2009/03/18

3月20日、国分寺で講演「ほんとうにやりたいことを実現させる方法」/ガザの悲劇

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今日は2つの話題を。東京・国分寺で3月20日午後1時から私の講演会(次は4月22日までありません)があります。パルシステム(生協)主催なのでお申込みが必要です。
http://www.palsystem-tokyo.coop
テーマは、「本当にやりたいことを実現させる方法」。自給のための田舎暮らしと子育てと環境や平和のNGO活動と執筆と講演と多様で充実した毎日を生かさせていただいていますが、その過程では「捨てる」ことや「失う」こともたくさん。あなたが本当に自分でやりたいことをやって生きるコツをお話できれば、と思います。

<ほんとうにやりたいことを実現させる方法>
日時:2009年3月20日(金)1時開場、1時半開演
会場:国分寺労政会館4階 第4会議室
講師:きくちゆみ
主催:パルシステム
共催:国分寺委員会・平和分野 六ヶ所から地球を考える委員会

もう一つは、ガザからのレポートです。報道がめっきり減り、関心も薄れていますが、ガザの悲劇はまだ続いています。まずは知ること、関心をもつことが、そして知らせることが私にできること。以下、転送・転載歓迎です。

もし、経済的サポートをしたい、という方がいらっしゃいましたら、一番最後の「パレスチナ連帯」へカンパが送れます。
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みなさまへ(転送・転載歓迎)

パレスチナ連帯・札幌で一緒に活動していた現在イタリアに暮らす石山奈緒さん。彼女が翻訳した「イル・マニフェスト紙」に載ったガザ侵攻のリポートが届けられました。時間が遅れましたが、出来事を思い起こさせてくれます。まずは、1月20日「一方的停戦」直後の紙面。絵画的な描写が胸を打ちます。

   松元保昭

<血を流すパステル画の太陽>ヴィットリオ・アリゴーニ(石山奈緒訳)

イスラエルが国連の学校二つを爆撃し、その学校の職員4人を暗殺した後、ガザ市にあるUNRWAの事務所を攻撃し破壊しつくした結果、市民に配給する予定だったトン単位の医薬品と食料品が灰と化してしまった。ガザにおける建物の残骸から次々と死体が発見される。昨日、ジャバリア、タル・エル・ハワとガザ市そしてザイトゥン間において、赤新月社の医療従事者たちが国際連帯の幾人かのボランティアメンバーの協力のもとで、廃墟から95人の遺体を運び出した。それらの遺体の多くは、かなり腐敗が進んでいる状態だったそうだ。

私の首を狙った外科的な爆撃による絶え間のない恐怖を感じることなくガザ市の道路を歩いていると、体を丸くしながらさまよい歩く犬たちを目にしたとき恐ろしさが湧き起こってくる。彼らの目には、私は餌食として映っているかもしれない。男たちは安堵のため息をついてモスクやカフェに通いはじめているが、彼らが正常さを保とうと無理に装っていることは、すぐに見破ることができる。なぜなら彼らの多くは家族のだれかを亡くし、さらに多くの彼らには住む場所がない。彼らの妻や子どもたちを励ますために日常雑事に没頭するふりをしている。けさ私たちは何台かの救急車に便乗して、ガザ市の中でも最も打撃を受けた地区、タル・エル・ハワとザイトゥンに赴いた。そして、戸口ごとにまわって記入した質問表をもとに、建物の被害の大きさ、家族たちにとって緊急に必要とされるもの;例えば、高齢者や病人に対する医薬品、米や油、小麦など生活のために必要最低限のものなど、についての報告書を作成した。しかし私たちが即時に配布することができたものは、以前ガラスがはめこまれてあった窓を覆うためのメートル単位のビニールであった。トンネルを破壊する目的で使用されたイスラエルの爆弾によって、家ごと跡形もなく真っ平らにされた家族たちに対し、パレスチナ自治政府当局が数千ドルの補償金を出したという情報を、ラファの国際連帯の仲間が教えてくれた。レバノンにおける紛争の終わりには、ヒズボラが数百万ドルの手形を振り出し、家を失った市民に補償金を出した。この包囲下で、通商の差し押さえを受けているガザにおいて、ハマスは市民に対する補償金として、「かろうじて家畜に掘建て小屋をたてられるほどの額」は手渡すことができるだろうと、ラファの農民ハリッドがそっと教えてくれた。

この停戦は一方的なもので、イスラエルはまた一方的にこの停戦協定を破っている。ハーン・ユニスで、パレスチナ人の青年が殺され、また一人が負傷した。ガサ市の東地区では、ヘリコプターが住宅街に向けて白燐弾をまき散らした。ジャバリアにおいても同様の事態が起こっていることがわかった。今日(この新聞を読んでいる人にとっては昨日;編集者注)同じくハーン・ユニスで、軍艦が空き地に砲弾の雨を降らせた、運良くけが人は出なかった。私がこれを書いている間にも、戦車による急襲があったという報告が入ってくる。しかし、この24時間以内にひとつもパレスチナ人側からロケット砲が打ち込まれたという報告は入っていない。

外国のジャーナリストたちは、このガザ回廊すべてについての情報を得ようと押し寄せてきたが、やっとここにたどり着く事ができたのは今日になってからである。イスラエルはすべて事が終わってからジャーナリストたちに通行許可証を発行したのである。まだ爆撃が続いている最中に到着した者たちは、即死してもおかしくないほどの危険を冒していた。コリッエ・デッラ・セーラ紙特派員のロレンツォ・クレモネージが語ってくれたのは、そこを通過しようとする乗用車に対して、イスラエル兵士たちは銃弾の雨を降らせたという。ガザ市のアル・クッズの病院で、黒こげとなって見つかった骸骨を目の前にして、職務執行停止処分を受けていたBBCの報道記者は、いったいどうやってこの建物をテロリストの巣窟だと取り違えることが可能なのか、と聞いてきた。この英国人ジャーナリストに対して、私は前よりもっといらだちながら答えた。「ここの燃えさかる建物から逃げる途中の子どもたちが、今ここにいる同じ地区の建物の屋根の上に陣取った狙撃兵たちによって、同じ理由で彼らの銃の照準の中にいた。狙撃兵たちは躊躇することなく子どもたちを撃ち、彼らの脳の一部分はアスファルトの上に飛び散った。」

私たちの間、つまりこの虐殺の証人でありまた犠牲者である私たちと、生存者の証言から幾分かの情報を得てやって来た者との間には、明らかに堪え難いほどの差が存在している。ローマからは、復興作業に必要な資金提供はハマスによるガザ統治が続く間は欧州議会が凍結するという内容の情報が入ってきた。外務担当欧州委員のベニタ・フェッレーオ・ワルドナーの言葉を借りるとこうである。「ガザ回廊の復興作業に対する援助は、パレスチナ自治政府首相アブ・マーゼンが新たに自治区への権限を持つ場合においてのみ、実現するであろう。」ガザのパレスチナ人にとって、これは明らかに市民戦へ向かわせる諸外国からの招待状となり、また彼らの国家への大きな打撃と受け取れるであろう。まるで、彼らの両親が民主主義を選び、ハマスを自由な選挙において選んだからという理由で、410人の子どもたちの虐殺が合法化されるといわんばかりである。「アメリカ人はブッシュのような戦争屋を自由に選ぶ権利があり、イスラエル人はシャロンやネタニヤフのように血で汚れた手を持つ指導者たちを選ぶ権利があり、私たちガザの市民にはハマスを選ぶ自由はない・・・」と、イスラム運動には一票を投じなかった人権活動家のモハメッドがつぶやいたが、私にはそれに反論できるほどの意見を持ちあわせていなかった。

いまなお生きているパレスチナ人は死者から学び、また死にもだえながら生きていくすべを小さい時から学んでいる。幾たびと重なる停戦は、人々にとって、いつもそう遠くはない和平に向けての、ある虐殺とまた別の虐殺の合間に死体の数を数える不吉な一時期であるという観念をさずける。一台の救急車に乗ってガザ市を巡回している最中、一度サイレンを鳴らさずにいたとき、この戦争が、笑顔を奪われ、おびえるような目つきをし、目はたえず飛び回る飛行機を探しまわりながらじっと空を見つめている人々が、この町の廃墟に永遠に刻まれ続けるだろう、と感じた。

ある一軒の家の中の床に、パステル絵の具の、明らかに幼い子どもによるもので、かなり大急ぎで避難するために、途中で書くのをあきらめたと思われる何枚かのスケッチ画があるのに気がついた。手に取った一つの紙には、戦車とヘリコプター、そしてばらばらになった体が描かれていた。紙の中央には、石を手にした子どもが太陽の高さまで昇りつめ、死者たちの乗った空飛ぶ車を破壊している絵が描かれていた。子どもの絵に描かれている太陽は、生きていたいという、また姿を現したいという願望の表れだと言われている。私が目にした太陽は血の涙を流して泣いていた。これらの心的外傷を和らげるためには、一方的な停戦で充分なのだろうか。私たちは人間であり続けるのだろうか。

Reportage da Gaza

Solo i morti vedono la tregua

Un sole di pastello che perde sangue 

Vittorio Arrigoni

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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538 
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