2010/04/28

六ヶ所村再処理工場は税金といのちの無駄遣い

私は六ヶ所村再処理工場、ウラン濃縮工場、常陽(高速増殖炉の実験炉)、リサイクル機器試験施設(英語名:Recycle Equipment Test Facility、略称:RETF)、もんじゅ、などの一連の核施設は日本のエネルギーに寄与することがないばかりでなく、核兵器製造に直結する施設なので、運転(再開)にも私たちの税金を使うことにも反対です。

六ヶ所村、最近どうなっているんだろう、と思っていましたら、「美浜の会」の小山さんから現状報告が届きました。大切なことなので広く知らせてください(メディアは知らせないから)。
ーーーーーーーーーー
六ヶ所のガラス固化溶融炉の現状に関する見解を美浜の会ホームページに出しましたのでごらんください。
http://www.jca.apc.org/mihama

溶融炉では、炉底に鎮座している落下レンガの取り出し作業を4月3日からしています。
しかし、レンガが炉底から少しずれた位置にあってつかむことができません。
4月21日発表では、すでに2つのつかみ器具をボツにしました。
3つ目の器具の状態は不明ですが、最後の4つ目の器具を改良する予定です。
レンガを真ん中の位置に寄せられるように工夫するそうです。
法定点検が入ることもあって、次の作業開始は5月半ばになるとのこと。
レンガを確実につかむ保証はなく、4つ目のつかみ器具がボツになれば万事休すです。
少なくとも昨年8月末に立てたスケジュールが大幅に遅れることは避けられません。

この溶融炉には、さらに深刻な問題のあることが今年2月の原燃報告で明らかになっています。
レンガが落ちた原因は、前の見解と違って、自然落下だというのです。
ガラスはある程度溶けないと電流を流さないため、天井に取り付けた予熱ヒータで先に暖めます。
それで天井が高温になり、冷めるときにレンガが収縮して損傷します。
急冷すると大きな力が働きます。
このようなプロセスがあったために、それが原因でレンガは落ちたのだそうです。
そうすると、落ちそうなレンガが他にもあることは明らかです。
このことは原燃も認めています。
しかもいまのレンガ取りだし作業で、何度も天井を暖めたり冷やしたりしています。
気が付くといつのまにか、1つであったはずの落下レンガが3つになっていたりして。
レンガとりがレンガ落としになるかも。

いずれにしても、ガラス固化溶融炉の行く手はお先真っ暗。
早く廃炉にするのが一番の良策というものです。

4月28日 小山英之
ーーーーーーーーーーーーーーー
早く廃炉にすることに賛成。なぜなら、この作業に関わっている方も被爆しているはずだからです。六ヶ所村一帯が放射能まみれになってしまう前に(低線量被ばくは、日本中すべての原子力発電所の周辺で起きていて、乳幼児の健康、流産・死産・先天性障害などとの関連を詳しく調べた方がいいと思います)税金の投入を止めたほうがいいのです。

声を上げ続けましょう。地震国に原発はいらない。同時に、原子力に頼らない暮らし方(省エネ、低エネも含む)、日本にぴったりの自然エネルギーを増やしていきましょう。

*読んでくれてありがとう。人気Blog Rankingに参加しています。クリックしてくださると、メディアからは伝わりにくい大事なことが伝わる助けになります。

0 件のコメント: