2013/06/25

フルート&トークショーは大成功!次回(9月6日)も決定

今、コンサートが終わって宿(ハワイ島から来ているあけみさんのご招待)に戻ったところです。終わった〜

久しぶりのソロはどうなるかドキドキしましたが、音楽的には今までの私の演奏の中では一番満足のいくコンサートになりました。鈴木豊乃さんも、また私と一緒に演奏してくださるというので、すごくうれしいです。

今回、彼女はピアノの伴奏というより、自由自在にアレンジもしてくれるコラボレーション。素人の私が言うのもおこがましいかもしれませんが、私のフルートと相性が良くて、楽しくて幸せであっという間の2時間でした。

こんなに大好きな音楽だったのに、環境問題の深刻さに気づいた28歳のときに「フルートなんて吹いている場合じゃない」と演奏活動をやめてしまったのでした。

これからは大好きなこと(たとえばフルート演奏)で、平和や環境や健康(子どもたちのいのちを守ること)に貢献することに決めました。楽しいことなら多少大変でも続けられますからね。

今宵は集まったお客様は懐かしい顔も多く、とても暖かい雰囲気だったので、私は緊張することもなくのびのびと演奏できました。ありがとうございました。

第2部では特別ゲストの方々にも一言ずつお話していただきました。最初は江本勝さん(8月26日になんと同じ場所でサウンドセラピストのAIKAさんと「愛・感謝コンサート」をやるそうです。これも不思議な偶然ですね〜)。江本さんは7月の全米ツアーの最後にハワイに寄り、コナ(7月17日@アロハシアター)とヒロ(7月20日@ヒロ・ウイマンズ・クラブ)で講演されます。

そして次は先日、ハワイ島でもご一緒した野中ともよさん。短い時間にまたユーモアたっぷりの「出会い系」のお話をしてくださいました。こうしてともよさんと仲良くさせていただいているのも、私がハワイ島にいるおかげです。一期一会の素敵なお話で、参加したみなさんは超ラッキーでしたね。

そして、福島からもスペシャルゲストが!

1人は『きんばあちゃんの花見山』の著者で絵本作家のあきばたまみさん。ピアノの豊乃さんの友人で、彼女はこの絵本と花見山に触発されて『花見山』という子どものための連弾曲を作曲したそうです。この日は、なんと連弾(二人で演奏する)の譜面を1人で名演奏。素敵でした〜

もう1人は、昨年ハワイ島に家族で来て、「語り部」とシンガーとして原発事故直後の避難の様子をシェアして、ハワイの人々の心をふるわせた井上美和子さん。彼女には『花は咲く』を歌っていただきました。ステージリハーサル1回だけで本番だったけど、ばっちりでしたよ〜。江本さん、野中さん、あきばさん、井上さん、コンサートを豊かにしてくれて、ありがとうございました。

今日のコンサートの縁の下の力持ちは、作家で平和省プロジェクトでご一緒している彦坂諦さん。からお借りした村松フルートは最高の音色でした。ああ、やっぱり村松はいい音だなあ。また本番のときだけはお借りしたい、と思うような響きの楽器でした。

今日のコンサートに伊藤千尋さんにお声をかけたら、参加は叶いませんでしたが、こんな文章を私のブログに投稿してくれました。転載します。
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伊藤千尋 さんが投稿「ふくしまキッズ ハワイプロジェクト:あなたにもできることがあります」にコメントを書き込みました。

きくちゆみさんのフルートと言えば、思い出すのは、今からちょうど10年前、2003年の米国です。イラク戦争が始まる直前、全世界、そして全米でいっせいの反戦デモが行われ、ロサンゼルスでも10万人が市の中心部に繰り出しました。当時、朝日新聞のロサンゼルス支局長をしていた私が現場に取材に行くと、壮大なデモ隊を前に舞台の上でフルートを吹く日本女性がいました。それがきくちゆみさんです。曲はアメイジング・グレイス。演奏のあと、彼女は武器を楽器に変えようと英語で訴え喝采を浴びました。それは写真付きの記事になって朝日新聞に掲載されました。2度目に彼女のフルートを聴いたのはハワイでした。地元の人々に自らの子育て体験など語りかけながら演奏しました。平和と安心して暮らせる社会のために軽やかに行動する彼女の演奏には、「大地の母」の重みがあります。ぜひ、聴いて欲しいと思います。


日本人女性がフルート演奏 米・ロスのイラク・反戦集会

 【ロサンゼルス=伊藤千尋】「金属は戦争でなく音楽のために使って」。世界を一周した15日のイラク攻撃反対集会・デモの最後に行われた米ロサンゼルスでの集会で、千葉県鴨川市のフリーライターきくちゆみさん(41)が、フルートを吹いて平和を訴えた。映画の街ハリウッドの街頭で、同市の反戦運動史上で最大となった10万人の参加者が拍手を贈った。
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なつかしいです。あれからもう10年が経ったのですね。最近年を聞かれても、31歳までは覚えているのですが、その後はわからなくなっちゃって、なんてはぐらかしているのは、自分がもう半世紀も生きたことが信じられないからです。

昔だったら、人生50年なんて言っていました。
私はやっと半分、と思っています。半分でこれだけできた。でも、まだやりたいことだらけ。だから残りの半分は一切無駄なく、心からやりたいことだけを厳選して生きていくのです。

戦争は終わらない。
原発は壊れ放射能を出し続けている。

それでも私はこの限りあるいのちを使って、ハチドリの「クリキンディ」のように、一滴の水を垂らし続けます。

ポトリ。
ポトリ。

それにしても、江本勝さんも中野ともよさんもお一人で何百人(あるいは何千人)と集めることができる著名人。私のコンサートにお二人が来て、応援メッセージを寄せてくださるなんて、なんてありがたいのでしょう。

福島から疎開中の井上美和子さんの歌も、吉田美佐子さんが福島の5年生の女の子の書いた詩を朗読も、とても感動的でした(みなさんは、泣いていましたね)。私はもらい泣きしないように必死でした(泣くとフルートは吹けなくなります)。

さあ、始まりました。

これは私のライフワークになると思います。
ふくしまキッズハワイプロジェクト

福島の、そして日本の子どもたちが1人でも多く、ハワイ島で遊び(今回の計画)、ハワイに友達を作って、ハワイを好きになって、英語も覚えて(未来の計画)、世界に羽ばたいていってほしいです。



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