように本を読むのが苦手、理論的な話も苦手、という人間が参加するのはかなり勇気が必要でした。でも、最近は新しいことに積
極的に挑戦したい、という気持ちが強くなっているので、すぐにおひきうけしました。

朝、11時に打ち合わせに会場まで行きました。打ち合わせの初めに自己紹介する時、私はどきどきして声も小さくて、なんだか情け
ない感じでした。18年くらい前から知り合いのきくちゆみさんがいかにも堂々としているのが、まぶしく見えました。でも、みなさ
んのプロフィールを見ると、どうも私が最年長なのです。これはおどおどしている時ではありません。

おいしいお弁当をいただいてから、シンポジウムが始まりました。直前に『チケットの売れ行きがよくない』と言うメールが主催者の
方から入っていたのですが、会場に行くとすでに沢山のお客様がいました。そして最終的には二百名以上の方が来てくださったそうで
す。私達のセミナーと違って、男性が半分くらいでした。平和活動を実際にしている人達が多いのでしょうか。

最初の研究者によるシンポジウムは、精神世界や宗教の研究者の話を余り聞いたことがない私には、なかなか興味深かったです。パネ
ラーは男性ばかりでした。各宗教を代表してと言う人選が面白いと思いました。でも、大学の先生と私が同じシンポジウムに参加する
なんて、まさに画期的です。

私は第二部に参加しました。「スピリチュアリティな生活を実践している人たち」の一人です。作家の星川淳さん、映画、『ホピの予言』の辰巳玲子さん、沖縄の聖地巡礼をなさっている比嘉良丸さん、それに私の四名でした。それぞれに自分がやっていること、思っていることを15分間で話しました。打ち合わせの時におどおどしていた自分がどのように話せるのか、私は自分で興味がありました。

まず、『私はパネラーの中で最年長です』と言う話から始めると、びっくりするほど、エネルギーがわいてきました。戦争の話から始ま
って、15分間、いつもよりももっと力のこもった話をすることができました。その後の短いスピーチでも、その時々に自分が言いた
いことを誰にも遠慮せずに言うことができました。会場の雰囲気のせいだったのかもしれません。

第3部は平和活動を実際に行っている人達、特に若い人達の短いスピーチから始まりました。この第3部が何と言っても、シンポジウ
ムの圧巻でした。みんな楽しそうでエネルギーに溢れていて、実際に動いている人のすがすがしさと優しさと情熱が溢れていました。

その後はフロアを開放して、会場のみなさんによる二分間ずつのフリートークの時間になりました。みんなどんどん手を上げて、自分
の言いたいことを言ってゆきました。様々な言葉が発せられて行きましたが、私には、そこに集まった人達全体で、大きな真理の玉を
作り出している、みんなで真実を語りだしつむぎ出している、という感じがしました。全体でひとつ、という思いを深く感じました。

私は最後の瞑想を受け持たせていただきました。自分のいつものやり方で良いとすでにわかっていたので、とても気持ち良くできまし
た。ありがとうございました。

素晴らしいシンポジウムでした。今まで、お互いに横目でお互いを見ていているだけで話し合った事の無かった人達が、同じ場所に集
まって自分達の思いをそれぞれに語る、そんな集りだったのではないかと思います。そこにあるのは議論ではなくて、お互いの思いや
考えを述べあって、それが少し自分の考えとは違っていても、それをそのまま認める、理解する、受け入れるというエネルギーでした。
そしてお互いにそれぞれに言葉に触発されあったとも思います。

私はみんな、言葉は違ってもみんな、同じことを思っていると感じました。私にとってはスピリチュアルな自分を取り戻すことがその
まま平和運動です。この仕事を始める時の私達の目的は、21世紀までに愛と平和の世界を作る、ということでした。人々がそれぞれ
に宇宙の源と繋がること、スピリチュアルな存在である自分に気づくことによって、真の平和が作られて行くのです。

宇宙の源と繋がった時、私達は自分が何をするために生まれて来たのか、自分の運命は何か、自分の使命が何か、必ずわかってきます。
その使命は必ず愛と平和のためのものであり、しかも人によって何をするか、みんな違います。ただ、平和な人生を送ることが平和の
ために使命であることもあるし、戦乱のアフリカに行って子供達を救うことであるかもしれません。私達の場合は、外国の本を日本に
紹介するのが使命だったのです。

私が会場で感じたのはワンネスでした。思いもかけないほどに、楽しくて素敵な集りでした。シンポジウムを計画してくださった皆さ
んに本当に感謝しています。ここからまた、何が始まるか、楽しみです。
ーーーーー
山川さんのメルマガはこちらでも読めます。いろいろな発見があるメルマガで私も愛読しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/yamakawa0001

2005/11/22

ケネディー暗殺から42年



をご覧下さい。このサイトからMarkさんにメールを送ると、他ではなかなか観られない貴重な映像へのリンクを教えてくれますので、ぜひやってみてください。

今日11月22日は、ケネディー大統領が暗殺されてから、42年目です。1963年11月22日にテキサス州のダラスでオープンカーに乗ってパレードしているときに銃弾に倒れた人気絶頂の大統領。誰がケネディーを暗殺したのか。私がまだ1歳のときのできごとですから、そのときのことは覚えていません。

「JFK」という映画を観たときに、アメリカって怖いなあ、と思ったけれど、その後も真相は謎のなま。公式発表では犯人はオズワルドの単独犯とされているけれど、現在これを信じている人はいません。ここにある映像を見ると、ケネディーを襲った銃弾は3発あり、それぞれ違う方向から飛んできていることがわかります。単独犯ではありえないわけですよ。

ケネディー暗殺にまつわる様々な極秘情報は2039年に明らかにされる、ということになっていますが、あと34年もあります!そのときまでに関わった人たちは、生きていないでしょうね。

アメリカという国は大統領を暗殺してもその真犯人がつかまらない国。
2001年9月11日の「同時多発テロ」だって、真実がアメリカ人すべてに明らかにされるのは、いったいいつになるのでしょうね。

The New Pearl Harbour

このサイトには私たちが翻訳した911 In Plane Siteも紹介されているし、この間ブログで紹介した「スーパーサイズミー」や、New Pearl Harbourという911の真相解明に迫った本もあり、なかなか鋭いラインアップですね。アメリカ人のお友達に教えてあげてください。

今日は11月26日の東京平和映画祭for YOUTHの当日のプログラムの入稿に追われていました。すばらしいものができあがりましたので、みなさん、お楽しみに!虎ノ門の発明会館で26日、お会いしましょう。

2005/11/13

東京平和映画祭 for YOUTH

11月26日、東京の発明会館で行われるの東京平和映画祭for YOUTHのラインアップはすごいです。
www.peacefilm.net
朝10時半から夜8時まで、3本の映画と6本のドキュメンタリーのダイジェストをお見せします。

1、ホピの予言 2004年版
2、東京原発 (これは、必見。『ホピの予言』と合わせてみると、深遠な意味が・・・)
3、ピースフィルムメドレー(私の解説で、米軍のアフガニスタン空爆極秘映像、戦争中毒とアメリカの反戦デモ、テロリストは誰?、911ボーイングを捜せ、ファルージャの証言、9NINE 憲法9条は証言する、からダイジェストをお届けします)
4、天国はつくるもの(これを見たら勇気百倍。私もあなたもできることがある!)

チケットは「ぴあ」でも買えますが、私にDMを下されば送ります(チケットと郵便振替用紙を同封します)。お得な前売券をお勧めします。料金は一般が2000円、学生が1000円(超安い!お見逃しなく)、当日はそれぞれ2500円、1300円です。
各チケットの枚数とご住所、電話番号をメールしてください。

2005/11/11

♪ もうひとりの被曝米兵:デニス・カインの場合 ♪ - 8分53秒 - 2.1MB

PodCast GIF

[Today’s Podcast is in English]
森田玄(私のパートナー)が今サンフランシスコにいっています。ジェラルドマシューに続いて、イラクで被曝した米兵や、劣化ウランの専門家に会っています。このポッドキャストは玄さんが湾岸戦争に参加した元米陸軍兵士のデニス・カインさんをインタビューしたもの。

カインさんは、他の多くの兵士と同じように、劣化ウランについて何も知識がないまま被曝し、体調をくずし、除隊しました。今は毎日どこかで自分の体験について話しながら、病気になった兵士たちが治療を受けられるよう、奔走しています。嫌がらせや、攻撃は日常茶飯事だそうです。でも、彼は行動をやめません。

湾岸戦争兵士70万人のおよそ半数が何らかの体調の不調を訴えており、その内29万人以上が障害申請を退役軍人局にしています。そして、すでに1万3千人以上が「原因不明の病気」で亡くなっています。

玄さんの「どうして具合が悪くなった兵士たちがもっと騒がないのか」という質問に対して、カインは「そうする前に死んじゃうのさ」と答えました。なんということなのでしょう。彼は日本にもやってきて証言をしたい、と言っていました。いつかお呼び出来たらいいですね。

話しは急に変わりますが、今日のごはんもまた、とてもおいしかった。一期一会の食材たちを心を込めて、(でもささっと)料理しました。ハーモニクスライフセンターで宿泊した方には、10品ぐらいのおいしい野菜料理をお出ししています。一泊2食で5千円です。最近は、シェフ(私)が忙しくなってしまったので、なかなか宿泊のお客様をお迎えできないのが、ちょっと残念。

ヒエのコロッケ(ヒエ、レンコン、人参、大根、ひじき、地粉、パン粉、塩、醤油、酒)
ひじきの白和え(豆腐、白ごま、レンコン、人参、大根、ひじき、塩、だし醤油)
間引き大根の炒め物(間引き大根丸ごと、ごま油、塩、こしょう)
春菊のポン酢和え
3分搗き米(新米)
お味噌汁(小松菜、わかめ、豆腐、自家製みそ)
納豆(ネギ、納豆)
梅干しと番茶

メインディッシュとサイドディッシュの両方にひじきがあるのは、前日のひじきの煮物を使い回したからです。同じものが続くのはつまらないですから、あまったお惣菜をまったく違うお惣菜に変身させて、次の日出します。煮物のひじきはあまり食べない子どもたちも、コロッケなら大喜び。ぱくぱく食べてくれました。春菊のポン酢和えも人気でしたね。野菜は畑からの採りたて。ありがたいですね。

2005/11/09

うちの子のおやつ

忙しい働くお母さん、こどものおやつ、どうしていますか?我が家では普通の市販のお菓子はあげません。保存料や着色料やアミノ酸などの添加物が入っていないものはないし、白砂糖の甘さも強烈。小さい体と脳にはとても危険だと思います。仕事を持つ身(しかも代役が利かない講演や原稿書き)の私としては、子どもに病気をされてはとても困るのです。なので、病気をしない体をつくる食べ物ばかり食べさせています。お陰で、今まで子どもの病気が原因で仕事を休んだことはありません。

でも、私の時間は限られている。ぱっとできて、おいしくて健康的なおやつを。今日もそれを作ったら、大喜びで、夕飯までの間、子どもたちはよく遊んでくれました。

それは、レンコンチップとサツマイモチップ。材料はレンコン、サツマイモ(家で採れたやつ)と油と塩。油は圧搾絞り(薬で溶かしたやばい油ではなく)の菜種油かごま油を。つくり方は、1ミリぐらいの薄切りにした野菜を、低温でからっとなるまで揚げるだけです。レンコンは淡いきつね色になるぐらいまで揚げたほうがおいしい。そして、自然塩をぱらぱら。油を火にかけている間に、材料を切って、揚げて、できるまで5分ぐらい。超簡単です。

そして、もちろん子どもの好きなじゃがいもでも、人参でも、かぼちゃでも、野菜チップスはおいしいです。揚げたあとは、必ず平らなバットにステンレスの油切り(足のついたあの道具、なんて呼ぶのか、呼び名を知らない。教えてね!)で、油を切ってくださいね。私の長年の料理経験では揚げ物の油切りに紙(クッキングペーパーなど)はNGです。熱が反射して、ぐにゃっとなってしまうから。上手に油を切って、パリッ、さくっ、を楽しんでくださいね。成功を祈ります。

あと、我が家の常備のおやつは、だし昆布と干しぶどう(オーガニック)とくるみ。これらは料理やパン作りによく使うので、キッチン棚にガラス瓶に入れて保存しています。そんな、かわいそう!と思いますか?だし昆布、しゃぶるとおいしいですよ。小さく切っておいてくださいね。

2005/11/05

♪ 劣化ウランに被曝した米兵の来日講演会のこと ♪ - 4分33秒 - 1.1MB

PodCast GIF

今日はポッドキャストを2回やりました。朝は浜金谷のフィッシュという海の見えるレストランから、森田玄をゲストに。そして、夜はアリレルダイナーという登戸のオーガニックレストランから、映画監督の鎌仲ひとみさんをゲストに。内容は濃いです。ぜひ聞いてください。今日は緊急の鎌仲ひとみさんのほうをまずアップします。

鎌仲さんは映画監督として活躍しているだけではなく、劣化ウランの被害を受けたイラクの子どもたちへの救援活動もされています。「劣化ウラン廃絶キャンペーン」はその多様な活動の一つで、あさって11月7日(月)夜、明治学院大学でイラク帰還米兵のマシューさんご夫妻のお話を聞く会があります。

彼らの愛娘のビクトリアちゃん(1歳4ヶ月)には右手の指が2本しかありませんでした。そのことと、マシューさんの体調不良はイラクでの従軍経験に関係があるのではないか、と尿検査をしたところ、劣化ウランが検出されました。

劣化ウラン廃絶をめざすCADU-JP(劣化ウラン廃絶キャンペーン)では、イラクの人々はもちろん、劣化ウランの危険性を何も知らされずに従軍し、被曝した米兵も同じ犠牲者とみて、情報提供などの支援をしていく予定です。

Gerard & Janis JPG

11月7日午後3時、有楽町電気ビルの外国人記者クラブで記者会見をするジェラルド&ジャニス・マシュー夫妻(撮影:きくちゆみ)

イラクでの被曝は米兵に限らず、これから自衛隊員にも起こりうる問題です。明治学院大学は最寄り駅が白金台(他に高輪台、白金高輪も近い)。ひとりでも多くのみなさんに聞いていただきたいです。私も通訳として関わっています。

11月6日にも文京区民センターでも、劣化ウランの集会があり、マシューさんがごあいさつをします。私はアテンドと通訳としてこちらにも参加しています。核は、より幼いものほど大きな被害を与えます。大人より若者、若者より子ども、子どもより赤ちゃん、赤ちゃんより胎児、胎児より精子や卵子、という具合に。そして劣化ウランの主成分のウラン238の半減期は45億年という途方もない時間です。今すぐに対策に動かないと、大変なことになります。

未だ米国政府(日本政府も)は、劣化ウランによる健康被害はない、というのが公式見解です。早くこの悪魔の兵器の使用や製造が禁止されるよう、働きかけを続けていきたい(それには、大多数のアメリカ人が知るのが一番早い!)ですね。

11月8日にデイリーヨミウリ(読売新聞の英語版)がジェラルドマシューさん家族のことを記事にしました。
http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20051108TDY04005.htm

11月22日 Japan Times - DU vet: ‘My Days Are Numbered‘
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/makeprfy.pl5?fl20051120x1.htm


CAD Logo JPG

♪ プレイムゲートPlame Gate Scandal! ♪ - 11分55秒 - 2.8MB

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「プレイムゲート」とは何でしょう?すぐに説明できる人は、米国情報通。「ゲート」というのは、「ウォーターゲート」事件のように米国政府のスキャンダルにつけられる呼び名。今や米国政府はこの問題でひっちゃかめっちゃか。ブッシュ大統領の人気も威信も地に落ちています。

答えを簡単に言うと、プレイムというのは、Valerie PlameというCIAエージェントの名前。彼女の夫が、Joseph Wilson. この名前は聞いたことがあるかもしれませんね。そう、米国の元ニジェール大使。

ことはイラク戦争直前。「イラクがアフリカのニジェールから極秘でウランを輸入していた」と示す文書がイラクの大量破壊兵器保有の証拠とされ、米国のイラク攻撃の決め手になったのを覚えていますか?結局、この文書は偽物であり、大量破壊兵器にいたっては、もう永久に見つからない、と米国政府自身があきらめています。

その文書が発表されたとき、「あれは偽物だ」と大騒ぎしたのが、ウィルソン大使。大使がマスコミに告発をし続けるので、窮地に立たされたホワイトハウスの誰かが、大使の妻の身元をバラして報復したわけです。CIAエージェントの身元は極秘なので、これは違法行為。そのことが今になって大問題になり、その責任者のひとりとして、チェイニー副大統領の首席補佐官のリビーが辞任。でもこれはトカゲの尻尾切りにすぎません。

これまで共和党政権の大スキャンダルは、ウォーターゲートやイラン・コントラゲートなどがあるけど、前者は大統領の辞任まで行き、後者はトカゲのしっぽを切るだけで、レーガンやブッシュパパは安泰だった。こんどはどういう結末になるのかしら。

この事件の最大のポイントは、ブッシュ大統領やチェイニー副大統領の漏洩や情報のねつ造への関与。部下が勝手にやったことなのか(なんてのはあり得ないと私は思う)、それとも彼らの命令に従っただけなのか。

とてもいい仕事をしているフィッツジェラルド判事に、エールを送ります。日本のメディアももっとわかりやすく報道してね。今の報道の仕方では、ことの重大さが伝わらない。これではっきりしたのは、イラク戦争はまったく理由なき戦争だったこと。「大量破壊兵器があるのだから、武力攻撃も仕方ない」とのたまったどこかの首相も、自分の判断ミスを恥じて、自衛隊を即時イラクから撤退させ、ご自身は辞任すべき、と私は思います。

日本の自衛隊を戦後はじめて、嘘で始められた戦争の戦地へ送ってしまった責任は重い。日本は中東やイスラム諸国とはいい関係だったのに、今やアメリカと同じ敵国にされてしまいました。これで米軍再編と改憲で自衛隊が米軍の手足として自由に動き始めたとき、私たちはテロに怯える日々を過ごすことになります。そんなのは、いや。別の道を必ず見つけよう。改憲を阻止し、平和省を創設、とかね。

2005/10/31

♪きくちゆみの地球平和ニュースまもなく創刊 ♪ - 9分02秒 - 2.1MB

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ロンドンから戻って平和省のことばかり考えていたら、夢にまで出てきてJUMPという名前を授かりました。夢によれば、それはJapan United for a Ministry of Peaceという意味らしい。そろそろそういう運動を日本で立ち上げろ、ということなのでしょうか。

まだ、どのように平和省を創設するのか、見当がつきませんが、とりあえず興味のある人を募り、アメリカの平和省運動と同じように、草の根直接民主主義ーすなわち、それぞれの地域(都道府県)の人々が結集して、その地域選出の国会議員に働きかけて、実現するーの王道を一歩一歩進むようなやり方がいいかな、とイメージしています。

平和省のことはこれから、「きくちゆみの地球平和ニュース」で書いていきますので、まだの方はぜひご登録ください。
http://globalpeace.jp/#webmag

国際評論家の小野寺さんという方が、私のメルマガ創刊のことを、いち早くとりあげてくれました。面識はないのですが、辛口の鋭い批評をなさる人なので、こんな風に紹介されると、ちょっとびっくりしました(もちろん、うれしいです)。
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国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」メールマガジン
http://www.mag2.com/m/0000154606.html
わかりやすい!面白い!得をする!政治経済の裏にある
「あなたが絶対に知らない」ような情報を発信します。
このマガジンを読むと政治経済の謎が解けるでしょう。
独創的な情報分析マガジンです。
過去記事http://blog.mag2.com/m/log/0000154606

911ボーイングを探せ: http://www.wa3w.com/911(ものすごいDVDとビデオ)

きくちゆみさんという、情報のエキスパートの環境活動家の人の
メールマガジンが創刊されたそうなので紹介します。
この人の情報収集能力や、的確な判断能力はすごいと思います。
「戦争中毒」という本は、すごいし
圧巻は、有名な、『911ボーイングを捜せ』という映像ビデオです。
うまくいけば、彼女の講演で、「911ボーイングを捜せ」は、上映している
ので観ることができるでしょう。初めて観た人は、「いかに自分はマスコミ
にだまされてきているか。虚偽を信じ込まされていたのか」を悟ると思います。
(後略)
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11月1日創刊予定(あ、もう今日だ)なので、よろしくお願いします。Open Japan Boomerangのほうは、バウさんのテンポで、バウさんの情報(とても大切な未来のことです)をゆっくり配信していきますので、そちらも継続してお読みくださいね。

今日のポッドキャストでは、私のコンピュータのサポートをしてくれているDamien Andrewsさんが初登場。彼は食べ物の大切さ、食べ物と環境や平和のこと、アメリカで話題の映画『スーパーサイズ・ミー』について話してくれました。この映画ご覧になりました?マクドナルドを1日3色食べ続けた人がどうなっていったかを克明に描いた作品ですが、皮肉にもアメリカの映画館の殆ど(日本もそうかも)にはファーストフード店が併設されています。いったい、どれぐらいの映画館がこの作品を上映できたのでしょうね。

食べ物と健康のことを調べている私の友人が、ベジタリアンの人と肉食の人の平均寿命について教えてくれました。完全ベジタリアンだと肉食の人より14年長生きするそうです。肉は食べないけど、魚や卵や乳製品などは食べるベジタリアンだと7年。私はこれだ。そんなにはっきり出るとは、ちょっと意外。原典がどこにあるのか、何の統計なのかちゃんと聞かなかったので、もう少し調べてみます。

それよりも恐ろしかったのは、福岡の養豚農家のおはなし。コンビニで廃棄されたお弁当やおにぎりをえさにしていたら、子豚が死んだり、奇形や病気になってしまって大損害を被った、という西日本新聞の記事。

食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために

コンビニ弁当などは時間で捨てられますが、腐っている訳ではないので、もったいない、えさ代を節約しよう、ということでやったらしいのです。豚と人間は同じではないでしょうが、毎食コンビニ弁当という人はちょっと考えた方がいいかもしれないですね。

今しがた、東京平和映画祭のミーティングから夜中過ぎに戻ったら、5歳の娘が布団の中でしくしく泣いていました。おかあさんがいないから、ということ。金曜日、土曜日、日曜日、そして月曜日と続けて4日、講演と会議で外出が続きました。まだまだ子どもたちは小さいのでもっと一緒にいたいし、寂しい思いはさせたくありません。抱きしめて、「ごめんね、ごめんね、でもどんなに遅くなっても必ず帰ってくるからね」と伝えます。と、安心したようにすーっと眠りました。今私がやっている仕事(講演など)は、子どもの未来がかかっているので、やめることはできません。究極の選択はやはり、大変だけどなるべく子どもたちを連れて行こう、と思い直しました。

そんな私のことをある漫画家夫婦が、こんな風に描いてくれました。
ーーーー
白六郎です。
かみさんが、きくちさんをテーマにしたエッセイを書きました。
私がカットを描く、夫婦合作のページです。↓

http://aerowm.org/gender/gender20051023.htm

似顔絵という意識はないので、似ていません。
あしからず〜(^_^;)
ーーー
こんなに若くないし、足も長くないから、似てないですー。でもすごくよく私のことを理解してくれて、とてもうれしい。

2005/10/25

ホピ、イロコイ、キノコ採り&脱穀

10月21日、ロンドンから成田に戻ったその足で、喜納昌吉さんの主催したシンポジウムにいってきました。星川淳さんやベンジャミン・フルフォードさんや保坂展人さんとご一緒に、沖縄、アイヌ、イロコイとホピの人々と輪を囲んで、平和や憲法9条について語り合いました。一人の発言はほんの数分間だったので、私はロンドンの第1回国際平和省会議の報告だけをしました。一番うれしかったのは、現役の国会議員である喜納昌吉さんと保坂展人さんのお二人が平和省のアイデアに賛同してくれたことです。

鉄は熱いうちに打て。今週中には文書をつくって、平和省をつくる超党派議員の会を小さく形にしよう!そうそう、ベンジャミンさんが中丸薫さんと一緒に書いた本はちょうどロンドンへ行く途中で読んだけど、とても面白かった。『泥棒国家日本と闇の権力構造』というタイトルで、徳間書店から。まだの方はぜひ。『911ボーイングを捜せ』についても、かなり詳しく触れています。ベンジャミンは日本人より日本を愛しているかもしれないカナダ人。

シンポを無事終わってやっと帰宅。子どもたちは淋しかったせいか、二人とも私の上に乗っかってきて眠りました。一番下の子は普段しないおねしょまで!やっぱり、子どもなりにおかあさんがいないことは、ストレスになっているのかな。これからは、なるべく家にいるからね。そして一緒にどこへでも連れて行くからね(静かにできるのなら、それこそどこへでも連れていくのだけど)。

さて、翌日はなんと益岡賢さんとステファニーさんが遊びにきてくれました。前から遊びにくる、といっていたのだけど、超多忙な人でなかなか実現しなかったのが、やっと実現。私がこの日しかあいていないからぜひ、と半ば強制的に来てもらいました。実は彼は知る人ぞ知る、キノコ博士。私が彼に俄然興味を持つようになったのも、初めてお会いしたときに、珍しいキノコ(彼が採取し乾燥したもの)をもらい、その料理のレシピ(ビシソワーズに細かく砕いて入れる)通りにつくってみたところ、とてもおいしかったのがきっかけ。私はとても食いしん坊なので。

もちろん、翻訳家としての彼の仕事は素晴らしく、彼の訳したアメリカの外交政策を批判した本(ウィリアム・ブルムの『アメリカの国家犯罪全書』とか)は殆ど読んでいます。最近の作品では『ピーク・オイル』は必読です。ためになるのはもちろん、読み物としても面白かった。この本は、丸の内のビジネスマンが結構読んでいるらしい。それはいいこと。

で、今晩は彼が採ってくれたカラカサタケ?とかいうキノコを料理します。毒キノコじゃないよね、博士。(もしこれで私たちが具合悪くなったら、犯人は益岡さんです)。キノコは奥が深くて、一度教わったぐらいじゃ、毒キノコと食用キノコの見分けがつきません。xxモドキとか、本当にそっくりさんがたくさんあるのです。だから、私たちは自然のキノコには手を出しません。我が家では椎茸を栽培しているので、食べるのはそれだけ。

二日続けて晴れたので、昼間はロンドンへ行く前に刈った稲を脱穀しました。ちょうど平和の旅人・アコちゃんが戻ってきてくれて、手伝ってくれました。すごーくお天気がよくて気持ちよかった。今年は5枚の棚田のうち、2枚が土砂崩れで埋まってしまったので、収穫量は減って3俵弱。それでも大切に食べれば、また1年間私たち家族のいのちをつないでくれます。あ、元気な子どもたちが帰ってきました。今日は搗きたての新米を炊こう!!ここで田植えや稲刈りを手伝ってくれた方は、新米をごちそうしますので、連絡をくださいね。

2005/10/20

第1回国際平和省会議(ピープルズ・サミット)

メールで流したものをブログにもアップします。ちょっと長いけど読んでください。

Ministry for Peace

2005年10月18日(月)

ロンドンの朝は暗い。5時半に目が覚めたので、メールをチェッ クして早めの朝食を済ます。8時にホテルを出て会場の1 Birdcage
Walkに向かう。政府関係の建物が密集する地区だ。8時半には到着し9 時始まりの会議に一番のり。11カ国から40名弱が参加している。 ヨーロッパからは英国、オランダ、イタリア、スペイン、中東からイス ラエル、パレスチナ、ヨルダン、北米からアメリカ、カナダ、オセアニ アからオーストラリア、アジアから日本。日本からは私と佐々木良夫。

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第1回国際平和省会議(2005年10月18-10日、ロンドン)の11カ国からの参加者
前列中央がジョン・マクドネル英国議員

参加者全員に配られた会議資料の中には、各国のペーパーに混じって日 本国憲法前文と第9条の英文がちゃんと入っていた。(うれしい!)

イギリスの平和省の推進者である英国議会のジョン・マクドネル議員の 挨拶で会が始まる。会の進行はトランセンド(日本でも活動している) のカイ・ジェイコブソン。まもなく、これは会議というよりは、全員参 加型のワークショップであることに気付く。

カイが「この会議の基本ルールは、互いをサポートすることで、私たち はそのために集まっている」と一人一人に目を合わせながら伝える。平 和を実現しようとする者として最低に守るこルールを確認。具体的には:
1、誰かが話しているときは、他の人は傾聴する。
2、みんなの時間を大事にするため時間を厳守する。
3、会議費用は寄付で賄っているので余裕がある人は寄付をする。

会を進める前に戦争や暴力によって影響を受けた(殺されたり、心身を 傷つけられたり、家や仕事を奪われたりした)人たちのために黙想をす る。その静けさの中で、最初の質問がされる。

「なぜあなたはここに来たのか」。

一人2〜3分以内に自己紹介を兼ねて、なぜこの会議に参加しているか を語る。紛争地域の人や、戦争経験者は戦争では何も解決しないどころ か問題を悪化させているから、という理由が多い。私は911事件以降 やってきたことをざっと話し、クシニッチに出会い「平和省」という考 えに触発されたこと、平和憲法のある日本にこそ平和省がふさわしいと 思うにいたったこと、世界各地で平和のために働いている人たちと友だ ちになりたいことの3つのを理由にあげ、ともかく戦争を過去のものに したいのだ、と結ぶ。40人がそれぞれの思いを語ると、あっという間 に時間が過ぎ、最初のコーヒーブレーク。

おいしいクッキーとコーヒー、紅茶の休憩で参加者同士のおしゃべりが 盛り上がる。ブレイクのあとは、平和省の運動の先駆者からの報告を聞 く。

1、米国 発表者:ドット・メイバー、マイク・アトキン(ピースアラ イアンス)
先月、全米の40州から500人を集めた平和省会議を大成功させた。 平和省設立法案HR3760(S1756)はすでに米国議会に提出済みで、 この法案を支持する議員も草の根ロビイングによって増えている。ブッ シュ政権下での可決は難しいが、アメリカ市民の過半数が支持するよう な運動になることで実現を目指す。50州のうち、49州ですでに州の コーディネーターが活動しているアメリカは、この運動の先駆者。平和 に投資するという考えを広める。暴力と戦争の現実を変えるには、何を 買い、どこに投資するかのすべてにおいて、平和を優先させることが重 要。

2、カナダ 発表者:ソウル・アーベス、ペニー・ジェイ(平和省ワー キンググループ)
来年の6月21−22日にはビクトリアでの第2回国際平和省会議が決 まり、この準備をする過程で運動が加速するのを期待。法案はすでにで きているが、まだ議会には提出されていない。ロイヤルローズ大学が強 力なサポーターになっていおり、大都市バンクーバーと首都のオタワに 事務局ができた。

3、イギリス 発表者:ダイアナ・バスターフィールド、エリザベス・ ドウス(英国平和省)
アメリカの動きに触発された地方議員だったダイアナがこの運動を始 め、労働党左派のマクドネル議員を動かして、法案の提出にこぎつけ、 平和マニフェストも発表した。まだ草の根レベルでの認知はされていな いので、これからどうやって広げていくかが課題。平和はトップダウン では根付かない。あくまでボトムアップ。草の根の支持があって初めて 実現する。

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古い友人ジョー・ベリーも平和省運動に参加していて、驚きの再会。彼女の父親は英国議員でIRAのテロで殺害されたが、彼女は犯人と共に「平和の架け橋」という運動を立ち上げた本当の勇気と愛のある女性。

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昼食を近くのカフェで過ごした後、午後2時からは平和省のシミュレー ション。平和省が設立され1年がたったと仮定。この間に成し遂げたこ とを小グループに別れて議論する。平和省が政府の他の省(教育、防 衛、財務、環境、福祉)にどんな影響を与えたかをグループごとに発 表。このワークにより、平和省の役割やなし得ることが見えてくる。

平和省は他の省の仕事を奪うのではない。関連する省(国防、社会福 祉、教育、財務、環境、法務、自治など)の仕事を調整し、より平和的 な手法を取り入れさせたり、非暴力の原則をアドバイスしたり、平和を 実現した成功例を個人、グループ、コミュニティー、国、国際紛争レベ ルで調査し、サポートし、関係する省に情報提供する。

思えば、かつて環境省はなかった。今はどの国でもある。平和省も実現 する時がきている。戦争よりもより良い解決法、より効果的でコストも 少なくてすむオルターナティブがあることを、政府の決定に反映させる のが、平和省の仕事だ。とくに、問題解決に武力をすぐに使いがちな米 国では、平和省の実現は重要だ。

午後のコーヒーブレイクのあとの最後の課題は、平和省が実際どのよう に機能するかを、平和教育、コミュニティの争い(問題)、メディア、 国際紛争のテーマで、それぞれ興味のあるテーブルについて小グループ 議論し、具体的提案を発表する。

最後の課題は、これまで体験したキャンペーンで、うまくいった例の共 有。平和省の運動に限らない。これは発表する時間がなくなり、各自へ の宿題とされる。明日の朝、箇条書きにして提出することに。

予定の時間をややすぎて、6時に会議が終了。首相官邸(ダウニングス トリート)や女王のバッキンガム宮殿などを見物しながらし、全員一緒 に夕食をするために予約したイタリアレストランへ歩いて向かう。イギ リスは食事が高くてまずい、ともっぱらの評判だが、ここはなかなかお いしかった(値段も高かった)。40分以上歩いて、おなかが空いてい たせいかもしれない。

夕食が終わると、アメリカのネットラジオ(PodCast)に会議の報告をすることが急に決まる。平和省の運動が国際的な動きになってきて いることを、アメリカ市民にアピールするためだ。各国から一人ずつ、 簡単な報告を公衆電話から国際電話でする。小雨の中、公衆電話の周り に世界各地から集まった20代から80代までの老若男女が列をつくっ て、盛り上がっている様子が、おかしくてたまらなかった。

こうして、長い一日は笑いの中で終わった。(明日に続く)
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2005年10月19日(水曜日)

平和省会議2日目は昨日と同じ建物のもう少し広い部屋で全員でコの字型になって会議を進める。会場のセッティングを変えるだけで雰囲気ががらりと変わり、ちょっと緊張する。少人数でテーブルを囲む昨日のセッティングのほうが、気楽だ。

午前中はまずどうやって国際ネットワークを作るか、という課題。ホームページ、メーリングリスト、ニュースレターの作成などの具体的なことから、国際ネットワークがあることのメリットとデメリットまで、意見を出し合う。会議が終わるまでに、誰が何をやるかを決められるのだろうか。そして、この会議の宣言文をまとめて、英国議会に提出できるのだろうか。40人一緒の会議進行は、なかなか大変だ。

日本ではピースボートがイニシアティブをとっている紛争解決NGOの国際GPPACの創始者のポールが、国際組織を作る際に気をつけるべきことについてアドバイスする。彼のアドバイスに留意しながら、今回の会議の最大の目標に着手する。なんらかの平和省の国際組織の構築と、今日の夜までに採択する宣言文の起草だ。

国際組織(名前は何であれ)をつくることには参加者全員がすぐ同意したが、名前を決めたり、全員で宣言文を練るのは難しい。結局、全員での作業はあきらめ、4人のドラフト委員会を作り、プロのライターを中心に専念してもらい、その後で採択することにする。

その間残ったメンバーは、第2回サミット(2006年6月20−21日、ビクトリア、カナダ)、平和省ができうるすき間の仕事、パートナーさがし、決定プロセス、資金集めなどの課題が与えられ、自分の興味のある課題ごとに小グループになり、討論し、発表する。私は第2回サミットを選び、資金集めについてとメディア対応について提案したところ、合意される。

昼食後、ドラフトグループが戻ってきて、みんなにたたき台を渡す。全員でもう一度文言を確認しながら、最後にはこんな宣言文になった。
*********
第1回平和省ピープルサミット      2005年10月19日/ロンドン
(訳:きくちゆみ *なので誤訳に注意!)

今日ここに、私たちは平和省を世界中の政府の中に創設する国際的イニシアティブを発表する。あらゆる種類の暴力が増えている。これまで、そして現在行われている平和構築の成功例をさらに広げながら、責任ある解決法を見つける緊急なニーズがある。

この国際的イニシアティブは、すでに存在している国レベルの平和省キャンペーンのためにリソースとサポートを提供し、同時に他の国で同様の動きが出てきたらそれを支援する。

平和省の役割は国ごとに違うが、基本的な機能は同じであろう。
1、平和的文化を育てること
2、すべてのレベルの紛争に対する非暴力的解決方法を調査し、明確化し、実行するのを助ける
3、あらゆる人々に平和構築と紛争の変容のトレーニングをするためのリソースを提供する

下記に署名した私たちは、平和の文化へと向かう私たちの旅において、互いをサポートし勇気づけ合うこと、情報を共有し、互いの経験をより豊かにすること、互いに傾聴しあい、私たちの共通性と違いを祝福することを喜んで誓う。

すでに平和省のキャンペーンがあるグループ:
オーストラリア(平和省)、カナダ(平和省のためのワーキンググループ)
イギリス(平和と紛争解決省)、アメリカ(ピースアライアンス)

サポートグループと個人:イスラエル代表団、ビニ・デリ(イタリア)、ダマフール連盟(イタリア)、きくちゆみ/佐々木良夫(グローバルピースキャンペーン、日本)、アンク・メスリテ(平和の家、オランダ)、ポール・バントンゲレン(ヨーロッパ紛争解決センター、オランダ)、ゾグビ・ゾグビ(パレスチナ紛争解決センター)、ルーマニア平和省イニシアティブ、ジョー・ベリー(平和の架け橋、イギリス)、ロルフ・キャリエ、シモネッタ・ピッタルガ
*******
無事、宣言文が全員一致で採択されると、この会議のオーガナイザーのダイアンさんに感謝の花束を贈る。こんなことを予測してなかったダイアンは涙、涙。

Big Ben JPG

会議室を後にして、雨にぬれながら英国議事堂に向かう。ここでイギリス市民向けに平和省会議の成果を発表することに。よく絵はがきになっている有名なビッグベンがある建物だ。中に入る警備は厳重で、議事堂の外に作られた二つのセキュリティチェックのために雨の中、長い列を並ぶ。

無事中に入ると、さすがに古い歴史のある建物で、興味深い。議事堂の中の会議室を使うには国会議員と一緒でないと中に入れないので、みんなでジョン・マクドネル議員の到着を待つ。このあたりも日本と似ている。

グランドコミティールーム(大委員会室?)は一般市民で満員だった。マクドネル議員から議会での平和省法案の進捗状況の説明の後、ダイアンが2日間の第1回国際平和省会議の報告を始める。本当ならロンドンに来ることになっていたクシニッチ議員のメッセージビデオを流す。米国議会の会期延長でこられなくなったのだ。続いて、マリアン・ウィリアムソンからのメッセージビデオを見る。さすがにこの運動のリーダーだけあって、話しを聞くだけで勇気づけられる。

Marianne Williamson JPG

第3回全米平和省会議ですばらしい進行役を務めたマリアン・ウィリアムソン。いつか彼女も日本に呼びたい。

議事堂では11カ国の参加国のうち、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本が報告することに。最後に私の番がまわってくる。まず、911以降、グローバルピースキャンペーンをどうして始めたのかを話す(実は、そのときロンドンに別れた子どもたちがいたからなのだ)。それから、クシニッチに出会い多いに触発され、誰も彼のことを知らない日本でクシニッチの本まで出したことを話すと、笑われる。そして今、日本政府は日米同盟を強化し、戦争のできる普通の国になるために憲法を変えようとしていることを伝える。憲法9条の条文を読み上げ、これは未来からの贈り物であり、人類が目指す理想であり、世界のすべての国が採択すべきものなのだ、と訴える。その瞬間、会場から大きな拍手がわき起こる。憲法9条を、これから平和省の運動を通して、世界の憲法にしよう!

Dennis & Walter JPG

アメリカで最も尊敬されているジャーナリストの一人、ウォルター・クロンカイトとデニスクシニッチ。クロンカイトの平和省賛同は、多くの人を勇気づけている。

私の発表が終わると、次々とイギリス人がやってきて、握手を求められた。同じ英語でもアメリカ英語とかなりアクセントが違うので、通じるかどうか心配だったが(例のごとく、ぶつけ本番のスピーチ)、どうやら通じたようで、ホッとする。

このスピーチにはおまけがついた。日本の憲法9条を守るために、何ができるかみんなが話し始めたのだ。そして、改定されるまえに日本で平和省の会議をもってはどうか、という提案がこの会議のファシリテーターのカイからされたのだ。来年の5月あたりにどうか、という話しがディーナーの席で盛り上がる。実現できたらどんなに素敵なことだろう。日本に帰ったら、さっそく9条の会を始め、興味をもってくれそうな人たちに相談してみよう。

Marianne & Yumi JPG

平和省運動の重要なリーダーで、ベストセラー作家のマリアン・ウィリアムソン

長い一日が終わって宿に戻ると、とっくに真夜中を過ぎている。図書室の私の席の隣ではアメリカチームがネットで報告を書いている。私の撮った写真もさっそくアメリカに送る。インターネットの時代の国際会議は、昔とは隔世の感だ。ありがたきこと。

明日、日本に戻ったら、成田空港から明治大学へ直行する。大学会館8階で夕方から行われるシンポジウムで、この会議のことを早速発表したい。イロコイ連邦、ホピのエルダーもやってくる。魂の兄の星川淳さんも一緒だ。東京近辺の方は、ぜひいらしてくださいね。たぶん、くたびれた顔をしていると思うけど、それは勘弁。

きくちゆみ@雨のロンドンにて

2005/10/18

ロンドンにつきました

久々のロンドン。上の二人の子どもたちがロンドンから日本に戻って以来、初めてです。直行便とはいえ、12時間のフライトは長かった。ヒースロー空港から町中へは乗り馴れた地下鉄で。宿はWarren Street駅の近くのインディアンYMCA。その名の通り、客の9割以上がインド人で、併設のレストランのメニューもインド料理のみ。1部屋二人まで泊まれて、1泊77ポンド(1万7千円ぐらい?)なので決して安くはないですが、ロンドン中心部で個室にシャワーとトイレがついて、食事付きですからこれぐらいで仕方ないのかもしれません。

国際平和省会議に参加している人たちは全員ここに滞在しているはずなのですが、まだ誰にも会っていません。会議は明日からですが、みんなどこにいるのでしょうか。私は2階の図書室にあるネット回線を使って、これを書いています。もう日本時間だと朝4時半。飛行機の中では眠れなかったので、あと2時間眠らずにいたら、昨日の朝から24時間連続して起きていることになります。でもこうすると、明日の朝には時差ぼけが治ってしまうのです。だからあと少しがんばって、起きていよう。今晩はぐっすり眠れることでしょう。

空港とホテルと会議場を往復するような旅だけは絶対したくない(私の好きな旅は行き先を決めない、いきあたりばったりの旅。時間の許す限り気の向くままあちこちを回る旅)、と思っていましたが、最近はそのパターンが増えました。子どもを家に追いてきているので、それも仕方ありません。会議が終わったら家にトンボ帰りします。それだけのものをつかんで、帰りたいです。

飛行機の中で読んだ米原万里さんの本にも、会議通訳者として空港ー飛行機ーホテルだけを往復する旅を嘆いている米原さんの体験談がでてきました。でもそれはちゃんとしたギャラをもらっている仕事の旅だから、まだまし。私のように全部自費で遠路はるばる国際会議にやってきて、一切観光もなにもせずに戻るのは、もったいなくってしかたありません。

2005/10/14

パキスタン、共謀罪、SOS

昨日から稲刈りです。今年は台風と大雨で5枚の棚田のうち、2枚が崩れて埋まってしまいました。それでも黄金に実ったお米は実に美しく、ありがたいものです。これが私たち家族のいのちをまた1年間、支えてくれます。

我が家の被害はこの程度ですみましたが、津波、地震、ハリケーンと、世界中では大災害が続いています。パキスタンの「オバハン」こと督永さんからの報告はすさまじいものです。で、明日(もう今日だ)写真家の森住卓さんが現地入りします。そのとき督永さんにお金を直接渡してもらう手はずを整えました。一番早く現地に届きます。現地の救援活動を支援したい方は、こちらへ:ハーモニクスライフセンター 00110−1−144224 通信欄に必ず「パキスタン大地震救援」と書いてください。

以下はパキスタンの督永さんからの報告です。
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 皆様お見舞いを有難う存じます。
 今朝も3時前から現地バラコットへ行き、たった今、ヘロヘロで帰って来ました。 初日からの睡眠時間がこたえてきたかな…という感じ。 バラコットでは谷間を挟んで広がっている街がほぼ全壊、4年前に見たアフガンの首都カーブルの崩壊とは質の違うショックを受けました。オバハンたちが昔、泊まった川沿いのホテルは影も形もない。ようやく軍隊が活動を開始しているものの、全般的に救援活動が 進んでいないので、崩壊した家々に埋まったままの遺体からただよう死臭が街全体をお おう凄じい状況。
 完全に崩壊した建物の下には遺体がそのままで、道路に面した場所では圧死した人の足が見えていたりもする。それが1ヶ所だけではないし、布をかぶされているとはいえ、遺体が道路や人々の肩に担がれ右往左往して芋の子を洗うようなバザール。しかし、しばらくすれば鼻がなれてしまうものの完全な死の街。
  被災者たちは地震による崩壊で受けた些細な打撲傷や裂傷は、地震後4日で化膿。手の付けられない状況になっている。僅かな裂傷が手の切断にもつながりかねない現状 に、オバハンたちは手の施しようもなく無力さと、むなしさのみを噛み締めました。医者と看護士がないかぎり、ささいな傷の手当てもままなりません。
 傷の多くは、打撲と骨折、裂傷が化膿したもの。完全ボランティアの医者や看護士が欲しい!!!

出来るだけ広く、お知り合いにも配信してご協力ください。
また、報道関係にお知り合いがある場合には、そちらへもご連絡を下さいますようお願い申し上げます。

パキスタン大地震支援
www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/pakistan.htm/

Pakistan JPG

トクナガ
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医者と看護士が日本から完全ボランティアで行くのもいいですが、現地で募集すれば同じ費用でより安く、言葉のわかる医者や看護士が派遣できるはずです。日本の一万円がパキスタンでは何倍もの価値になりますから、今は現金を送るのがいいと思います。古着を送るより、日本で古着を売って、そのお金を送る(そうすれば現地調達できる)、とかね。森住さんは、写真をとって現状を伝えるために、パキスタンへと向かっています。それぞれができることがあるはず。今動きましょう。私たちは助け合うために生まれてきている。戦争、殺し合いはもうたくさん。

さて、もう一つはミュージシャンの友人ZAKIさんから。共謀罪に反対の方もキョウボウザイって何?って方も、あさって10月16日、渋谷ハチ公前に午後1時集合!彼の熱い呼びかけに応えてください。共謀罪は一言で言うと、戦前の治安維持法のようなもの。
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ZAKIです。

共謀罪法案を成立させたくないので、 出来るだけのことをやります!
16日(日) 13:00時 飯を済ませて渋谷ハチ公前集合!

持ち物。 好きなメッセージを書いたプラカード
または自分ちのウチワに白紙の紙を両面に張ったもの。 
小泉のマスクや怖いマスク、可愛い仮装など、自分の仮装グッズ。 
音の出る鳴り物。

みんなで集まって楽しく、そしてワイワイ目立つ形でアピールしようというコンセプトで、色んなことをやっちゃおう、という形です。
(マスコミにも声をかけますので)

「共謀罪反対 仮装ストリートライブ&パフォーマンス」

ストリートゲリラ的に歌を歌ったり(歩きながら)、マイクで共謀罪コントとかをやりながら(もちろん真面目な話もOK)”仮装行列”で人の多いいくつかの駅前を練り歩く!
好きなメッセージを書いたプラカードを持ってきてください。
家にあるウチワの両面に、無地の白紙を貼り付けた物もいくつか持って来てください。
一つのウチワに1文字ずつ大きく、 共  謀  罪  反  対  と5枚で読めるように書いてみんなで掲げる!
駅を移動する電車の中でもウチワをかざして行く! とかもやりたい。

仮装はもうなんでも有りで、例えば、共謀罪と凶暴をかけて、仮装パーティーで使うようなゾンビとか怖いマスクや小泉のマスク
(凶暴なマスクの中に小泉!)をかぶってでも良いし、(これは顔を知られると恥ずかしい人にはぴったり!)仮装パーティーよろしく何に化けてもOKっ!!と同時に例えば、ミニーマウスとか可愛い仮装の人が、18日に提出する署名も集める!

何か片手に持てるデンデン太鼓とかきれいな音のする鳴り物も持って来て、目立つように鳴らしながら移動!
この行動を例えに、模擬的に「共謀」を視覚化できるコントを考えてしゃべるのも良し!

ストリートでの大事なポイントは、営業中のお店の前などに長居したり、通行の迷惑をかけないこと。
さっと移動できる体勢でやる。これストリートミュージシャンの基本です。

というわけで、ミュージシャンZAKIが広くみなさんに呼びかけますので、10月16日(日)、渋谷ハチ公前に午後1時、ごはんを食べてから集まってくれー!(あちこちに転送してください。)

平和活動のMLに限らず、共謀罪に反対している沢山のブログにコメントで声を掛け合い、アクションに参加する人達を募って行きます。17日(月)の盗聴法に反対する市民連絡会の院内集会
http://tochoho.jca.apc.org/index.html
などの集会に参加することも同時に呼び掛けて行きます。
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私は10月17日からロンドンで開催される第1回国際平和省会議に行きます。10月15日は我孫子市民会館で午後1時から、16日は新浦安のダイエー4階で午前11時から講演しています。このとき、パキスタン救援募金も集めますので、お近くの方はぜひ。

2005/10/05

こどもが突然病気をしたら?

先日、保育園から電話がかかってきて、娘が具合が悪いので迎えにきてほしい、ということでした。聞くと朝から3度も下痢をしたとのこと。下痢はその前の晩からはじまっていましたが、朝は元気なので送り出しました。

原因はわかりません。前の晩はホテルで外食をして、家族で同じものを食べているのに誰も下痢をしていないので、食べ物のせいではなさそうです。痛みも熱も無く、本人は元気なので、そのまま家にいて様子を見ます。

午後になっても下痢は続き、その度にトイレで娘と会話します。5歳です。
「おなかが大掃除をしているのよ。悪いものを食べると、こうやって急いで出してくれるの。体ってすごいね」
「じゃあ、出したらなおるの?」
「悪いものが全部出たらなおるよ。あんなちゃんの体は、自分で自分を治す力があるんだよ。すごいよね」
「うん。すごいね、あんな」
といいながら、おなかに私の手をあてます。すると気持ち良さそうにしています。おなかの痛みがあるときは、小型アイロンを低温にあたためて、靴下などを被せ、洋服の上からあててあげれば、痛みが和らぎます。(痛みが増すときは即やめる)

その日の夜には下痢は治まり、ごはんも普通に食べられるようになり、翌日は元気に保育園に行きました。

こんな風にして、こどもたちが病気をしたときは、いのちのしくみをわかりやすく教えています。それによって、こどもは体の異変を恐れることなく、その経過を冷静に体験し、自分の体の中にある「自然に治っていく力」に気づき、自信がついていきます。下痢や発熱などの体調の異変はうれしいことではありませんが、我が家ではとても大切なことをこどもに伝えることができるチャンスと捉えています。

解熱剤や下痢止めなどを使わなくても、体はちゃんと治っていきます。もちろん、経過をよく観察することと、適切な自然の手当をすることが大事で、症状が治まらないときには対処療法も必要になります。が、あくまでも病気を治すのは本人の免疫力であって、薬や手術はあくまでも症状を止めるためのものです。根本治療ではありません。そのことを親が知っていること、それを子どもに伝えることは、とても大切だと思います。
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さきほど、京都から戻る新幹線の中で読んだ本:『憲法を変えて戦争に行こう という世の中にしないための18人の発言』岩波書店 定価500円は、とてもよかったです。タイトルがいいよね。ハッとして。
*京都の憲法9条メッセージプロジェクトのイベントは、なかなか元気の出るものでした。各地のこういう取り組みがつながっていくといいですね。年齢はやや高めでした。

2005/09/19

♪ 第1回平和省会議は大盛況 ♪ - 55分13秒 - 12.6MB

PodCast GIF
9月19日に明治大学で行われたデニスクシニッチの電話講演と質疑応答はこのブログのタイトルをクリックすれば、聞けます。

今さっき、友人宅に預けた子どもたちを迎えにいき、帰宅しました。明治大学で行われた「日米に平和省を! 戦争のパートナーから平和のパートナーへ」にはスタッフを含めて100名を越える参加者があり、用意していた教室は満員御礼で熱気が溢れていました。携帯電話から国際電話をし、クシニッチ議員の声をうまくマイクで拾い、会場全体に聴かせることができるかどうか、とても心配でしたが、ダミアンさんのお陰でうまくいきました。ダミアン、いつものことながら、ありがとうございます。

Audience JPG
11時から始まったスタッフミーティングには15名もの参加があり、まずそこで私はおどろきました。事前にスタッフを申し出てくれたのは3名だったからです。その5倍も来てくれました。それから、開始時間前からぞくぞくと詰めかける参加者たち。やはり、クシニッチの生の声を聞きたくてきてくれたのでしょうか。広報はメールでしかできなかったので、本当に驚きました。私の予想は最大でも50名ぐらいと思っていたので、資料も50部しか用意しませんでした。予想を遥かに越えることが起きたのです。

日本で平和省構想を早くから発表してきた伊藤隆二さん案についての大塚さんの発表、冨田くんの映像、クシニッチのCNNインタビュー、クシニッチの講演と質疑、地球平和公共ネットワークの小林正弥さんと軍縮地球市民の間宮勇さんのパネルと時間通り進み、どれもが学びの多いものでした。たった3時間ですが、ぎっしりと中身の詰まった会でした。最後に歌ってくれた和水(かずみ)さんの「日本国憲法こころの歌」には多くの人が涙していました。

Speakers JPG
そのあとは勝手連。こちらも20名ぐらいのミーティングを予想していたのに、50名以上が参加して、ちょっと驚きました。あまりに多様な人がいて、それぞれの意見を聴くだけで終わってしまったのは、私の進行の誤りです。反省しています。後半30分は地域ごとのチームリーダーやお世話係を決めてもらうために、あらかじめ都道府県ごとに座ってもらっていたのに、それができずにあっという間に2時間が過ぎてしまったのでした。進行をちゃんとスタッフと詰めていなかったのがいけなかった。ごめんなさい。次はもう少し上手にやります。

ただ、今日の参加者は平和省やクシニッチの講演に興味があった方が多く、その延長で勝手連の話し合いに残った方もいたでしょうから、今回いただいた名簿を元に、次の「平和への勝手連」の呼びかけと企画を丁寧にしようと思います。原田さんが民主主義の会ですでに「私たちの平和統一候補を擁立する全国会議」を立ち上げているので、賛同できれば参加するように、参加者全員にうながしておきました。

平和省の運動はあくまで超党派のロビー活動が中心になりますので、勝手連や平和統一会議とは別の運動です。その中でも同時に平和派の候補を応援する運動が出来る人(私は当然、両方やります)は、両方に参加するよう、多くの人に働きかけていきます。

Speaker JPG
9月15日にワシントンから戻ってから、一日も休まずに大車輪で働きました。失敗もあったけど、よくやったよ、とたまには自分で自分をねぎらってやりたい気分です。子どもたちはもうすやすや寝ています。私はまあるいお月さまを愛でながら、お風呂にゆっくり入り、今日は早く寝ます。寝不足が続いて、ちょっと風邪をひきそうだから。明日は我が築200年の民宿にお客様がやってきますので、散らかし放題の我が家を大掃除して、おもてなし料理を作ります。おやすみなさい。

参加してくださったすべての方、とくに遠方(九州や沖縄からも)来てくれた友人たちに、心から感謝をしています。ありがとう。

写真はこちらをクリックしてください!

2005/09/17

ワシントン報告:冨田貴史の場合1

Dept. of Peace JPG

今回の平和省会議に私が同行を誘ったのは(普通は一人で行きます)、20代の冨田くん。デニスクシニッチの紹介ビデオを編集してもらったご縁から一緒に仕事をするようになり、この会議の記録は彼にまかせよう、と思ったのです。その直感は大正解で、今回の旅の最大の収穫は、このたった1週間で多いに成長した彼自身です。日本と世界の平和のために、これまでにも増して大きな働きをしてくれることでしょう。長いですが、冨田くんの詩のような報告を読んでください(ちょっと改行は変えてあります。あまりに長くなってしまうので)。
=====
from Washington 05

2の月20日目(8・猿 / 9月11日)深夜

変えることの出来る事を変えるための勇気を
変えることの出来ない事を受け入れるための平穏を
そして そのふたつを見分けるための知恵を
神よ 与えたまえ

昨日で衆議院議員選挙が終わりましたね。
自分で書いといてなんですが、 これは終わりでも、結果でもなく始まり。

選ばれた政治家達と、 これから先の日本をどのような方向に進めていくのか。
このタイミングでアメリカにいることの意義を、 ワシントンでの今日の会合を通じて、強く実感しています。
日本にも、いよいよ変革の時が来たのですね。

身の回りの状況がどう変わろうと、 (変わったように見えようと) 身の回りの誰がどんな思惑を持っていようと、 結局自分の未来を創造することが出来るのは自分しかいない。

そのことを、全身全霊で受け入れる時がきたのですね。

さて。
ワシントンでは、昨日に引き続き今日の会合でも多くの 貴いメッセージをもらいました。

今回の3日間に及ぶ会合の参加者は、 およそ500名ほどになります。 その中に、「お客さん」は存在しません。 全員がアメリカの未来を背負った運動家であり表現者です。 主催者が、参加者ひとりひとりの意志を、行動力を、 心から信頼しているのが分かります。
実際、会の構成も、そんな前提に基づいたものになっています。

昨日は、平和省設立法案が出来るまでのいきさつや、 教育や宗教など、 様々な角度から取り組まれている平和運動の紹介。

今日はさらに突っ込んで、なぜ今平和省が必要なのか、 そして平和省設立法案の内容の詳細。
質問の時間もじっくり取ってあります。 そして、午後には明日に控えたロビー活動の打ち合わせ。

ロビー活動。 この言葉にピンとくる方は少ないと思います。 議員会館や議事堂のロビーなどで、 議員を掴まえて自分たちの意志や主張を伝えたり、 話し合いをしていく活動のことを指します。 政治家は、自分たちの代表であるという事実を 現実的なものにしていくための、 アメリカでは当たり前に行われている市民運動の一つです。

今日の打ち合わせは、 参加者達が43の州ごとのグループに分かれて、 それぞれの州から選出された議員に、 9月14日に下院に提出される平和省設立法案への支持を してもらうようになど、 自分たちの想いをどのように伝えていくかを話し合うものです。

そして明日は議員会館で、実際にロビー活動が行われます。

政治家と直接関わりを持っていく事。 意志を直接伝えていく事。 よくよく考えれば当たり前の方法論を、 ここアメリカで、ありがたく学ばせてもらっています。

日本に帰ったら、 このような運動を本格的に始めて行くつもりです。 もちろん平和省の設立に向けた運動も含めて。

政治家への国民からのアプローチ、 自治体への県民、市民からのアプローチ。

最近きくちゆみさんが立ち上げた「平和への勝手連」も、 このような運動をしていける団体にしていこうと今日も 話しました。

政治への歩み寄りを始めましょう。 誰もが同じ人間であるという前提の元に、 対話を始めていきましょう。 愛による変革を始めましょう。

今までの溝が大きい分、時間はかかるでしょう。 でも、僕はそれでいいと思います。

「なるべく便利に。」
「なるべく手早く。」
「なるべく手をわずらわせずに。」

そうやって、考えたり動いたり苦労したりすることをやめると、どんな未来が待っているのか。 僕たちもそろそろ気付いてもいい頃です。

手間のかかる、時間のかかる方法で、 未来をもう一度自分たちの手に取り戻していきましょう。

憲法改正には間に合わないかも知れません。
しかし、憲法が変わってしまう危機が目の前に迫っているのは、 僕たち国民が考えることをやめて政府に何でもかんでも 任せっきりにしてしまった事への しっぺ返しではないでしょうか。

そして、 今回の出来事を通じて僕たちは、憲法の大切さを痛感しました。
憲法とは、国民から政府への制限であり命令なのです。

二度と戦争はしない。
平和を守る。
平和の全世界に広げる。
そんな貴い意思表示が日本国憲法であり、 世界に誇るべき第9条です。

ここワシントンで、 数えきれないほどの仲間に、9条を伝えました。
9条の存在を知っていた人、知らなかった人、
感動して涙ぐむ女性もいました。

彼らは例外なく、9条を守るべきだと言います。 私たちの国もこの憲法を必要としていると言う人も、 世界平和のための日本の重要な役割だと言う人もいます。

もう一度繰り返します。

憲法とは、国民から政府への意思表示です。

今回の選挙。 憲法改正への危機。

今後たとえ、文章としての憲法が変わってしまったとしても、 その憲法に映し出されている平和への想いそのものを
伝えていく事を、これから始めればよいのです。 例えゆっくりでも、流れを変えていくことが大切です。

僕は、 今という時がこれからの未来を望む方向に 進めて行くための時期であり、 現在の世界のひとつひとつの状況は、 ひとりひとりの意思表示が世界を変えるという メッセージであると捉えます。

東洋には、鍼灸というすばらしい治療法があります。 つぼに痛みや熱を加えることで、 痛めつけられた周辺の細胞が患部を守ろうとして活性化する。 そうやって、内に秘めていた治癒力を引きだして、 自ら回復していくという方法です。

生命は、 危機を感じると本来持っている生命力を蘇らせるのです。

僕は、 この数年ですでに人類の生命力はぐんぐんと 上がってきていると思います。 人類の進化が、 大きなステップアップのタイミングに差し掛かっていることを 感じます。 ちょうど、地を這うだけしか出来なかった芋虫が、 美しく空を羽ばたく蝶々に生まれ変わる直前のように。

新しい動きが起こるときはいつでも、 古いものからの抵抗は働くものです。

どんな抵抗が働こうと、 争いや奪い合いや対立という古い方法論が 再び幅を利かせようとしてきたとしても、 その方法は、もはや通用しないのです。 愛に叶うものはありません。 そして、すべての生命は、進化するしかないのです。 人類も当然、例外ではないでしょう。

そして、人類はすべて、ひとりの例外もなく、 愛で出来ているのです。 少なくとも僕の人生(過去生も含め)の中で、 例外はありませんでした。 この事実は、変えようがないと思いませんか? それともあなたは、愛の力に見てみぬふりを続けるのですか?

この事実を、信じるかどうか。 愛の存在を信じて、愛を形にしていくかどうか。 愛を土台にして現実を創造していくことを、 選択するのかしないのか。 このまま恐れを抱いて進んで行くのか。 不安を道しるべにして未来を選択して行くのか。

今、それが問われています。

「Nothing is more important than love.」

この言葉をこの会合の中で、 何人のスピーカーから聞いたことでしょう。 その度に、会場中にスタンディングオベーションが起こります。 みな、信じているのです。 愛に勝る力は、存在しないということを。

9.11事件以後、アメリカの状況は急変しました。 愛国者法の制定。 テロ対策法も出来ました。 政府は、プライバシーの侵害すらも出来るようになっています。 メディアによる事実の隠蔽、情報の操作も、 エスカレートしていく一方です。

そんな中だからこそみな、 現実を変える力を持っているものが何であるか、 自分たちにエネルギーを与えてくれるものが何なのか、
究極の真理にたどり着いたのでしょうか。 いや、元々知っていたのです。 そして今、愛の力をふるうべき時がきたのです。

今日の日記も長くなりました。

最後に、会合の中で合唱した「Department of Peace」という曲を紹介します。

「Department of Peace」

The Department of Peace represents our belief
We can change the World with power of our Love
We must rise above,we must rise above
We can change the World with power of our Love

Help me stand up to this challenge
Challenge of our present age
Help me take the steps toward Freedom
We shall find a way

People,you don't have to worry
You don't need to run away and hide
'Cause there's power and freedom in believing
That the Peace we all seek we find inside

Help me stand up to this challenge
Challenge of our present age
Help me take the steps toward Freedom
We shall find a way

The Department of Peace represents our belief
We can change the World with the power of our Love
We can change the World with the power of our Love

僕は初めて訪れたこの国を、心から好きになりました。 アメリカは、素晴らしい国です。

(まだ途中ですが)この会合を通じて、 計り知れないほど大きな、勇気と、希望と、愛と、 エネルギーと、信頼と、誇りと、自信をもらいました。 未来は自分の手で変える事が出来るという真実を、 改めて確信しました。

そして僕は、日本を離れてみて、 自分が日本人であるという事を、 日本という国を心から愛しているという事を、
改めて実感しました。

日本という国に生まれたことを、 日本という国に生きていることを、 今、心から感謝しています。

愛する日本のために、 やりたいことがたくさんあります。 受け取った愛は、放出するのみです。 僕は僕なりのやりかたで日本を愛していきます。

世界が平和でありますように。
日本が平和でありますように。
私につながるすべての存在が平和でありますように。

all my relations.

Dept. of Peace GIF

Watch CNN Coverage from April 14th 2005.
Windows Broadband: http://www.chadely.com/video/dop/cnn/win_broadband.wmv
Quicktime Broadband: http://www.chadely.com/video/dop/cnn/quick_broadband.mov

2005/09/15

米国の首都ワシントンから

やるべきことの山積した日本を離れ、幼い子どもたちを置いて、どうしてはるばるワシントンDCまでやってきたのか。その答えが見つかりました。平和省法案が明日、米国議会に提出されます。その直前に行われた第3回平和省会議。全米40州から500名が集まり、3日間の会議が感動の中で終わりました。実践的な多くの学びと、信頼できる仲間たちとの出合いで心も頭もいっぱいです。日本に戻って、早くこの感動を分かち合いたいです*。

9月11日、こちらで日本の選挙の結果を聞き、愕然とました。自民党と公明党を合わせて改憲の発議に必要な3分の2をクリア。これで「二度と戦争をしない、武力で紛争を解決しない」と世界に誓った9条が改変される可能性が高くなりました。イラク派兵は再延長され、米軍との軍事行動はさらに強化されるでしょう。戦争への歩みをこれ以上加速させないために、何ができるかー。戦争が始まれば、いのちと環境は台無しです。

誰も戦争を望んでないのに、なぜこんな結果になったか?「選挙の争点は郵政民営化だけ」と、と多くの人々がだまされました。郵政民営化はアメリカ政府からの要求と金融族・小泉首相の個人的欲望の合作です。340兆円の郵貯と簡保のお金が民間企業の手にゆだねられれば、最も運用益が見込まれる金融商品に投資されるので、殆どが米国債の購入に充てられます。郵政民営化によって、日本がさらにアメリカの戦争を買い支えるようになることを、ほとんどの人は知りません。

青木秀和さんのJ-WAVEでのインタビューを聴いてください。なぜこんな大切な情報がテレビで流れないのか。日本のマスコミには、もっと大事なことを報道してほしい(あの刺客さわぎは何?)。マスコミは戦争への流れを止める力があり、視聴者はマスコミに意見をいうことで、より良いものにすることができます。
http://www.j-wave.co.jp/original/radiosakamoto/ 
(*画面下の[LET'S GO VOTE 選挙へ行こう]をクリック)

今回の選挙の結果を見て、日本の有権者はだまされやすく(郵政民営化だけが政治の重要課題ではない)、郵政民営化の本当の目的を知らない、ということを改めて思い知りました。これで自分が帰ってからやるべきことがより明確になりました。

今回、ここワシントンで目の当たりにした「平和省創設」を実現するための活動を日本でも始めます。やり方はまさに民主主義の王道をいくもの。各州でグループをつくり、州のコーディネーターを選び、実現目標を決め、公聴会や資金集めのイベントを開き、その州から選出されている議員に要望を伝えていく。今回の会議では議員とのアポの取り方から、効果的な伝え方、平和省法案の正当性を裏付けるデータなどを全体会議で共有し、そのあとは州ごとに具体的戦略を練り(一人一人の議員の性質と傾向を過去の議会行動から把握し)、そして昨日一斉にロビー活動をしました。決して対立的にならず、こちらの思いだけを押し付けることもありません。相手を尊重し、意見を聞き、この法案の弱点を指摘してもらい、改善すべき点を全体にフィードバックする。こうして平和省法案の中身をより良くしていきます。

日本でのこのような動きを、私はまだ知りません。9条の会がそうなる可能性がありますし、私が知らないだけで既に取り組んでいるグループがあるのかもしれません。いずれにせよ、世界各国で平和省を創り、戦争を未然に防ぐ、という壮大な取り組みに日本からも参加しませんか。世界中の同じ思いの人たちと出会い、憲法9条を世界に広げるチャンスです。来月10月18−20日にロンドンで第1回国際平和省会議があります。参加したい方はご連絡をください。
==================
*9月19日、明治大学リバティータワー1103室にて帰国報告会と平和省会議があります。午後1時から。4時からは「平和への勝手連」の初会合があります。ボランティアをしてくださる方(募集中)は、午前11時現地集合です。

2005/09/11

♪すばらしいアメリカのピープル・パワー♪ - 7分55秒 - 1.9MB

PodCast GIF

ワシントンで行われている平和省会議に参加しています。これまでいくつもの国際会議に参加していますが、これほど民主的でパワフルな会議ははじめてです。アメリカにはもう学ぶことはない、と言い放つ日本人によく出会いますが、政府には学ぶことはなくても、アメリカの人々の学ぶことは、多いにあります。この会議を主催しているピースアライアンス(平和同盟)に感謝と尊敬の気持ちを抱かずにはいられない初日でした。

この会議の目的は、平和省法案をアメリカ人に広く認知させ、賛同を得て、それによって議会を動かすことにあります。デニス・クシニッチが立案したこの法案が米国議会に提出されるのは3度目ですが、1960年代にも同様の法案がインディアナ州のハートキ議院によってい提出されていたことを知りました。

司会は精神世界の美しいリーダーでベストセラー作家のマリアン・ウィリアムソン。昨日は早速、彼女を私のポッドキャストでインタビュしましたので、あとでアップしたらぜひ聴いてください(英語です)。まず驚いたのはその参加者の多さ(500人)と多様さ。全米50州のうち、現在平和省法案の実現のために活動をしているのはなんと46州。あと4州で全州での活動が実現します。

それぞれの州の人が、それぞれの州の下院/上院議員に働きかけ、この法案の重要性を認識させ、法案を可決させせるという、まさに民主主義の王道を行く運動です。全体会議は米国でさまざまな非暴力運動に関わる著名人ですが、ランチやディナーの時間は各州のコーディネーターが中心となり、州ごとにネットワークをし、月曜日にはそれぞれの議員事務所でロビー活動をします。忙しい議員に最も効果的に、この法案の意義を理解し賛同してもらうには、どうすればいいか、をそれぞれアイデアを出し合います。今回の会議には全米40州からの参加がありますが、435人の議員のうちこの法案の共同提出者になっているのは53名。まだまだ足りません。

主催者のドット・メイバー、司会のマリアンの進行はすばらしく、(誰もがここにはるばるやってきたことをねぎらい、感謝しているのが伝わります)、そのせいで500人からの喜びが伝わってきます。この法案に対して「甘い(ナイーブ)」という批判がよく反対者から出ます。それに対してマリアンは、「いまのアメリカの暴力的やり方を続けて、私たちが生き残れると思う方が、よっぽどナイーブです」と痛烈に批判。会場は拍手喝采。まったく同感。いまのアメリカの軍事介入もライフスタイルも、どちらも持続可能ではありません。もちろん、それに追従している日本も同様。「新しいやり方」を見つけなくてはならないし、それは可能です。それが平和省法案に盛り込まれています。

この法案の特徴は海外での暴力(軍事介入)だけでなく、国内での暴力にも対処していることです。アメリカでは毎日殺人(年間21000件/2001年)が多発し、その中で子どもが子どもを殺す事件だけでも毎日12−18人が亡くなっています。14歳のこどもに20歳の息子タリク君を殺された父親が、息子の名前をつけた財団(www.tkf.org) を設立し、殺人を犯した家族と共に活動している事例は聴衆に大きな感動を与えました。彼が悲しみと絶望の中からたどり着いたのは、一人でも多くの子どもをこのような暴力から救う、ということでした。罪を犯した者の家族の苦しみにも共感し、その家族と共に子どもの暴力犯罪に取り組み、画期的な効果をあげています。人間とはこれだけの困難に出会いながらも、こうも素晴らしく生きられるのか、と涙が止まりませんでした(私の両隣の人も泣いていました)。

さて、今日もどんな出会いがあるか楽しみです。私がもってきた憲法9条の条文は、100人ぐらいの参加者に説明して配りました。何人かの人にはこの9条についてのインタビューもしています。あとで編集してみなさんに公開ます。9月19日には、この会議の報告ができるのを楽しみにしています。明治大学リバティータワー1103室で、午後1時から。ボランティア(募集中)は11時集合です。

2005/09/10

♪ワシントンにやってきました♪ - 3分13秒 - 780KB

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これやってみました?マニフェスト占い、おもしろい。
http://mani-uranai.com
私は「共産党、社民党」のキモチでした。9月11日、どこに投票すればいいか迷っている方におすすめです。

いま、9月10日朝、ワシントンのランファントホテルでブログを書いています。今日の午後からここで歴史的な平和省会議が行われ、全米から支持者が集まります。ここワシントンはアメリカの政治の中心地。ここからポトマック河を渡るとペンタゴン。2駅でキャピタルヒルという大変便利な場所です。私は昨日早速クシニッチ事務所へいって、スタッフに挨拶をし、その足でペンタゴンに行きました。911の損傷場所はすっかり修復されていてどこだかわかりませんでした。私はペンタゴンが平和省になっている様子をありありとイメージし、真っ赤な巨大な夕日に感謝の祈りを捧げました。

ペンタゴンの周りには延々と続く巨大なアーリントン墓地(戦死者の墓)があります。対岸にはベトナム戦争の戦死者の記念碑や朝鮮戦争の記念碑もあり、ペンタゴンは死んだ兵士たちに囲まれて仕事をしているのがわかります。アメリカ人にとっては「祖国の自由と民主主義を守るためにいのちを捧げたヒーローたち」という認識ですが、戦場とされた国々ではこの何倍もの無実の市民たちが犠牲になっています。

「テロリストは誰?」の第2章で元CIA高官のジョン・ストックウェルはいいました。「我々が第二次世界大戦以降戦争を仕掛けているのは、すべてアメリカに報復する術を持たない貧しい国々である。私はそれを第三世界に対する戦争と呼ぶ。その戦争の犠牲者は軽く600万人を越える」。だからこそこの「戦争中毒」の国に平和省が必要なのです。今日から3日間の会議は、このブログで報告していきますが、9月19日には新しい映像を交えてホッとな報告をします。平和省実現への道のりは長く困難でしょうが、どんなに遠くてもまずは1歩を踏み出しましょう。

さて、明日の選挙は自民党圧勝という報道の中で緊急のお願い。私は小泉首相が立候補している神奈川11区に出発ぎりぎりまで毎日足を運び、全国から集まってきた平和を願う人々と「平和への勝手連」を始めました。9月9日午前11時、私たちは以下の「911平和アピール」を発表しました。賛同できる方は、個人の資格でお名前(肩書きは自由)、連絡先(個人情報は発表はしませんが今後の連絡のために必要)を私にDMで知らせてください。文章はパンチがないですが、公職選挙法上ぎりぎりの表現をしています。

「平和への勝手連」は仲間を募り、9月19日(月)に発足の集まりを明治大学のリバティータワー1103室で持ちます(4時頃から)。この日同じ場所で、ワシントンからの帰国報告会と日本初の平和省会議も1時からありますので、ぜひいらして下さい。
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911平和アピール
              文責:平和への勝手連/きくちゆみ

4年前の9月11日、悲惨なテロ事件がおこり、その報復として対テロ戦争が始まりました。アフガニスタン、イラクに爆弾が降り注ぎ、無実の人々が巻き添えになり殺されました。アメリカ主導の対テロ戦争と占領は今も続き、日本もアメリカにいわれるまま参戦し、自衛隊を戦闘地域のイラクに派遣しています。この4年間、日本は戦争をできる国づくりの準備を着々と進めてきました。私たちはその流れを大変危惧しています。

私たちは自衛隊が一刻も早く全員無事に日本に戻ってきてほしい、日本がこのままアメリカのいいなりで戦争をする国になってほしくない、世界中みんなが本当に幸せになるような国際貢献を日本がしてほしい、という願いを持って、ここ横須賀/三浦に全国各地から集まりました。

私たちの願いは一つ、『世界中みんな幸せになる』です。
http://zaki.seesaa.net

Seisaa.png


9月11日の神奈川11区の選択が、日本の未来を決めます。「投票にいって日本を変えよう」「日本が平和の道を歩めるように投票にいってください」と直接、横須賀/三浦市民のみなさんに横須賀中央駅前で訴えています。

政治家たちからは「戦争のできる国にする」「自衛隊を自衛軍にする」「集団的自衛権の行使をできるようにする」「日米軍事同盟を強化する」「お国のためにいのちを投げ出すこどもを育てる」といったことが聞こえてきます。なのに、それらは「郵政民営化」の陰に隠れて、争点にもなっていません。

横須賀、三浦市民のみなさん、みなさんの1票は日本を変えることができる大変重たい1票です。投票にいって、平和の意思表示をして下さい。みなさんは、9月11日を恐怖と戦争の日から、愛と平和の日に変える力を持っているのです。

 平和への勝手連呼びかけ人:きくちゆみ(著作/翻訳家、フルーティスト)
             早苗ネネ(シンガー)
             池辺ゆきえ(ピアニスト)
             ZAKI(ミュージシャン)
             松野晴美(神奈川県民)
             石橋行受(ニューヨーク、日本山妙法寺)
             和水(ピースシンガー&アーティスト)
             上村雄彦(JJプロジェクト)
             堀越由美子(「若松」女将)
             森田玄(フォークミュージシャン)
             堤絵実(詩人)
 平和への勝手連賛同人: 募集中です

2005/09/02

辻元清美さんの応援にいってきました

朝、子どもたちを保育園に送ってから、船に飛び乗り、横須賀で天木さんの話を聞いてから、羽田へ走り、飛行機に飛び乗り、大阪へ。高槻警察署の前にある辻元清美事務所はボランティアでいっぱいでした。清美さんとはピースボート時代からのつきあいで、水先案内人(ボランティアの船上講師)として何度もお世話になりました。

水無瀬駅と、地域の公民館2カ所の合計3カ所で応援演説をしました。水無瀬駅はちょっとさびしかったけど、公民館のほうは立ち見が出るほどいっぱいでした。大声でやじを飛ばすおじさんが一人いましたが、自分の意志できているような感じではありませんでした。スタッフの人がすぐに気がついて、静かにするように求め、途中からおじさんは、退席しました。こういう、おそらく雇われて妨害にくるような人も、清美さんの本当の良さがわかったら、ぜったい味方になってくれる人だと私は思いました。

清美さんの話は明快で、本当にわかりやすく、ユーモアがあり、引き込まれます。彼女が国会からいなくなってから、日本の右傾化は加速しました。有事立法もイラクへの自衛隊派遣も、清美さんがいてくれたならば防げていたかも、と思います。イラクで高遠菜穂子さんたちが誘拐されたときも、自己責任とか反日分子なんて発言を、清美さんは許さなかったことでしょう。

彼女は政府がアフガニスタンに自衛隊派遣をしたくて仕方なかったときに、国会で政府が困ってしまう質問をして、それを防いでいます。すごいことをやっているのですよ、清美さんは。こんなに私たちと同じ目線で、同じ庶民感覚で、私たちの代弁者として政治活動をしてくれる人がいるでしょうか。集まった人たちには、「私には一票がないので、みなさんの力で、どうか清美さんをもう一度国会へ送り出してください」とお願いしてきました。7分という短い応援演説の中では、郵政民営化の本当の目的(郵貯と簡保の340兆円をアメリカがほしがっている)やアメリカの戦争中毒体質を中心に話しました。

明日はまた早朝の街宣に合流し、そのまま飛行機で羽田へ飛び、横須賀経由で鴨川へ帰ります。肉体的にはちょっとつかれていますが、こういう仲間のために少しでも役にたつことは、精神的に大いなる喜びです。清美さんや天木さんの存在に感謝。

昨日、複数のメーリングリストに投稿した原稿を貼付けます。
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戦争をなくしたい、平和な世界を創りたい、という想いのみなさん、今日私に届いた言葉の中でとても響いたものを贈ります。精神世界のベストセラーの本を数多く翻訳されている山川夫妻からです。

「喜びと感謝に心を満たしなさい。目標を高くかかげなさい。高ければ、高いほどすばらしいことなのです。最もすばらしいことが起こると期待しなさい。それも将来のいつかということではなく、今すぐにです。自分の設定した目標に必ず到達できると知りなさい。自分のなすべき事をやり終わったならば、必要な助けはすべて向こうからやってきます。
(アイリーン・キャディ)」

この中でもっとも大切なのは最後の文章だと思います。
自分のなすべきこと、できること。
ひとりひとり違うと思います。それをやりきりましょう。
疲れないこつは、「得意なこと、好きなこと」をやること。

私の一番高い目標を、ひとことで言うならこれ:
「世界中みんな幸せになる」 http://zaki.seesaa.net/

イラク戦争に反対してレバノン大使をやめた天木直人さんの応援で、自宅で電話作戦を手伝える方は、私にDMください。個人情報ですのでDMがいいと思います。

毎日、正午から12時15分ぐらい横須賀中央駅東口(京浜急行線)デッキの上(下ではなく)で街頭演説をしています。一度彼の訴えを聞いてみませんか?私自身は9月2日、9月4−7日は毎日行く予定です。その前後はたいてい、プロントでお茶しています。ここは禁煙席が少ないけど!(たばこの煙は苦手です)

yumik@fine.ocn.ne.jp
きくちゆみ@横須賀から大阪に向かう途中
明日9月2日も横須賀に戻ります。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
9月11日の選挙はとてもとても大事です。アメリカと一緒に戦争をする国になるのか、平和な国を取り戻すのか。いつもは投票に行かない人も、今回はいきませんか。今回選ばれた議員が憲法改正について決めることになるでしょうから。

2005/08/31

♪横須賀という町♪ - 8分09秒 - 1.9MB

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ここは本州の沖縄なのかもしれません。横須賀港に浮かぶ大きな米軍の軍艦の姿に圧倒されます。昔から海軍があり、軍港として栄えたところで、小泉首相は祖父から受け継いだ頑強な地盤の絶対的支持の上で、独裁的な政治を行っています。「小泉首相はヒットラーみたいだ」という声があちこちから聞こえてきますが、本当はどうなのでしょうか。

ただはっきり言えることは、ヒットラーは一人ではあれだけのことはできませんでした。みんなが支持し、熱狂したから、できたのです。ヒットラーを支えた数多のドイツ人たちがホロコーストを可能にしたのです。だから、今小泉首相を支持している横須賀の人たちも、彼がやろうとしていることの本質を見抜いてほしいと思います。有事法制、イラク自衛隊派兵、郵政民営化(米国債に郵貯と簡保の340兆円が流れるでしょう)の先にまっているものはなんでしょうか?想像力を働かせませよう。

そんな横須賀(神奈川11区)にたった一人で乗り込んでいった天木直人さん。勝ち目はありません。でも万が一の奇跡にかけて、捨て身の挑戦。私は応援せずにいられません。風を起こしましょう。

天木さんの第1声はに8月30日、10時50分、横須賀中央駅前でした。約束の11時の15分ほど前に黄色い のぼりをもって息子さんと現れた天木さん。時間がもったいないので、 最初の演説を全国から集まった勝手連の私たちに10分ほどやり、それから11時定刻にもう 一度やりました。橋の上には立ち止まって聞いている横須賀市民もいま した。横須賀中央駅前に100名弱が集まったと思います。遠くは名古屋や長野から夜通し車を走らせて、駆けつけてきた人たちも いました。

「日本は苦しんでいる。それを助け出すのは私たちひとりひとり」
「今回の選挙は、日本がアメリカに追随して軍事国家になるのか、平和 国家に戻るのかの岐路だ。私と一緒に日本を救いましょう」
「自分は35年間外交官をし、イラク戦争に反対して外務省を首になっ た。失ったものはあまりにも大きかった。しかし、それで私はもっと大切な ものを得た。それは自由な自分自身だ。」というと大きな拍手が湧きました。

さらに、こどもを持つお母さんに「いのちが大事なら私に託してくださ い」
団塊の世代に「若いとき日本を変えようと燃えた。もう一度私と一緒に やりませんか」
戦争を体験した世代に「二度と戦争をしないと誓った。その想いを私に 託してください」と呼びかけました。
天木さんは話し終わると車にのっ て、次の遊説の場へ。

残った人たちは、木の下に集まって初顔合わせの相談。ミュージシャンのZAKIさんが『世界中みんな幸せになる』という 歌、
http://zaki.seesaa.net/
和水(かずみ)さんが日本国憲法第9条の「こころの歌」を歌いました。
心の奥深くに響き、あたたかいものが流れます。ありがとう。こころから。

そのあとは駅ビルの2階のスターバックスのテラスでいろいろ相談をし ました。
今回の選挙で勝手連で合法的にできることは
1、選挙に行こう、+自分のメッセージを書いて横須賀の町に立つこと(天木直人という名前はだめ)
「アメリカと一緒に戦争する国がいい?それとも平和な国がいい?」「独裁政治はいや」「NO War」「戦争やめよう」「自衛隊もどっ
てきて」「横須賀の決定が日本の運命を決めるので、私はここに来てい ます」とか、メッセージは各自言いたいことを書けばいいでしょう。
2、天木さんの正午の街頭演説に一人でも多くの人を行くように、友人 知人に伝えること。自分自身がいくこと。
3、横須賀/三浦の友人、知人(いないなら何とかつてを辿って)に天木直人さんのことを伝えることにつきます。
4、電話、個人メール、個人ファックスは自由ですよ。どんどん使いましょう。

午後は横須賀の商店街などで握手をしたり、車で町を回り、6時には JR横須賀駅前でも演説。初日は緊張でくたくたになったそうですが、な んとかやりきったようです。明日は朝起きられたら8時、正午12時に また京急/横須賀中央駅前、Yデッキの下だそうです。正午12 時だけは毎日欠かさないけれど、それ以外の時間は流動的でどう動くか わからない、とのことです。なので、とりあえず、毎日12時に京急 横須賀中央駅にこの間行ける人はいきましょう。私は今日8月31日、9月1日、9月2日、9月4日、5日、6日、7日、8日は横須賀に駆けつけたいと思っています(といっても遠いし、小さい子どもたちがいるので、難しいかもしれません)。

9月9日から14日までは米国平和省会議に出席するためにワシントンへ飛びます。

きくちゆみ

永田町で市民ロビイストをやっている関さんから、情報をいただきまし たので、紹介します。
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天木直人さんの演説をする場所から近いインターネットカフェを探した。
http://www.tenya.co.jp/map/yokosuka_chuo.gif

天丼「てんや」の左から地下1階へ細い階段で降りると、インターネッ トカフェ
http://www.ecafe.jp/hontakun4/app/info/img/map1.gif
神奈川県横須賀市若松町1−5−1
ほんたクンHyperCafe横須賀プライム店
電話:046-820-6833

がある。天木直人さんの演説をする場所から近いインターネットカフェ は、ここだ。
応援に駆けつけたい人にとって便利で格安な宿泊先は、このインター ネットカフェにナイトパック料金(=夜23時〜朝7時)1575円が、お得だと思う。
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遠方の方はご利用なさってはどうでしょうか?

2005/08/29

天木直人さんの第一声

天木直人さんの第一声は8月30日、午前11時、横須賀中央駅前(予定)です。どうぞこの情報を転送ください。

今日は「天木直人を勝手に応援する会」を立ち上げよう、と有志が横須賀に集まりました。天木さんご自身は毎日街頭演説をするだけけで精一杯で、ボランティアの受け入れもできないし、事務所もマンションの1室なので多くの人が集うという環境ではありません。だから私にできる応援といったら、8月30日の第一声のときに、ひとりでも多くの人に天木さんのお話を聞いてもらえるよう、ベストを尽くすことぐらいかな。あとは横須賀と三浦の友人/知人にあたる、ということ。

明日の週刊現代に天木さんの記事が載るみたいです。買いにいかなくっちゃ。

2005/08/28

天木直人さんの出馬の意味

昨日、複数のMLに投稿したものです。そうしたら、今日はぞくぞくと支持のメールが寄せられていました。横須賀の人はまだ残念ながらいないけど、今回の選挙の争点をイラク派兵にもっていければ、大きな意味があります。

きくちゆみです。転送を歓迎します(重複ごめんなさい)

私は、今度の選挙結果が、日本がアメリカと一緒に戦争の道を歩むのか、平和国家に戻るのかの岐路になると思っています。自分の選挙区には応援したい人がいないので、大阪/社民党の辻元清美さんと、神奈川/無所属の天木直人さんの応援をします。

天木さんの出馬に対してMLで否定的な意見も出ていますが、昨日の横須賀での記者会見に行ってきて、彼が小泉首相の選挙区で「イラクからの自衛隊撤退」を争点にすべく立ってくれたことに、私は心から感謝しています。

ご存知のように小泉首相の選挙区は、祖父・父から引き継いだ海軍基地の横須賀(と三浦)で、人気の首相が負けることはまずありえません。有権者40万のうち、半数強が投票し、彼の得票は17万、共産と民主をあわせても5−6万程度と聞きました。実際神奈川11区は天木さんが立つまで無風状態で、小泉首相は安心して全国に応援演説に行けるはずでした。

天木さんの会見には新聞がほぼ全社、テレビもNHK,TBS、神奈川テレビなどが来ていて、横須賀市庁舎4階の狭い記者会見室は満杯で、質問も活発でした。当然、みなさんがおっしゃっている「主張が正しいのは分かるが、民主党の票を奪うだけで、無意味な挑戦ではないか」とか「ドンキホーテでは」という質問も出ましたが、天木さんは自分が神奈川11区で出ることでメディアと国民の関心を引きつけ、選挙の争点を郵政ではなくイラクからの撤退に絞り、日本がアメリカ追従の戦争への道を選ぶのか、それとも平和の道へ立ち戻るのかの選択を有権者に問いたい、と答えました。そしてその主張は各紙に取り上げられました。風が起こり始めた、と私は捉えています。

もし、この選挙中に辺野古や各地で米軍基地反対に取り組む人、イラクから自衛隊に撤退してほしいと願う人、憲法を守りたい人、弱者に痛みを押し付ける小泉改革にNOというすべての平和派の人々(自分の選挙区に良い候補者がいる方はそちらを全力で応援してください)が勝手連としてここに集結することになれば、小泉さんとの一騎打ちに持っていく体制をつくることも不可能ではありません。小泉首相が万が一落選すれば、小泉政権は終わります。今ここで動かずにいつ動くのでしょう。2年後がどうなっているかはわかりません(今の米政権の焦りをみると、イラク戦争は拡大、イランや他国との新しい戦争が仕掛けられるかもしれません)。

今回の天木さんの出馬に対する平和派のみなさんの失望や批判は、それぞれごもっともです。でも彼がさんざん迷った挙げ句、何の後ろ盾もなく、たったひとりで立つという決意をしたからには、このチャンスを生かしませんか?

仮に彼が神奈川11区て民主党の斉藤つよしさん(この方は民主党の中では平和派/リベラル。参議院議員を辞めてしまうのはもったいない)や社民党の辻元さんの応援を決めたところで、それが選挙前に記事になることはなかったでしょう。彼の昨日の出馬表明で、この選挙の本当の争点は郵政ではなく、平和への道(天木直人、社民党、共産党、民主党のごく一部など)を選ぶのか、改憲と戦争への道(自民党、公明党、自民党から分かれた新党、民主党の大部分)を選ぶかを問うことなのだ、ということが報道を通じて、少しは全国の有権者に伝わりました。これは平和/環境派にとっては拍手喝采ものであり、その意義はとてつもなく大きいと思います。天木さん自身には「日本をよりよくしたい」「小泉独裁と戦争にノー」ということ以外、私欲はありません。ご自身は捨て石になる覚悟だし、政治家になりたいわけでもありません。

彼はバックする組織も後援会も何もなく、たったひとりで闘っています。秘書役は選挙のことを何もしらない次男の隆史さんが仕事をやめて「おやじのサポートをする」と動いています。すてきな若者です。選挙資金も誰からも寄付は受けず、自己資金のみでお金のかからない愚直な選挙をするつもりです。毎日街頭(横須賀中央駅付近)で小泉首相の政策(とくにイラク派兵)の誤りと、本来の日本のいくべき道を、神奈川11区の有権者にひとりで訴え続けるということです。

彼の街頭演説の応援にいきませんか?第1声があがる8月30日は、プレスが集まります。平和や反戦の歌を歌える人、歌いませんか?楽器ができる人、楽器をもって、にぎやかしにいきませんか?私に連絡をください。8月30日は横須賀中央(京浜急行)に結集しましょう!私の携帯は080−6540−1047です。第1声のときにもし百人ぐらいが自発的に集まったら、大きな話題になると思うし、横須賀の有権者が興味をもって注目をするでしょう。

選挙期間中(8月30−9月10日)、事務所の電話番、車の運転、ビラ配り、街頭演説のにぎやかしでも、何でも、やってみようという方は、天木隆史さんと私にメールでお伝えくださいね。
amakitak@hotmail.com
yumik@fine.ocn.ne.jp

天木直人選挙事務所:横須賀市米が浜通り1−4−202(ライオンズマンション横須賀中央第5)事務所開きは8月28日夜、電話は8月31日から:046-826-2359
*京浜急行(品川や蒲田を通ります)の横須賀中央駅そば

彼は外国紙とも付き合いが多いので、海外紙にも記事を書いてもらい、日本の外交がいかにアメリカ追従で違法な戦争に加担しているか、今こそ本来の道へ戻るときだ、ということを訴えていくつもりです。私は広報のサポートをさせていただきます。違法な戦争をあれこれ理屈をつけて肯定する小泉首相には、早く退陣してほしい。間違いをさっさと認めて、自衛隊を撤退させましょう。毎日1億円ももったいな−い。

きくちゆみ

追伸:おとといの台風直撃で順調に育っていた稲の半分が土砂崩れで埋まってしまいました(T T)。ガラスが2枚割れ、ふとんがびしょぬれ。今日は大掃除と布団干し、ガラスの破片を拾い集め、生き残った稲を助けるべく、大わらわです。

明日28日夜、天木直人選挙事務所の事務所開きを細々とやりますので、興味のある方はDMでご連絡ください。取材が入る予定。
yumik@fine.ocn.ne.jp

*天木選挙のテーマソングはこれにしようかな。
小泉首相のやり方じゃ弱者はもっと追いつめられてしまうから。
「世界中みんな幸せになる」
野生化の時代 http://zaki.seesaa.net/

2005/08/23

今、アメリカで起きているすごいこと

Crawford Peace House GIF

アメリカのひとりの母親が、イラク戦争を止めるかもしれません。
イラクの戦争で長男を失ったシンディ・シーハンの声を聞いてください。
http://www.meetwithcindy.org/movie2.htm

シンディ・シーハンは8月6日からブッシュ大統領に面会を求めて、大統領が夏休み休暇をとっているテキサスの牧場の外にたったひとりでキャンプを張り始めました。シンディが大統領に聞きたいことは、いたってシンプルです。
「ケイシーはどうして死んだのですか?」
「あと何人の親が私と同じ思いをしたら、イラクから軍隊を撤退させるのですか」
彼女は大統領から直接答えを聞くまで、動かないそうです。(今は急病で倒れた母親の看病でカリフォルニアに戻っています)

彼女の行動に今アメリカ中が共感して、これまでにないような大きな反戦運動が起きています。先週末行われたキャンドルビジル(ろうそくを灯して祈る会)は全米1600カ所で行われました。スローガンはただひとつ。ブッシュ大統領に対する「シンディーに会って」のひとことです。

この動きに、MoveOnや平和のための退役軍人会を始め、アメリカ中の平和/反戦グループも加わって、いまやキャンプ・ケイシー(シンディーの亡くなった息子の名前をつけた)には数千人の人がキャンプインしています。ブッシュ大統領の牧場の隣の地主も、共感して土地を提供してくれたり、また逆に不快感から銃を発砲されたり・・・。

この運動の広がりでブッシュ大統領の支持率は30%台に急落しました。そしてイラク戦争は間違っていた、という意見も過半数を越え、イラクからの撤退を叫ぶ声が日増しに大きくなっています。共和党の中からも撤退を叫ぶ声が出てきています。

シンディのメッセージをテレビで流す意見広告も始まりました。そんな中で広告の放映を拒むテレビ局が現れました。お金を払っても、反戦メッセージはだめ、ということのようです。戦争をしている国に言論の自由はありませんね。
http://www.msnbc.msn.com/id/9024790/
SALT LAKE CITY - A Utah television station is refusing to air an anti-war ad featuring Cindy Sheehan, whose son’s death in Iraq prompted a vigil outside President Bush’s Texas ranch.

The ad began airing on other area stations Saturday, two days before Bush was scheduled to speak in Salt Lake City to the national convention of the Veterans of Foreign Wars.

However, a national sales representative for KTVX, a local ABC affiliate, rejected the ad in an e-mail to media buyers, writing that it was an “inappropriate commercial advertisement for Salt Lake City.”

アメリカのメディアの寡占化はひどいものです。日本も似てるかな…。言論の自由がなくなると、戦争がやってきます。小泉ファシズムはごめんです。9月11日は、「平和/環境/こどもたち(や弱者)」のことを考えて投票しましょう。

シンディ・シーハンさんへの連帯のメッセージはこちらから送れます:
http://cindy.live.radicaldesigns.org/modinput4.php?modin=51

きくちゆみ

追伸:
*私の平和省会議参加のために「きくちゆみセット」を早速お申込みいただいた方に深く感謝します。私の本8冊、私が好きな本4冊の合計12冊(約12000円)を1万円でお送りしています。
振込先:00110-1-144224 ハーモニクスライフセンター
(通信欄に「きくちゆみセット」と書いてください)

*グローバルピースキットも好評です。『テロリストは誰?』『911ボーイングを捜せ』のDVDかVHSや「戦争中毒」も入っています。こちらも約1万4千円分を1万円で送ります。振込先は上記同様です。
(通信欄に「グローバルピースキット」とDVDかVHSかを書いてください)

*私たちも賛同しているワールドピースナウの記者会見があります。総選挙のさなか、ご多忙中とは存じますが、ぜひご取材をしてくださいね(メディア関係者へ)。
   記
日時:9月1日(木)14時から
場所:参議院議員会館第2会議室
内容:「9.11BE−IN+WORLD PEACE NOWパレード」について
Vote for Peace 9月11日は平和のための投票を、 そしてピースパレードへ WORLD PEACE NOW パレード すぐもどれ自衛隊、終わらせようイラク占領、戦争も暴力もない世界を」集会とパレードについて
「すぐもどれ自衛隊」キャンペーン共同声明の発表
 
問い合わせ先
WORLD PEACE NOW実行委員会
東京都千代田区三崎町2−21−6−302 市民連絡会気付
TEL03−3221−4668 FAX03−3221−2558

2005/08/22

選挙のこと

大阪にある「人民新聞」というミニコミ紙に、以下の原稿を書きました。新聞が出る8月25日まで、転送はできません。
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政治を私物化する小泉首相ー郵政民営化は選挙の争点ではない

      グローバルピースキャンペーン きくちゆみ

今回の選挙で問われているのは、郵政民営化の是非なんかでは絶対ない。最も大事なことは日本が戦後はじめて「参戦」したイラク戦争の是非であり、自衛隊のイラク駐留を続けるか否かだ。どこまでもアメリカ政府に追従し、戦争への道を開き、日本の富裕層だけの冨を増やしながら、弱者に痛みを押し付ける小泉首相の「改革」の是非こそが問われなくてはならない。

私はもちろん小泉改革に反対だ。彼のやったことで一番許しがたいのは、自衛隊のイラク派遣。長年日本が中東で築いてきた信頼を台無しにしてしまった。この責任をどうやって小泉首相はとるつもりなのか。もはや取り返しがつかないが、これ以上対日感情が悪化しないうちに、自衛隊を即刻撤退させたほうがいい。

日本がとるべき道は、軍縮を勧め、核兵器廃絶を実現させ、紛争の解決に武力行使をしないという憲法9条を世界の憲法とすべく世界に働きかける(アメリカを説得する)ことであり、防衛費を削減し、地球環境問題に積極的に取り組み、環境問題の解決のリーダーとなって世界の信頼を得ることだ。イラクでは劣化ウランの影響でガンや白血病などの病に苦しむ人々に医療支援を行い、貧困をなくすために第三世界への技術移転を行うことだ。

イラクへの自衛隊派遣は人道復興支援などではない。1日1億円も使って水を供給しているようだが、NGOに水供給をやってもらえば、はるかに効率がよく低価格で、イラクでの雇用も生むことができる。それでこそイラクの人々に役にたつ復興支援となることは、多くの人が指摘している通り。

違憲状態のまま、そして強行成立させたイラク特措法にも違反したまま(戦闘地域への自衛隊派遣は行わないことになっている)の自衛隊は、即時イラクから撤退させるべきであり、この選挙では憲法や教育基本法の改定の是非こそを問いたい。

今や戦争を始めたアメリカでさえ、「イラク侵略は誤りだった」という認識が過半数を越え、イラクからの即時撤退が叫ばれている。シンディ・シーハンというイラクで息子を殺された一人の母親が夏休み休暇中のブッシュ大統領に面会を求めて一人でキャンプを張ったことがきっかけとなって、かつてない大きな反戦運動が立ち上がり、ブッシュ大統領の支持率は30%台へと急落した。

それに引き換えここ日本では、その間違った戦争に自衛隊を派遣してしまった責任を小泉首相に問いただす声すら聞こえてこない。マスコミは、一体何を見て(あるいは見ずに)、何を報道しているのか。

9月11日の選挙で与党に投票する人は、戦争にイエス、サマワの自衛隊員が被曝(サマワは劣化ウラン汚染がひどい地域)することにイエス、弱者切り捨てにイエス、国際資本に郵貯と簡保のお金を渡すことにイエス、と言っているのと同じことだ。マスコミの情報を鵜呑みにせずに、よくよく考えて投票しよう。

さて、郵政民営化がどうして行われるのか?その回答は、米国政府が日本政府に毎年要求を突きつけている「年次改革要望書」の中にある。日本の政治がどのように動いてきたか、小泉首相が何をしてきたかは、これを読めばほとんど理解できる。日本人のためではなく、アメリカ政府のために働く小泉首相は、日本の政治を私物化しているとしか言いようがない。

衆議院の解散のきっかけとなった郵政民営化について、マスコミの論調はほとんど本質に触れていない。郵便局のサービスが良くなるとか、悪くなるとかばかりで、一番大事なことが国民に伝わっていない。

郵政民営化が行われるのは、郵便貯金と簡易保険にある340兆円という莫大な資金を、民営化して国際金融市場に流すことが目的だ。現在のように財政投融資に使われて、金権土建政治を存続させるのももちろん問題があるから(この点については『どうして郵貯がいけないの』(北斗出版)をお読み下さい)、改革は必要だ。しかし小泉首相のやり方では、日本人がこつこつためた貯金や保険積立金を、アメリカの戦争を支えるために渡してしまうようなものだ。

日本が保有している米国債(正式には米財務省証券。Tボンド、Tビルとも呼ばれる)は、今年の2月で7020億ドルという莫大な金額だ。1ドル110円で計算すると、約77兆円という日本の国家予算にも匹敵する額の米国債を保有している。この資金の原資になっているのが、私たちの銀行貯金。国際資本が狙っているのは、郵貯と簡保に預けられた340兆円という莫大な資金だ。実は、全国通津浦々の高齢者たちが愛用している郵便貯金は日本最大の銀行なのだ。郵政民営化が実現したら、この莫大な資金が米国債に投資されてしまう。

私たちの翻訳した『戦争中毒』の中にも書かれているが、アメリカの2兆ドルを越える国家予算のうち、自由裁量予算の半分以上が軍事費に使われいてる(来年度の軍事予算は5千億ドルを越えた)。こうなると、米国債を買うという行為は、アメリカに戦争資金を提供をしていることと変わらない。

このあたりは田中優氏の『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』(合同出版)に詳しいので、ぜひ参考にしてほしい。

だいたい、小泉首相は自分の通したい法案が否決されたからって、国会を解散していいのだろうか?選挙には莫大な金がかかり、それは私たちの税金で賄われているのだ(と書いているだけでも腹立たしくなってくる)。これでまた自民党が勝つようなことがあったら、この国の行く先は、米国と一緒に「でっちあげの」対テロ戦争を戦い、世界中から嫌われ、テロに怯え、福祉や教育はさらに切り捨てられ、子どもたちは希望をなくし、ますます荒廃していくだろう。

今回こそは、そうでない選択をしよう。まだ間に合う。小説『1000人になった人類』(白銀竜吉法師著、さんが出版。愛・地球博アースデイ第1回環境大賞受賞作品)の世界にならないように、この選挙で懸命な選択をしよう。

この新聞の読者がどんな人たちで、誰を応援しているのかは私にはわからないけれど、どうか選挙では現与党にだけはいれないように。投票したい人がいなくても、よりましな人を選んで、9月11日をより平和的な政権が誕生する日にしよう。

2005/08/19

平和省設立の会議とクシニッチのネットビデオ講演会

Dept. of Peace PNG

以下は今日、BCCで配信したメールです。

平和を希求するみなさまへ

米国の下院議員デニス・クシニッチの日本招聘に関して、多くの方にご賛同をいただきましたが、この夏の来日は延期されました。その代わりに来月9月19日、午後2時から、彼の講演会をネット映像で日米をつないで行うことが決定しました。(開場1時)

つきましては、スタッフになってくれる方を募集しますので、興味のある方はDMでご連絡ください。英語ができるスタッフも若干名必要です。場所はお茶の水の明治大学です。

クシニッチは現在、米軍をイラクからの撤退させる法案を米議会で成立させるために全力投球しており、来日が延期されてしまいましたが、日本時間の9月19日の午後2時から約1時間、平和を求める日本の私たちとの対話(クシニッチの講演につづき、質疑応答という形になります)を希望しています。質問したい方も合わせて募集します。質問希望者は内容を200字以内でDMできくちまで送ってください。(質問は短いほどうれしい。事前に英訳する必要があります)。応募数が多い場合はこちらで選定しますが、ご了承ください。

去る5月にロスアンゼルス郊外でクシニッチをインタビューしたとき、彼は「日本国憲法は世界が向かうべき道なので、変えないでほしい。アメリカはイラク戦争で道を誤った。世界から孤立しつつあるアメリカと同じ過ちを日本が犯す必要はない」、と発言しました。また、憲法9条こそが、日本の平和貢献を可能にしている、とまで発言したときには、正直言って驚きました。一般のアメリカ人や平和活動家ならまだしも、現役の米国議員で憲法9条についてここまで言及する人が存在することは驚きであり、希望でもあります。このインタビューを含んだクシニッチのビデオは希望者に実費1000円でお分けします。

イラク戦争に反対し、アメリカから大量破壊兵器をなくすこと、脱化石燃料・脱原発を唱え、再生可能エネルギーで温暖化に取り組むことなどを公約にして2004年の大統領選挙を闘った勇気あるクシニッチ議員に、直接触れることができるまたとない機会です。どうかご参加ください。

詳細はグローバルピースキャンペーンのメールニュースOpen Japan Boomerangで発表します。 ニュースの配信登録はこちらから: www.peace2001.org

私のDMは: yumik@fine.ocn.ne.jp

私は、ワシントンDCで9月10−12日に開催される平和省会議でアメリカの平和派の面々に、日本の憲法の素晴らしさを広くアピールするために渡米します。5泊6日(9月10−15)の予定ですが、同行したいメディア関係者はDMをください。この会議にはクシニッチはもちろん、パッチ・アダムスやマリアン・ウィリアムソンなども参加します。旅費は15万円程度、会議参加費は250〜350ドルです(経済状態により、参加費を選べます)。9月14日には、ワシントンのキャピトルヒルで平和省設立にむけてロビー活動をします。

【平和省会議への申し込みなどの詳細は、下記サイトから】
www.thepeacealliance.org/events/sept_conf_05.htm

<本を買って私を助けてください>
渡米の旅費とクシニッチ講演会にかかる費用を捻出するために、私の著書と訳書をまとめて1万円で販売します。セット割引価格としますので、よかったらこれを機会に読んでみませんか。もう既にお読みの方は、お友達にプレゼントしてくださいね。
振込先:郵便振替00110-1-144224 ハーモニクスライフセンター
*通信欄に「きくちゆみセット」と書いてください。
1、地球と一緒に生きる(環境問題の基本) 1785円
2、ハーモニクスライフ(自然療法と自然食)1575円
3、バタフライ(人類に起こりつつある変容)1260円
4、デニスクシニッチ(彼の政策を知ってね)1575円
5、戦争中毒(目からウロコの痛快コミック)1365円
6、テロリストは誰?ガイドブック      840円
7、911ボーイングを捜せ         840円
8、イラク後の世界と日本(姜さんも共著)  504円
(最後の3冊は友人の本)
9、楽して得して徳して楽しく暮らそう    350円
10、あなたの平和憲法を知っていますか    200円
11、11の約束(教育基本法を知ろう)    840円
12、Children of the Gulf War          500円
送料600円として、合計12234円を1万円でお分けします。 
*「お餞別」「カンパ」も喜んでいただきます!

*グローバルピースキット(1万円)もまだありますが、『戦争のつくりかた』がなくなりましたので、代わりに『あなたの平和憲法を知っていますか』を入れています。

きくちゆみ

追伸:11月26日に東京平和映画祭for Youthの開催が決定しました。20代のスタッフを大募集中。おもしろいですよ。次回実行委員会は8月26日。希望者はご連絡ください。
www.thepeacealliance.org/

Dept. of Peace PNG

2005/08/17

60年目の広島からイラクへ

8月7日にグローバルピースキャンペーン用に書いた原稿ですが、配信されていないので、まずここにアッップします。今年の夏は広島のあと、名古屋でも講演とコンサートをやり、そのあとは、アメリカ、韓国、オーストラリアから平和活動に関わる人たちが我が家に滞在していて、大忙しでした(夏は毎年そうなんだけど)。今、ちょっと一息ついたところです。
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8月6日の広島からもどりました。そこには平和を祈り、平和を求め、平和のために行動する大きな「地球家族」たちが集っていました。原爆から60年という大切な節目に、広島に呼んでくれた中川圭子さんとゆかいな仲間たちに感謝します。平和シンポジウムは、お父さん役が水島裕雅先生、お母さん役が私、そして長男役に23歳の河原正生さん、長女役に高校生の堀田紗千さん、次女役に中学生の大崎詩歩さんという家族が平和についてざっくばらんに話し合っているかのような、アットホームな雰囲気の中で進行しました。集まったのは70余人と決して大人数ではありませんでしたが、なんとも暖かい、気持ちの良い集いでした。

シンポジウム終了後はみんなで灯籠流しに合流し、祈りをあわせました。川の中ではカヌーにのって流れから外れてしまいそうな灯籠を黙々と元に戻す作業を続けるバウさんと松田卓也さんの姿がありました。対岸では憲法9条の歌を早苗ネネさんや和水(かずみ)さんが歌い、サダコの甥っ子がボーカルをするゴッドブレスも歌いました。

灯籠の一つ一つに心を合わせていると、メセージが聞こえてきました。
「私の魂が本当に癒されるのはすべての核が廃絶されたときです」
はっとしました。60年がたってもう次の段階にいくのだ、とただ漠然と思っていたのですが、広島や長崎でいのちを落とした人たちが本当に癒されるには、この地球から核をなくしていくという気の遠くなるような作業を、粘り強く続けていくしかないのだ、と灯籠は教えてくれました。

こうして私たちが広島で祈る間にも、イラクでは占領と戦争が続き、猛暑の中水を求めながらいのちが消えていっています。60年前の広島、長崎で繰り広げられたことが、今もまた別の形で継続しています。どうか、イラクからの声も聞いてください。

きくちゆみ
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★☆★バグダッドへ水を送る緊急支援にご協力ください★☆★
    —イラク「命の水」支援プロジェクトからのお願いー

サダム政権崩壊から2年。米軍の占領政策破綻により、イラクでは相変わらず水と電気が不足しています。バグダッドも例外ではありません。7月19日の浄水場爆破によりサドルシティを始めとして市内領域の50%で給水がストップしました。(3日後に給水が始まりましたが、過去6週間のうち給水されなかった週が4回もありました)。
人々は常に水が来ない不安にさいなまれています。

イラクレジスタンス・レポートによると、バグダッドでは、水不足により、重症患者が続出しています。(以下、イラクレポートからの引用)

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「私たちにできることは、このことによる死者を減らすことだけ。病院と診療所で見られる患者の数はひじょうに多いが、その原因はいつも同じです。子どもたちは汚染された水で重い病気になっています。それも家庭で普通に使っている水ですよ」
−バグダッドのシャブ地区で内科を専門とするハリド・アドナン医師が悲惨な状況を話したが、占領軍とその手先がレジスタンスとの戦闘や宗派間の不一致にしか関心を示さず、水処理問題を無視しているために事態は悪化の一途をたどっている。

 イラクの首都バグダッドはチグリス川をはさんで2つに分かれている。この都市の居住者は、現在悩まされているような水問題を、かつて歴史的にも、何千年にわたって経験したことがなかった。

だが現在のバグダッドは、暑い夏に入って水不足の都市となり、その市民はきれいな水を切望しているものの、それを手に入れること
ができないでいる。

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夏には50度を越えるイラクで水がないことは生命に関わる問題だと認識し彼らを支援するためイラク「命の水」支援プロジェクトを設立しました。

私たちは
*バグダッド市内に井戸を掘ります(生活用水として)
*ミネラルウォーターをバグダッドに送ります(飲料水として)

井戸を掘る費用はおよそ12000ドル(500家族分)。
ミネラルウォーターは1家族1週間分として10ドル必要です。

★ みなさま、バグダッドの人々が無事にこの夏を過ごせるようにご支援ください。
★ 一口1000円(複数口歓迎)でお願いします。
★ 1000円で1家族の飲料水1週間分を送ることが出来ます。

イラク「命の水」支援プロジェクト振込み口座は
  郵便振替口座  00150−4−540335
  口座名   イラク「命の水」支援プロジェクト
・呼びかけ団体  イラクホープネットワーク、
          リバーベンドプロジェクト、
          劣化ウラン廃絶キャンペーン、
          自衛隊のイラク派兵反対 声をあげる女の会
         STOP!劣化ウラン弾キャンペーン
          NPO法人 PEACE ON

・呼びかけ人    相澤恭行、安藤多恵子、池田真里、石坂 啓、石原みき子、石丸 朗、泉田守司、稲垣仁史、猪俣やよい、伊藤美好、今井泰子、岩崎久美子、生方 卓、荻野仁司、加藤千代、鎌仲ひとみ、神川辰子、きくちゆみ、河野義広、國場大介、こやままゆみ、齊藤力二朗、坂本一晃、佐藤好美、志葉 玲、醍醐 聰、高遠菜穂子、高橋茅香子、千早、中川 敬、にしだかずこ、平山基生、星川 淳、細井明美、宮城幸太郎、宮沢さかえ、向井雪子、毛利正道、森住 卓、渡辺一枝、(8月4日現在)

2005/08/05

♪原爆投下から60年、明日広島へ♪ - 11分14秒 - 2.6MB

PodCast GIF

明日朝一番で広島へ飛びます。今日のポッドキャストは、アメリカで初公開される原爆の極秘映像。60年間隠されてきた映像が初めてアメリカ国民の目に。サンダンスネットワークという衛星チャンネルが放映するそうです。観た人の感想を聞いてみたいものです。
明日、私にコンタクトとりたいかたは、新しい携帯に。 080−6540−1047

2005/08/03

車のこと、友達の本のこと

 スバルのR2という軽自動車を新車で買いました。都会ではまったく必要なかった車ですが、ここ鴨川に移ってからは足代わりにどうしても必需品になっていました。これまでドミンゴ(スバルの普通車で1200ccの7人乗り)の中古車を2台乗り継いできましたが、ドミンゴはもう生産中止なって久しく、中古で良い状態のものは入手しにくくなっていました。ドミンゴは大きさは軽自動車と同じですが、エンジンがパワフルで7人まで乗れるというのが、山暮らしで客人が多い我が家にはピッタリだったのです。
 我が家は客人の送迎用に7人乗りはどうしても必要です。これは毎日は使わないので、中古車で何か見つけるつもりです。肝心なのは毎日子どもの送り迎えや買い物などに使う「足」のほう。我が家へ入る山道は狭くて急なので、ある程度パワーがあり、小さくて燃費のいい車を探しました。それでスバルのR2に決めました。1Lあたり20キロ以上(モデルによる)走り、軽自動車の中でもダントツの燃費です。外観もなかなかおしゃれ。ネットで検索して、新車を一番安く販売していた東京の西の端まで、これから車を取りにいきます。これでガソリン代と環境への負荷が少しでも減るといいのですが。
 話は変わって、友人たちが合同出版から立て続けに本を出したので、紹介します。合同出版は私たちの本『ハーモニクスライフ』『戦争中毒』『テロリストは誰?』『911ボーイグを捜せ』を出してくれた出版社です。
 1冊目は瀬川文子さんの『ファミリーレッスン 愛が伝わる魔法のコミュニケーション』。瀬川さんとはここへ越してから親しくなりましたが、最近は互いに忙しくてなかなか会えません。もうお孫さんまでいるけれど、「親業」や子どもへの暴力を防止するCAPなどの活動に走り回る、暖かく、優しく、はつらつとした魅力的な女性です。
 結婚した相手が二人の子持ちだったためにいきなり母親になって苦労したことから「親業」に出会い、家族とのコミュニケーションの重要さを学び、やがて教える側に。家族(親子、夫婦)は人間関係の基本で、ここでの幸せな関係が人生に良き影響を与えるのはいうまでもありません。
 ちょっとしたことですれ違ったままになったり、本当の気持ちが伝わらなくてつらい思いをしたり、人間関係の悩みはつきないですが、この本を読むと、同じことでも、その伝え方、コミュニケーションの取り方で、ぐーんと関係が改善することがわかります。タイトルこそ『ファミリーレッスン』になっていますが、より良い人間関係を創り、豊かな人生を送りたいすべての人に読んでほしいです。
 もう1冊は、これぞまっていました!という本なんですが、田中優さんの『戦争をやめさせ環境破壊を食いとめる新しい社会のつくり方 エコとピースのオルターナティブ』。タイトルがやけに長いですね。田中さんとはブラジルで行われた地球サミットの準備をしていた1991年頃に知り合い、以来大変信頼を置いているNGO仲間です。彼の本はどれも環境問題に関わる人には必読だと思いますが、まだでしたら『環境破壊のメカニズム』『どうして郵貯がいけないの』(どちらも北斗出版)はぜひ。
 今回の本は、そのタイトルが示している通りの内容ですが、現状をしっかり伝えてくれるだけではなく、そこから私たちの望む未来に移行するには、今何をすればいいか、何ができるか、の具体的な提案(すでに小規模だけど実践されているものも多々あり)がぎっしりつまっています。たとえば、貯金をするかわりに自分たちで市民バンクをつくる、就職するより自分たちで市民セクターの事業を興す、電力会社から買う電気を減らし(省エネもする)電気を自給してみる、ガソリンじゃなくて植物燃料で車を走らせる、半農半X(私の場合は半農半著)暮らしをしてみる、などなど。
 一言で読後感を言うと、「わくわく」。ここのところ私が関わった映画や本は、『戦争中毒』にしろ『テロリストは誰?』や『911ボーイグを捜せ』にしろ、現状認識のための作品ばかりだから、「大変だ」「どうしよう」「なんとかしなくっちゃ」と思うところまででした。私はこれからの講演では、この本を持って日本中を回るつもりです。多くの人にこの本を読んでもらい、実際に行動を起こしてほしいからです。行動すれば、私たちが望んでいる未来が少しずつ現実のものになっていきます。

2005/08/02

8月6日は広島、9日は名古屋で会いましょう

おもしろい本の広告を、メルトモが教えてくれました。岩波書店のものですが、なかなかです。この本、500円は安いですね。ぜひ読んでみたいと思いました。
http://www.iwanami.co.jp/kenpou/index.html

本と言えば、友人二人が立て続けに合同出版から本を出しました。瀬川文子さんの『ファミリーレッスン 愛が伝わる魔法のコミュニケーション』と、田中優さんの『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方 エコとピースのオルターナティブ』(タイトルが長いのは、出版社の趣味でしょうか?)。どちらもそれぞれ素晴らしいので、お勧めします。合同出版は私たちの『戦争中毒』『ハーモニクスライフ』『テロリストは誰?』『911ボーイングを捜せ』などを出してくれた出版社です。

さて、ずっと交渉を続けていたデニスクシニッチ下院議員のこの夏の来日が正式に延期されました。広島、長崎、沖縄、名古屋、福岡などで準備に奔走してくださったみなさん、来日を楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい。その代わりにビデオ会議(ネットでつないで、リアルタイムで講演を聞き、対話ができます)が9月19日に東京で行われることになりました。その詳細は、追ってオープンジャパンブーメランとこのブログでお知らせしますね。
http://www.peace2001.org

クシニッチの来日が実現しても、しなくても私を呼んで平和の集いを持とう、と準備をしてくれたのが広島と名古屋。クシニッチの来日がなくなったことで集客が大変なのに、スタッフはいろいろと知恵を絞り、張り切って受け入れを進めてくれていて、頭が下がります。どうもありがとう!

広島は「ピースアクション広島2005」が8月6日の午後4時から、広島女学院のゲーンスホールにて(広島市中区上幟町11−32 電話:082−228−4131)。問合せ:082−992−0797(平和シンポジウムin広島)
http://www.heiwa-s.org

そして8月9日の名古屋は、玄さんも参加してミニコンサートもあります。
きくちゆみ&森田玄・ピース・トーク・ライブ

日時:8月9日(火)18:00開場、(開演は、18:30)
場所:名古屋市女性会館ホール(中区大井町)
(地下鉄名城線、東別院駅、1番出口徒歩5分)
入場無料、誰でも入場できます。
出演者、きくちゆみ、森田玄、9MAP(クマップ)

出演者紹介:
きくちゆみ、森田玄:日本では自給的生活を送るかたわら、アメリカに出かけていきアメリカが使用している劣化ウラン弾による放射能汚染を訴えるなどの活動とともに、音楽活動をしている。クシニッチ氏が2万通を超える賛同の声に押されて大統領候補になった時、日本に彼を紹介しました。

クマップ(9map):岐阜県大垣市の真宗大谷派の住職さんが中心になって作ったグループ。スマイルという平和な世界を願った歌をリリース。このグループはゆるやかなネットワークで、メンバーは、子供から高校生大人まで。

主催:クシニッチの名古屋講演を実現する会(クシニッチキャンペーン名古屋)
協賛:第9条の会なごや
たかだようこ tel/fax052−834−5122
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今、エイミーグッドマンのデモクラシー・ナウを聞いていたら、ナイジェリアが旱魃で大飢饉が発生しつつあります。旱魃とイナゴの大発生のダブルパンチで100万人の子どものいのちが危険にさらされている、という話。本当に戦争なんてしている場合じゃないんだから。戦争に使うお金を、環境保全と飢餓・貧困の終焉に使うときがきています。
http://www.democracynow.org

2005/08/01

鎌仲ひとみ&森住卓

昨日は東京の新宿で、タイトルのお二人と立て続けに対談がありました。鎌仲さんは映画監督で、第1回目の東京平和映画祭で『ヒバクシャ』を上映させていただいたご縁で知り合いました。『エンデの遺言』も彼女の作品です。昨日は今彼女が撮っている『六ヶ所村ラプソディー』の制作過程を発表する『六ヶ所村通信3』の発表会に呼ばれました。「六ヶ所村通信1−3」まで一挙上映したので、大勢の人がつめかけ、会場の新宿御苑インフォメーションセンターは満員でした。1時間の対談時間は楽しくて、あっというまに終わってしまいました。

そこから歩いて10分、こんどは新宿紀伊国屋本店。4階の画廊で森住卓さんの写真展が行われているのですが、そこで彼の本の完成発表会に合わせて、対談をしました。もともとは私と森住さんが共著で出すことになっている(もう原稿を書き終えた)『子どもに伝える核兵器廃絶』という本の発表会も兼ねていたのですが、編集者が病気になり、出版が一年延期されたために、その本はなし。ただ対談だけをする、という格好になりました。

普段無口な森住さんとのお話も、あっという間に1時間がたって、終わってからの本の販売もなかなか好調で、「戦争中毒」は売り切れてしまいました。アメリカからは、日本と中国と韓国/朝鮮のヒバクシャの映画を撮っているディビットたちも駆けつけてくれ、ロンドンからは、森住さんの写真展を主宰しているみどりさん、ウィリアム・ブルムの本などを翻訳している益岡賢さんとパートナーもきてくれて、普段ネットでしかやりとりしていない仲間たちが一同に会した(共通項は核問題/劣化ウランなど)、という感がありました。こうい日は本当にうれしいものです。

二つの対談が終わってからは、鎌仲さん、森住さん、みんなと一緒に伊勢丹7階のチャヤ/マクロビオティックという自然食レストランに行きました。おいしいごはんと、素敵な仲間がいれば、私は最高に幸せ。今の仕事(平和や環境問題についての執筆や講演)をするようになってから、大変なことはたくさんあるんだけど、素敵な人たちとの出会いに恵まれて、心はいつも幸せです。

今日は我が家に東京の八王子と三芳から4人のお客さんがランチを食べにきてくれて、またおいしいごはんを共にすることができました。ありがたい毎日です。真夏のオーガニックランチはこんなメニュー(ひとり乳腺炎で一切の動物食品と油がだめ、という制約の中で料理しました)です。

1、ぶなしめじとごぼうのまぜごはん
2、蒸し茄子のピリ辛ソース
3、ひじきの煮物
4、冬瓜とエリンギのあわ煮
5、トマトと大豆のサラダ
6、長いものしそ和え
7、みそ&キュウリ
8、蕎麦菜のサラダ
9、ぬか漬け3種(きゅうり、大根、人参)
10、とうふとわかめのみそ汁
11、梅干し/3年番茶
12、無農薬ぶどう(デザート)

太陽と大地と海の恵みに感謝して、ごちそうさまでした。
ランチは予約制で、お一人様1500円です。
ハーモニクスライフセンターでの宿泊は1泊2食で5000円です。森田玄が育てた畑からもぎたてのお野菜を、きくちゆみが無添加調味料で心を込めて料理しています。

2005/07/27

♪黄色い宇宙の種の年がはじまりました♪ - 5分01秒 - 1.2MB

PodCast GIF

7月26日から新しい年が始まりました。黄色い宇宙の種の年。私は黄色い倍音の戦士。同じ黄色だから、何か関係があるのかしら?実は13月のカレンダーは持ってはいるけれど、あまりよくわかっていない私。でもなんだか、おもしろいから我が家に飾ってあります。さて、今日(7月27日)もまた、ポッドキャストにトライしました。ゲストは私のパートナーである森田玄。なぜポッドキャストを始めたのか、何を伝えたいのかを話してもらいました。チェックしてね。

2005/07/22

♪小貫大輔さんをポッドキャストのゲストに招きました♪ - 5分18秒 - 1.3MB

PodCast GIF

小貫大輔(私は大ちゃんと読んでいる)さんと初めて会ったのは、地球環境サミットがブラジルで行われた1992年のことです。この間もう何年(13年)もたっていますし、彼がほとんどブラジル在住なので、なかなか会えないのですけれど、互いに共感する部分があり、今回は我が家まで足を伸ばしてくれました。日本の平和憲法が瀕死な昨今ですが、その第9条をブラジルの憲法に入れたい、と彼は言うのです。そんなことが可能なの?って思うかもしれないけれど、新しいことがいろいろ起きている(1986年まで軍事政権だった)国だからできるのかもしれません。前向きで、ノリがいいしね、ブラジル人は。というわけで、昨日からここに泊まって、「テロリストは誰?」「911ボーイングを捜せ」を観てもらったり、いろんな話をしたりしています。

昨晩は、鴨川でシュタイナー教育に興味のある人たちに集まってもらって、ざっくばらんな話し合いもしました。鴨川はごはんがおいしいのが何よりです。一品持ち寄りの食卓はとても豊かでした。帰り際に、ダミアンから教えてもらったばかりのネットラジオ(ポッドキャスト、といいます)にトライしました。まだよくわからないけれど、なんとか録音できました。第1回目のポッドキャストになります。聴いてみてください。小貫大輔については、こちらもご参照ください。
http://www.forum3.com/projects/alt/column/thread001/

2005/07/17

♪ポッドキャスト(ラジオ放送)を始めます♪ - 1分04秒 - 272KB

PodCast GIF

こんにちは。今日からポッドキャスト(ラジオみたいに聞けます)を始めます。
もしポッドキャストレシーバーをお持ちじゃない方は、このブログのタイトル「ポッドキャスト(ラジオ放送)を始めます ♪」をクリックすれば、聞くことができます(コンピュータによっては、ダウンロードを開始します)。4つの人気あるポッドキャストのプログラムです。

アイチューンズ(フリーウェア:ウィンドウズ、マック、日本語、英語)http://www.apple.com/jp/itunes/ iTunesの最新バージョン4.9のみ、ポッドキャストを聴くことができます。私のポッドキャストを聴くには、メニューバーの詳細設定から「ポッドキャストに登録」を選び、出てきたウィンドウに私のポッドキャストのURL: http://feeds.feedburner.com/kikuchiyumi を入力し、OKを押します。 (私のポッドキャストはアイチューンズ・ミュージック・ストアにまだありません。)

アイポッダー(フリーソフトウェア:ウィンドウズ、マック、リナックス日本語と英語)http://ipodder.sourceforge.net/index.php

アイポッドX(フリーウェア・ライト・バージョンかUS$19.95のフルバージョン、マックOSX)http://ipodderx.com/

ブロッグマトリックスジェーガー(フリーウェア:ウィンドウズ、マック)http://www.blogmatrix.com/products_jaeger/


それでは、お楽しみください。

♪きくちゆみ♪