2009/04/10

沖縄・西表島のしんごくんからの返事

しんごくんとメールのやりとりをしていたら、とても素敵な返事がきました。ああ、若い人たちに読んでほしいなー、って思ったので「これブログにアップしていい?」って聞いたら、「もちろん」といってくれたので、そのままアップしますね。しんごくん、ありがとう!
ーーーーーー
こんにちは。西表島の中坂眞吾です。

昼寝してて起きたらいきなり、ゆみさんと玄さん。びっくりしました。
名前、活動などは前から知っていたのでいつかは会いたいと思っていました。
講演などで会うのではなく、島でこういう形で会えたのがまた嬉しいです。
時間も無く少ししか話も出来なかったですが、これから繋がっていければ嬉しいです。

世界で色々な問題がある中、外見では楽園に見える西表島も色々な問題に直面しています。
異常気象での水面上昇(特に僕の住んでいる干立村は海面0m~1mなので大潮の高潮の時、排水に海水が逆流してきます)台風の巨大化(去年は最大瞬間風速85mが発生しました。これは無事それたけど70m級が3年前から毎年当たっています)など逆に自然が多い分、色濃く直に観えてきます。

当然この現象により山の幸、海の幸も減ってきてます。
観光面のやり方でも世界遺産を外されるガラパゴスの後をたどって行っているように思えます。

しかし、干立村は昔からの文化、知恵、ゆいまーる、が残っているのでコミュニティーなので良い方向に進んで行くよう、がんばろうとおもいます。

また新しい考えを持ち、古きを学ぶ仲間もいます。なので問題だけでではなく楽しみでもあります。
今度機会があれば、村の行事も観にきて下さい。こんな神行事がまだ残っているのが凄いです。
何か感じると思います。僕も祭がなんの為にあるのかここで感じました。

この日、この時に、この人達が、この場所で、この歌を唄う、踊りをするなど、自然の神に感謝する事と全ての動き1つ1つに意味があります。

100人少しの小さい村で、個人のいざこざや喧嘩もあります。しかし行事を捨てた事はありません。何百年とずーっと続けてきました。

僕はこの村で色濃い人間関係を凄く学んでいます。この村では争いが争いでなくなるのです。
その要が行事だと思います。

喧嘩しても行事で1つの事をやり遂げる事によってみんなで1つになれるんです。
その行事がイベント的なものでなく、捨ててはいけない事として村でずーっと続けられてきました。
先人達の最高の知恵だと思います。

僕は怒り嫉妬などの感情や喧嘩は悪いものだと思いません。その感情があるからこそ新しく生まれるエネルギーがいっぱいあると思います。

感情剥き出しにしてぶつかって、新しいものをつくるのが好きです。
うちなんか夫婦喧嘩ばっかりです。でも愛しているから進んでいきます。

今の喧嘩は国単位なので莫大なお金が動き、一発で地球を壊す武器や後世に後が残ってしまう武器での喧嘩になってしまい、地球を痛めたり、関係のない人達が死んだり悲しむ事が起きています。

問題は規模と思います。
喧嘩する事ではなく、喧嘩する規模がでかすぎると。

みんな自分たちの住んでいる所で一生懸命その土地と生きていけば世界が変わるのになと。
ゆみさんが言っていた”みんな自給すれば戦争は無くなる”ですよね。
僕もまったく同じ事を感じています。

この事を伝える伝道師としてこれからもがんばってください。
僕も頑張って色んな自給して色々な人に伝えていけるようがんばって生きていきます。
玄さん、ゆみさん、お子さん達に会えとても幸せです。
また合える日を楽しみにしています。

明日は魚獲りに行ってきま〜す。

   しんご
ーーーーーーーーーーー
こんな素敵な若者が沖縄の西表島にしっかり根を下ろして、米を育て、イノシシを狩り、魚を獲り、食廃油で車を走らせ、家族を育み、仲間をどんどん増やしていることが、うれしくてうれしくて。

5月8日と11日にまた沖縄でローフードとマシューくんをテーマに講演をワークショップをすることになりました。詳細はまた追々発表します。


*読んでくれてありがとう。人気Blog Rankingに参加しているので、クリックしてくださいますか?ランクが上がると読む人が増え、メディアからは伝わりにくい大事なことが伝わるから。

0 件のコメント: