2005/12/31

もちつき&Dave Vonkleist

Mochi Tsuki 01

わあ。もう大晦日になっちゃった。なんて早い一年なんでしょう。餅つきは楽しかった。29日は上野さんの農人舎で、昨日30日は我が家で、二日続けて餅つき大会。

Mochi Tsuki 01


我が家では毎年無農薬の玄米餅をつきます。今年は赤米、黒米餅もつきました。ストーブの上には黒豆が煮てあり、これと栗きんとん(栗はこの秋に収穫して、保存してあります)、

Mochi Tsuki 01


なます(大根と人参)だけは作ります。おせち料理は我が家ではこどもたちにあまり人気がないので、毎年これぐらいしかしません。でも玄米餅は本当においしい!少食宣言をしようと思っているのに、いくらでも食べられてしまうので、恐ろしい。きつめのジーンズをはいて、ちょっとセーブしないと。

Mochi Tsuki 01


911 In Plane SiteのDaveさんと久しぶりに長電話をしました。この映画について、彼は(私もですが)アメリカでたくさんの攻撃や批判にさらされているようです。平和運動をしている人たちからも攻撃されている、というのが不思議。私もまあ似たような体験をしていますが。なんでだろうね。私は本当のことを知りたいだけなんだけど。

批判や反論には目を通しているけど、私も彼も、やはり911事件には米国政府が関わっている、という考えを変えるような反論には出会っていません。ペンタゴンには757型機は突っ込んだとはとても思えないし、世界貿易センタービルの崩壊は爆発物によるものだと思います。まあ、私たちのことを批判している人たちも真実を知りたいのでしょうから、彼らとも一緒に情報公開を米国政府に訴えていきたいと思います。ペンタゴンの映像は彼らが持っているのですからね。

Loose Change JPG

それにしても、この新作映画はパワフル。この映画も日本語にしたほうがいいかなあ。お金と時間があれば。次のサイトで時間バージョン(作品の半分、英語)を観ることができます。
"Loose Change 9-11 - Alex Jones Conspiracy" Written and Directed by Dylan Avery
http://video.google.com/videoplay?docid=-2023320890224991194&q=loose+change
Download:
http://www.question911.com/links.php
この映画の若い監督とも話しをしました。この冬は彼に会いにいこうかな。まだ20代ですよ。なんて才能と勇気があるのだろう。こういう人物に出会えるから、この仕事は楽しくてやめられません。

Daveとの会話は時間のあるときに英語のブログにアップしておきますので、興味のある方は聴いてみてください。
2006年をより平和でいのちに優しい年にするために、一生懸命働きたいので、どうぞよろしくお願いします。
みなさまも良いお年を。

2005/12/26

♪ メリークリスマス。1月は神戸にいきます ♪ - 17分06秒 - 4.0MB

PodCast GIF

Christmas Tree GIF

みなさんのクリスマスはいかがでしたか?私たちは毎年恒例のネプチューン家でのおいしいディナーパーティーと、昼間は、地域通貨「安房マネー」の交流会でおいしいお餅もたくさんいただきました。お正月を待たずして、またまた太ってしまいそうです。来年は、ジーンズのサイズを1サイズ下げるべく、少食を心がけます!が、私の宣言かな。

今日のポッドキャストでは私がなぜ『911ボーイングを捜せ』を広げているのか(この作品はいい加減だ、という反論が一部の人から出ています)について、そしてアメリカのNSA(国家安全保障局)が長い間広範に行ってきた盗聴についてのNYタイムズの記事を紹介しています。よかったら聞いてください。

良いお年を!来年1月27−29日、神戸では初めて私の解説つきで『911ボーイングを捜せ』と『テロリストは誰?』の上映会が行われます。神戸近辺の方は、よかったらご参加ください。前日には池辺ゆきえさんと一緒のフルートとピアノのコンサートも予定されています。以下、岡林さんからの情報を貼付けます:

<市民社会フォーラム協賛企画のご案内>

「911 ボーイングを捜せ」「テロリストは誰?」上映&きくちゆみ講演会

●日 程 1月28日(土)/29日
●会 場 こうべまちづくり会館2階ホール
 http://www.kobe-toshi-seibi.or.jp/matisen/4kuukan/kaikan.htm
 JR・阪神 元町駅西出口西へ8分,阪神 西元町駅東出口東へ5分,
 阪急 花隈駅東出口南へ3分,地下鉄海岸線 みなと元町駅西口北へ1分

【きくちゆみさんからのメッセージ】
911事件は本当にアラブのテロリストの犯行なのだろうか?
罪のない人たちを一番たくさん殺しているのは、本当は誰なのだろうか?

『911ボーイングを捜せ』や『テロリストは誰?』を観ると、これまで信じてきたことが音を立てて崩れていくのを経験するでしょう。これまでなんとなく「もしや・・・」と思ってきた方は、この映画を観れば「やっぱり!」と納得することでしょう。

*初日(1/28) 「911 ボーイングを捜せ」上映ときくちゆみ講演会
 上映・講演時間 14:30(開場14:00)〜17:00/18:00(開場17:30)〜20:30
【映画の内容】
 テロリストに乗っ取られた民間機が激突したということになっている「911同時多発テロ事件」は、米国政府の自作自演なのではないか、ということを追求したアメリカのラジオ局が制作した作品です。

*二日目(1/29) 「テロリストは誰?」上映ときくちゆみ講演会
 上映・講演時間 13:30(開場13:00)〜16:30

【映画の内容】
米国政府が第三世界に対して仕掛けてきた「数々の戦争と政権転覆の真相」を描た10本の映像によるオムニバス作品。アカデミー賞をとったドキュメンタリー映画『嘘まみれのパナマ戦争 Panama Deception』も収録。このビデオに納められている数々の映像からは、多くの人が知らない驚くべき真実が迫ってきます。そして「国家としてテロを行ってきたのは、実は米国自身なのではないか」という疑問が湧き上がります。

*きくちゆみさんプロフィール
 マスコミ・金融界を経て、1990年から環境問題の解決をライフワークに多彩な活動を展開。『テロリストは誰?』と、『911ボーイングを捜せ』の映画を翻訳プロデュース。翻訳本は『戦争中毒』(合同出版)など。

●参加費: 初日・二日目とも1,200円 事前申し込みの場合900円(両日参加1,500円)
●主催: 「911 ボーイングを捜せ」「テロリストは誰?」上映&きくちゆみ講演会・神戸実行委員会
●協賛:市民社会フォーラム http://homepage3.nifty.com/civilsocietyforum/
アート・サポートセンター神戸 http://www.gallery-shimada.com/artsupport.html
●お申し込み・お問い合わせ先:
 NQC41966@nifty.com(市民社会フォーラム) 
 FAX&TEL 078−821−2552(本田) 

Christmas Lights GIF

2005/12/23

我が家のキャンドルナイト

昨夜は冬至のキャンドルナイトでした。
このサイトを創った人は、誰なんだろう。すてきですね。
http://www.candle-night.org/
きくちゆみ@4410人目のキャンドルナイト参加者でした。

我が家も毎年参加していますが、今年は玄ちゃんが外出していたので、私と子どもたちとあこちゃん(冬の間お留守番にきてくれています)だけのキャンドルナイトでした。おいしいディナーを食べているときはよかったのですが、30分ぐらいで暗がりを怖がりだし、「もう電気をつけよう」と杏菜。そこで、私は、「じゃあ、ろうそくの光の中でクッキーをつくってみようか」と提案。子どもたちの顔がぱっと輝いたので、3人でクッキー作りが始まりました。

この作戦は大成功で、ちょうど2時間が過ぎる頃にやっとガスオーブンにクッキーを入れる時間に。2時間ぶりに電気をつけると「明るい」「電気ってありがたいね、大事にしようね」という話しに。

みんなで暖かいオーガニックココアを飲んで、その間にクッキーは見事に焼き上がりました。玄米のいりぬか入りの地粉のクッキーで、バタークッキー、ココアクッキー、黒ごまクッキーと3種類つくりました。クリスマスのおいしいおやつもできて、大成功のキャンドルナイトでした。

今日はこれから東京。娘が「おかあさん、東京にいかないで」と泣いています。毎回こうなので、本当に後ろ髪をひかれます。おかさんは、楽しくてつらいです。

2005/12/18

♪ 平和省の勉強会と合宿が無事終了 ♪ - 17分10秒 - 4.1MB

PodCast GIF

さきほどまで築200年の我が家(ハーモニクスライフセンター)に集まっていた15名もの方々が帰宅して、がらんと寂しくなった我が家で書いています。冬支度は例年よりも念入りにやり、薪ストーブもガンガンに焚いているのに、それでも寒いです。そんな家によく来て泊まってくれたなあ、と感謝です。遠くは神戸、福島、愛知、静岡などからも多才で多彩な顔ぶれが集まりました。

金曜日の勉強会には12名の申し込みがありましたが、ふたを開けたら50名もの方が集まり、驚きました。東京、千葉、神奈川、埼玉、神戸の各地のチームができ、平和省運動は小さい産声を上げました。詳しい報告はちょっと休んでから、まぐまぐのメルマガに書きますから、それを読んでくださいね。

合宿のほうでは、私は旅館の女将業と料理人と会の進行と一人3役だったので、今はくたくた。今日は早く寝ます。お客様が来る前にいつもよりは念入りに片付けと掃除をしたのですが、もうごちゃごちゃになってしまいました。明日は布団を干したり、たくさんのシーツを洗ったりと忙しいです。子どもたちが保育園に行ったら、ポッドキャストもやってみます。

勉強会が終わったあと、居酒屋で遅い夕飯を食べて、鴨川に合宿の参加者を乗せて車で向かいました。到着したのは1時。もう一台の車は道を間違えて、夜中の2時まで到着しませんでした。薪ストーブを炊いて、玄米粥を準備して、翌朝はそれをいただきました。

昼は合宿に参加する人たちを駅に迎えに行きながら、レストランKIDSでおいしいイタリアンをいただき、夜は我が家で畑の野菜たちをいろいろな料理に仕立てました。ごぼうとしめじの混ぜご飯、大豆のマリネ、根菜の粟煮、ひじきの煮物、ゆず大根、小松菜の黒ごまと白ごまの白和え、根菜と豆腐のみそ汁、梅干しと三年番茶がメニューでした。

食べ物のことばかりよく覚えているな。まあ、おいしいご飯は平和と仲良しの基本です!

翌朝は、北村さんが焼いてくれた天然酵母のパンをおいしいガーデンサラダと一緒にいただき、昼は全粒粉うどんを釜揚げにして、人参の葉っぱのかき揚げと一緒にいただきました。大塚さんが持ってきてくれたおいしいさつまいもで、焼き芋もしました。会議の中身はメルマガで。

2005/12/09

我が家の冬支度

JEAN通信の年末号に書いた原稿。数百人の目に触れますが、もっと多くの人と共有したいので、アップします。

冬支度
                 きくちゆみ

毎年この頃になると、築200年のすきま風だらけの我が家では冬支度に忙しくなります。茅葺き屋根(今は茅を噴き直せる人がいないので、トタン屋根が被されている)の古民家はひさしが長いので、家の中には太陽が届きません。我が家は南側のひさしの下に「太陽の部屋」を二部屋自分たちで増築し、陽のあたる間はお日様のぽかぽかを楽しみますが、一旦日が当たらなくなると、この家はじっとしていたら凍えてしまうほどです。

今朝起きると、室温は3度。1月には零度か氷点下の日も増えます。これって、冷蔵庫の中(5−10度ぐらい?)よりも寒いのです。冷蔵庫の中に一日いることを想像してみれば、我が家の寒さがわかるでしょう。そしていたるところから吹いてくるすきま風で、一層寒さが身にしみます。

そこで、作戦第1号。すきま風を防げ。農業用のビニールを使って、窓(この家は、つれあいの玄さんが夏に改装したので、ほとんどが窓。暖房をいくらやっても効かない構造になっています。夏は最高に快適なんですが・・・)という窓、すき間というすき間を塞ぎます。細長い木とビニールを使って、ガラス窓よりも大きな「ビニール窓」を外側に作るのです。

作戦第2号。じゅうたんを敷け。これまで我々にとっては、高価でもったいなくて買えなかった絨毯。今年はいつもより旅にでる時期を遅らせたのと、冬でもお客様が絶えないので、奮発して全ての板張りの部屋と廊下に絨毯を敷き詰めました。これで下から吹き上げてくる底冷えのする風がだいぶ防げました。長年動かしてなかった家具を移動したので、ついでに大掃除もできたから、一石二鳥です。一カ所、寸法を測り間違えて絨毯が足りない部屋がありますが、まあご愛嬌(4歳の息子に計測を手伝ってもらったので・・・・)。

作戦3号。燃料(薪)を変えろ。我が家の暖房は、薪ストーブなのですが、その燃料の薪を杉の間伐材から、堅い木の木っ端に変えました。ここの周辺の山は杉の植林が多く、その間伐材がふんだんに無料で手に入るのですが、杉はすぐ燃えてしまうし、煤が多くて煙突がすぐに詰まってしまう上、火力も弱いのです。それで樫や欅などの堅い樹木を専門に扱っている材木屋さんを友人から紹介してもらい、そこで捨てられてしまう木っ端を一束(1トン以上あります)2千円で分けてもらうことにしました。薪をこれに変えてから、薪ストーブのあるリビングはぐっと暖かくなりました。

この薪ストーブがついていると、シチューなどの煮込み料理や鍋物がおいしくできますし、熱いお湯にも事欠きません。冬の間は、太陽が沈んでからの長い夕べをこのストーブの周りで家族全員で過ごします。床には厚手の絨毯と子どもたちの遊び場にはホットカーペットも敷いて。これでだいぶ暖かくなりました。(それにしても、この寒さの中ですくすく育ち、風邪一つひかない子どもたちの丈夫さには、驚かされます。都会で生まれ、一生の大半を都会で過ごした私たち両親とは、やっぱり違います)

畑には冬小麦と菜花の種を蒔き、春の収穫を待ちます。そして年末には毎年恒例のおもちつき。我が家では玄米餅や古代米(黒米や赤米)を使ったお持ちをつきます。畑で収穫した小豆や、根菜を使ったお雑煮もたっぷり煮て、お手伝いに来てくれた友人たちにつきたてのお餅と一緒に振るまいます。

年越しには近くの大山不動尊に除夜の鐘をつきにいき、祈りを捧げ、自分ができること行動に移す決意を伝えます。

 この星に生まれ落ちた生きとし生けるいのちが、健やかに天命をまっとうできますように。
 どんな状況になっても、あきらめることなくできることをやり続けることができますように。

クリスマスプレゼントに最適の本を見つけましたので、紹介します。
『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』(辻信一監修、光文社)
帯には「これはちいさな力の大切さを教えてくれる南米アンデス地方の古くて新しいお話です」

その中から、示唆に富む川口由一さんの言葉を紹介して、今年最後のみなさんへの贈り物とします。
  これから大切なことは
  「何かしないといけない」にかわる、
  「してはいけないことから離れる」
  という発想です。
   
  環境問題にしても、問題を解決するのではなくて
  問題を招かない生き方をすることです
   
       —川口由一(自然農・農民)
ーーーーーーーーーー
はみだし:

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2005/12/08

♪ John Ono Lennon, Oct 9, 1940 - Dec 8, 1980 ♪ - 17分30秒 - 4.1MB

PodCast GIF




John & Yoko JPG


Happy Christmas (War Is Over)


So this is Christmas
And what have you done
Another year over
And a new one just begun
Ans so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear one
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Christmas
For weak and for strong
For rich and the poor ones
The world is so wrong
And so happy Christmas
For black and for white
For yellow and red ones
Let's stop all the fight

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Christmas
And what have we done
Another year over
And a new one just begun
Ans so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear one
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear
War is over over
If you want it
War is over
Now...

Happy Christmas

John & Yoko JPG

2005/12/07

「9条守ろう!ブロガーズ・リンク(ブロガー版・9条の会)」に参加します

「9条守ろう!ブロガーズ・リンク(ブロガー版・9条の会)」が結成されました。9条は日本国憲法の柱だと思うので、私も入ります。

9条を変えて普通の戦争のできる国になってしまったら(そんな国はいくらでもあります)日本の独自性と一番のいいところ(この60年間、戦争による人殺しをしていない!戦争ばかりしているアメリカと比べてみて。彼らは少なくとも600万人殺している)がなくなってしまうでしょう。右よりの方も、日本を本当に愛しているのなら、9条を一緒に守りませんか?(私は右も左もない、ただいのちを守りたいだけ)ブログタイトル 「9条守ろう!ブロガーズ・リンク」
 
ブログのトラックバッグと相互リンクで,9条守ろうの輪を広げていきましょうという主旨の結成宣言があります.

もし、ブログをされているなら、あなたもぜひ参加されてはいかがでしょうか. 9条を守る運動はいろいろありますが、私は9LOVEが好きです(クラブ、と読みます)。彼らの出した『9をまく』という黄色い本、すっごくいいですよ。それぞれが、その人らしい表現方法で、「9条守ろう」を広げていけたらいいな!

2005/12/06

平和省の勉強会と合宿のお誘い

9月19日に明治大学で行われた全米平和省会議の報告会&デニスクシニッチの電話公開インタビューに参加した100名の人に送った手紙です。平和省に興味のある方はぜひ。

            平和省の勉強会と合宿へのお誘い

                 2005年12月3日 きくちゆみ

この9月に米国の全米平和省会議、10月にイギリスの国際平和省会議、11月に日本の平和への結集運動に参加して、やはり日本にも平和省が必要と確信しました。日本には平和憲法があるのに、それを実践する政府機関がありません。平和省を創設し、憲法9条を実践し(今は大きく憲法と乖離している現実を憲法へ近づける)、世界へ広げたいと思いませんか? 

私が初めて平和省という考えに出会ったのは、2004年の米大統領選挙に平和省の設立や大量破壊兵器の廃絶などを訴えて民主党から立候補したデニス・クシニッチ下院議員を知ったときでした。こんな議員がアメリカにいるなんて!と私の胸は躍りました。すぐに彼に会いにアメリカに飛び、森住卓さんの『湾岸戦争の子どもたち』の写真集と日本国憲法を手渡したのです。

まもなくクシニッチは劣化ウランの使用禁止を訴える記者会見を行いました。そして彼は、憲法9条を読んで「これは人類が目指すべき理想。アメリカの圧力で変えてはいけない」と言ったのです。

日本の憲法を変えよう、という人たちの理由はおよそ3つあります。アメリカの押し付けだから、現状に合わない、北朝鮮や中国が攻めて来たらどうする、というもの。押しつけ論はあやしいです。幣原喜重郎首相が憲法制定に果たした役割は無視できないし、今回の改憲圧力こそアメリカ発だからです。

現状に合わせて改憲するなら、日本はどんどんアメリカのいいなりで戦争する国になるでしょう。憲法は私たちが目指す理想であり、私たち市民が権力者に守らせるもの。法律と憲法が食い違うときは、憲法が優先するのです。

過去の歴史を紐解けば、他国に出兵して人を殺したのは日本であって、中国や北朝鮮ではありません。暴力をふるい、残虐行為をした人ほど、報復を恐れるものです。アジアとの緊張を高める言動を繰り返す首相が「備えあれば憂いなし」と、有事法制を制定しましたね。

日本には世界が目指すべき理想の憲法9条があります。この60年間日本が戦死者を出していないという点で、今でも機能しています。私は、日本にこそ憲法9条を実践し、世界に広める平和省が必要だと思うのです。平和省創設運動は今世界各地(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア他)で起こり、来年6月21-22日にはカナダで第2回国際平和省会議も開催されます。日本でも地域に根付いた平和省運動を起こしていくために勉強会と合宿を企画しました。勉強会は継続して行う予定です。

* 日本に平和省をつくろう!第1回勉強会
12/16(金)18:30〜21:30 田町キャンパスイノベーションセンター5階(JR田町駅港南口、右階段降りて2軒目のビル)18:00からビデオ上映があります。進行:きくちゆみ、冨田貴史、発表:小林正弥、関義友、大塚卿之 
参加費:千円

* 平和省をつくる運動に関わりたい人たちの合宿(定員10名:既に定員に達しましたがどうしても参加したい方はご一報を)
12/17(土)〜12/18(日)13:00にJR安房鴨川駅ジャスコ前集合 
場所:Harmonics Life Center(宿泊費+2食:5千円)
〒296-0111千葉県鴨川市仲1047 電話 04-7097-1011 FAX 04-7097-1215 
*要予約 。

きくちゆみ yumik@fine.ocn.ne.jp 
冨田貴史 takafumitomita1320@yahoo.co.jp

2005/12/01

♪ ロビンが鴨川にやってきました ♪ - 12分50秒 - 3.0MB

PodCast GIF

オーストラリアで私たちがお世話になった反核活動家のロビンさんが、鴨川にやってきました。ロビンは今は食品の放射線照射問題に取り組んでいるそうです。

彼女は横浜で開催していた平和会議に招かれて来日しました。日本で暮らしていたこともあり(西宮だって)、なかなか日本語も流暢です。でも、もうだいぶ忘れてしまっているので、日本語で話すのはちょっと恥ずかしい、と言っていました。

平和会議のあとは座間基地や横須賀基地を見学し、日本のたくさんの活動家や労働運動家たちと出会ったそうです。平和会議は実行委員会形式で行われ、およそ1000人が参加したそうです。主催は平和委員会や労組や反基地団体など、日本の左派を代表するグループのようです。

私たちはちょうど東京平和映画祭for YOUTHやスピリチュアリティと平和のシンポジウムで忙しかったので、彼女の講演を聞くことはできませんでした。

それで、我が家に滞在中にロビンにインタビューしました。英語と日本語両方のポッドキャストをしたので、どうぞお聞きください。