2015/08/20

この9歳の子に会いたい!安倍首相に手紙を書いたニューヨークのルイス君

これを読んで、泣いている〜。
http://blogs.yahoo.co.jp/kotyannomama/17645558.html

ニューヨークに住んでいるルイス君、9歳。
被爆者の証言を聞いて、安倍首相に以下の手紙を書いてくれた。
安倍首相だけでなく日本のみんなに読んでほしいです。

ーーーーーー以下、上記サイトより転載:

安倍総理へ

僕の名前はローレンツ ルイスです。

9歳です。

ニューヨークのマンハッタンに住んでいます。

土曜日は日本語の補習校に通っています。

僕は7歳のとき、ワシントンDCにあるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念博物館に行きました。そこで第二次世界大戦中のユダヤ人の悲しい歴史を知りました。僕はどうしてこんなひどい事が起きたのか知りたくて 勉強していくうちに、広島と長崎に原爆が落ちたことを知りました。僕は原爆の事を知りたくて、お母さんに原爆の本を買ってもらいました。

その本には原爆の種類と広島と長崎に原爆を落として戦争が終わったとしか書いてありませんでした。

もっと知りたかったので、僕が8歳の時に広島に連れて行ってもらいました。

そして広島平和記念資料館に行きました。僕は怖かったけどしっかり見ないと本当のことがわからないので勇気を出して見ました。

とても恐ろしい写真がたくさんありました。こんな事が本当に69年前にあったのか信じられませんでした。
そして原爆よりも 250倍も大きな力がある核のことも知り、その核爆弾は世界にたくさんある事も知りました。

ニューヨークに帰って来て、こんなにひどいことがあった事を知っているかクラスのみんなに聞きました。
でも誰も知りませんでした。

僕のクラスメートの半分はアメリカ人で半分はヨーロッパから来ています。

みんなが知らないという事は、世界中の子供達は原爆の事を知らないかもしれないと思ったら、とても悲しくなりました。

僕はあまり話すのが上手ではないので、どうやったらみんなに広島や長崎のことを知ってもらえるか考えました。

考えた結果、子供にも分かりやすいように原爆を説明して、僕の願っている『戦争のない世界、核のない世界、国と国とがお友達になる平和な世界』を伝える本を書きたいと思いました。

そしてその本を買ってくれたお金で、広島と長崎の本を買って世界中の小学校に寄付しようと思いました。

勉強していくうちに分からない事がでてきたことと、本当にこんな事があったのか確認するために、ニューヨークの国連に来ている被爆者と、被爆者の心の治療をしてきたお医者さんに会いました。

どのくらい熱かったのか聞きました。

鉄は3秒で溶けました。

人の皮膚や肉も3秒で溶けました。

魚を焼いて魚の皮が黒くなるまでに3分はかかります。3分は180秒なのでどのくらい原爆が熱いのか分かります。しかもいくら魚を焼いても肉は溶けません。

どんなに痛かったのかも聞きました。

痛みと感じる限界を超えていたそうです。

被爆者の谷口さんは、傷が治っても痛みで70年間1日もきちんと眠れた事がありません。

谷口さんは、傷口にハエが何百も卵を産んで、あっという間に卵からウジ虫が出て来て、そのウジ虫が自分の体の中に入っていくのも見えたし、 腐った肉を食べられている痛みも感じました。

僕は、動けばハエも逃げるのにどうして動かなかったのか聞きました。

「痛すぎて1ミリも動けなかったし、そんなことを考えられる気持ちもなかった」と答えてくれました。

もし僕の体を虫が食べていたら、気持ち悪いしとてもこわいです 。そんなことも考えられないというのはどんな状態なのか僕には想像が出来ません。

やけどでボコボコになっている背中や、骨が腐って変形している胸や、 腐った骨と骨との間に食い込んで動いている心臓を見せてもらいました。

僕はそれを見て怖くて近づけませんでした。

谷口さんは何も悪い事をしてないのに、どうしてこんなにつらい人生を送らなければいけなかったのかとても悲しくなりました。

被爆者の心の治療をしているお医者さんは、 「被爆者達が今話している事は本当にあった事の10%しか話していないんだよ 。あまりにもひどすぎる経験をしているから全部は話せないんだよ」と教えてくれました。僕はこれが10%なら、もし100%の話を聞いたらどんなに恐ろしい話になるのか怖くなりました。

国連に行った次の日(4月28日)、クラスのみんなに国連で被爆者に会ったことを発表しました。

はじめに「広島と長崎の原爆を知っている人はいますか?」とクラスのみんなに聞いたとき、誰も知っている人がいなくて、悲しくなってきて目に涙がたまってきて声がふるえてしまいました 。

5月7日にもう1回クラスのみんなに発表する時間を作ってもらいました。

僕は、今度は原爆の本当のことを伝えるつもりでした。

でも途中で校長先生に止められてしまいました。

それでも最後に「僕は戦争のない平和な世界にしたいです」とみんなに伝えました。まだ話したかった事の5%しか話していなかったので、最後まで発表したかったです。

安倍総理が、日本の自衛隊を戦争に参加出来るように法律を変えようとしていると聞きました。僕は「そんなの絶対にウソだ!」と言ったら、お母さんは日本のニュースを見せてくれました。ウソではありませんでした。僕は本当に信じられませんでした。

70年前、広島や長崎の人たちは虫を殺すように殺されました。僕は虫も殺せないのに。僕たちの平和な未来のために死にました。戦争がどんなに恐ろしいのかを証明して死にました。

日本の自衛隊が戦争に参加する事になったら、何のために戦争でたくさんの人が苦しんで死んだの?何で同じことを繰り返すの?

日本は原爆を落とされた唯一の国だから、「戦争は絶対にいけない!」と世界のみんなに言い続けていくリーダーの国です。もし日本が戦争に参加したら世界のみんなは「日本も戦争に参加しているし、僕たちの国も戦争をしてもいい」と思ってしまいます。

それは世界に「戦争をする事は悪い事ではなくて良い事です。人を殺すのは良い事です」と言っているのと同じです。そして日本が戦争に参加することになったら、世界中の国がどんどん戦争をはじめて、地球は戦争の世界になってしまう。

そして地球はなくなります。

世界平和のために、日本は絶対に戦争に参加してはいけない国なのです。

戦争は人を殺す事です。全てのものをこわします。戦争は何の問題も解決しません。それどころか戦争はとても大きな問題を作るだけです。

世界中の子供達は 原爆や戦争の怖さを知りません。でも本当の怖さを知っているのは日本人だけです。そして世界が平和になるために、戦争の本当の怖さを伝えるのも日本人しかできません。日本はいつまでも世界のお手本でいなくてはいけません。


2015/08/19

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 無事終了 ありがとうございました

先ほど、ふくしまキッズハワイプロジェクト5 フエフエサマースクールの引率を担当してくれた佐々木恵美さんから、「全員、無事到着、親御さんの元にそれぞれ戻りました」というメールをいただき、30日間のプログラムが無事終了しました。

最後の2泊3日はオアフ島のCasa Della Dolceのちえみさん、アロハケイキのあけみさんのお世話になり、美しい夜景を見たり、すてきな宿でくつろいだり、楽しい思い出を増やしたようです。

フエフエランチに残された私たちは寂しくもあり、同時にホッとした感じもあり、脱力感の中、片付けをゆっくり進めています(シーツを洗ったり、荷物を片付けたり、掃除をしたり、など)。が、自分の子どもたちの学校も始まり、日常が戻りつつあります。

今回のサマースクールで私自身が学んだことはたくさんあり、今後のふくしまキッズの活動に活かしていきたいです。

日本、米国、そして特にハワイの大勢の方にお力添えをいただき、無事終了できたことをお祝いし、感謝します。

どうもありがとうございました。

2015/08/17

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 27日目 旅立ち(A Hui Ho)

Java on the Rockでカイルアベイの海を眺め、コナコーヒーを飲みながらこれを書いています。

今、ふくしまキッズ御一行を空港に見送りました。26日間、ハワイ島で過ごした子どもたちは、あと2泊3日をオアフ島で過ごして帰国です。

子ども達が全員、保護者の元に無事戻ると私たちの責任がやっと果たされます。今は寂しさと、安堵感のまざった感じです。ここまで怪我や事故もなく無事送り出すことができたことをお祝いしたいです。

(お掃除と片付けをしていたら、夜になりました)

さきほどのホノルルからの報告では、子どもたちはゴルフ場のカントリークラブでランチを食べたあと、ワイキキとアラモアナショッピングセンターで遊んだあと、アロハケイキ代表のロジャーズ邸で夜景を観ながらピザを食べてから、二日間お世話になるCasa De La Dolceへ行くそうです。たのしそうですね。

8月16日 朝ごはん
スターフルーツ、バナナ
タイパパイヤ
ホワイトパイナップル
キャベツとソーセージいため
野菜オムレツ

お土産
ローチョコトリュフ



2015/08/16

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 26日目 クリス・フチガミ ディナー&コンサート

いよいよ明日の朝、(あ、もう今日ですね)子供達とお別れです。今日はヘンク&あけみさんのPuu Waa Waa Ranchのお家でウクレレのクリス・フチガミを招いて、資金集めのためのディナーとコンサートを行いました。

ディナーのスタッフは最強のふくしまキッズチーム(えみさん、みゆきさん、ゆうこさん、みちなさん、アントニオさん、タイスさん、テナヤさん、私と玄さん)で前菜10品、メインコース3種類、デザートのコースを無事作って食べていただくことができました。

ありがたかったです。

子供達のためにこんなに一生懸命になってくれる人がいる、ということが今の世の中、奇跡的なことだと思った1日でした。

クリスの演奏は今日も冴えていて、近くで聞いていて感動しました。あの小さなウクレレであんな豊かな表現ができることが信じられません。

<食事日記>
朝ごはん
メロン、リリコイ
全粒粉パン、バター

昼ごはん
リリコイ
グリーンサラダ
キャベツとターキーウィンナーの炒め物
サーロインポークのしょうが煮

晩ごはん(@Puu Waa Waa)パーティー
Appetizer (Buffet) 前菜
1 Papaya Boat (Papaya, Strawberry, Banana) パパイヤボート
2 Lilikoi and grapes リリコイとブドウ
3 3 kinds of melons 3種のメロン
4 Daikon pickles canapé 大根漬物のカナッペ(塩麹とうふ)
5 Salmon and cream cheese on ancient grain cracker スモークサーモンとクラッカー
6 Organic Blue and regular corn tips with salsa and hummus コーンチップ&ディップ2種
7 Soba salad そばサラダ(しょうが、大根、のり、めんつゆ)
8 Abocado/Tomato chive sauce アボカドとトマトのニラソースがけ
9 Green salad (miso dressing グリーンサラダ(味噌ドレッシング)
10 Nukazuke (Daikon, Cucumber, Carrot, Umeboshi) ぬか漬け(大根、胡瓜、人参、梅干し)

Main Course (choose 1 of them) メインコース  *1つお選びください

肉料理: 塩麹漬けポークサーロインの“トンカツ”
魚料理: アルバコアツナのソテー イタリアンスタイル(ガーリック&ハーブソース)
野菜料理: 揚げ豆腐の野菜あん和え(絹さや、人参、マッシュルーム)

添え物:グリーンビーンとパプリカのソテー

Desert デザート
Frozen strawberry with raw chocolate 冷凍イチゴのローチョコレートがけ


「食べものが薬」をモットーとする私の料理は、なるべく地元のオーガニックの原材料から手作りしています。この夏、福島の子どもたちは素材からお料理を手作りすることを、ここフエフエランチで学びました。

2015/08/15

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 25日目 ピアノと布草履とプール

このサマースクールで最初の音楽の授業が行われました。先生はいつも「アロハケイキアンサンブル」でピアノ伴奏をしてくれているアンヌさん。音楽の理論を教えていただいたあとは、一人一人に短い個人レッスンをしてくれました。

午後1時からは佐々木恵美さんが先生になり、布草履をコナ在住の方々に教えました。子供達も一緒に自分の布草履を仕上げたのできっと達成感があったのでしょう。

今日はハリケーンの影響で大雨と雷だったのですが、先週のガレージセールで知り合いになった人がお家のプールに招いてくれました。雷がある間は感電の危険があるのでプールには入らせなかったのですが、食事も終わり帰る直前に空が晴れ、予定を変更して(本当は今日は6時半から振り返りの授業がありました)プールで泳ぐことができました。

プールは夜のライティングも素敵で、まるで映画のワンシーンのような素敵な体験だったと思います。

<食事日記>
朝ごはん
グリーンスムージー
クロワッサン
さつまいもパイ

昼ごはん
リリコイ
お蕎麦
サラダ
おにぎり、クロワッサン

晩ごはん@カーラ&クリス宅
スイカ
グリーンサラダ
スィートコーン
バーベキューチキン
ハーゲンダッツアイスクリーム

カーラさんは栄養士で、お料理もとても美味しかったです。ありがとうございました。



2015/08/14

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 24日目 Java on the Rockと老人ホーム慰問

今朝は私と玄さんがいつも朝仕事をしに(WiFiがあるので)通っている、大好きな海辺のカフェJava on the Rockに朝食を招待されました。

アメリカらしい卵料理、ベーグルやラップの朝食をいただき、みんな大満足。そのあとはケアホウにあるLife Care Centerという老人ホームに慰問に行きました。

子どもたちは「アナと雪の女王」の主題歌と「ふるさと」を日本語で歌い、ハワイ島のお年寄りに喜んでいただきました。

午後は自由時間で海に行ったり買い物をしたり、フエフエランチに戻ってランチを食べたり。夜はこれもオプションでウクレレのレッスンに行く子もいました。

残すところあと2日。
大変だったけど、終わりが近づくとやはりさみしいですね。

<食事日記>
8月13日 朝ごはん
フルーツプレートとJava on the Rockのさまざまな卵料理
コーヒーなど(大人)

昼ごはん(買い物組は各自)
ロンガン、ドラゴンフルーツ、パイナップル
グリーンスムージー(ケール、スイスチャード、バナナ、パイナップル)
グリーンサラダ
おにぎりと梅干し

晩ごはん
パイナップル、ドラゴンフルーツ
いちごヨーグルト
グリーンサラダ
たっぷり野菜とターキーソーセージの焼きそば


2015/08/13

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 23日目 ありがとう、アントニオ/NELHA訪問

フエフエランチでのふくしまキッズを対象にしたサマースクールもあと数日でおしまいです。数日前からフエフエランチの水システムにトラブルがあり、水が自由に使えなくなりました。震災を経験している福島の子どもたちは、水がなくなっても動じることもなく、文句も言わず、節水に協力できたので感動しています。

今日はパーマカルチャーの専門家でフエフエランチにFood Forest(持続可能な食べ物の森)を作ろうとしているアントニオ先生の最後の授業。水があればパパイヤの木を植えたのですが、ないと植えても枯れてしまうので、予定を変更してアントニオ方式の新しい丸いガーデンを二つ、子どもたちは作ってくれました。

その二つはファームの一番入り口に近いガーデンなので、何か美しいものを植えたいです。

あまり子どもたちはファームには興味はないのですが、自然をこよなく愛するアントニオの姿に触発されて、ずいぶんとがんばったと思います。どうもありがとう。昨日作った枯れ木の彫刻(ティピのような形)の中には今度、ドラゴンフルーツを植えます。

午前10時からはNELHA(ハワイ自然エネルギー研究所)に行き、ハワイの海洋深層水を使ったOTEC(海洋温度差発電)や自然に優しい養殖魚のことやハワイの自然エネルギーの現状と課題などについて学びました。現在、ハワイの電力の43%は自然エネルギーで賄われており、2030年までにハワイ州として70%まで自然エネルギーで賄おうとしています。日本に比べて、かなり進んでいます。実際、コナの市役所は自然エネルギー100%を達成しています。講師は、私たちの仲良しのエドガーさん。彼のレクチャーはいつも面白いです。

海辺でランチピクニックをしたあとはクアベイに行って夕方まで遊びました。

<食事日記>
8月12日 朝ごはん
ライチ、リリコイ、りんご
餃子、ニラのお焼き、ソーメンチャンプル

昼ごはん(ピクニック)
リリコイ、ロンガン
大根、人参、きゅうりの塩麹和え
ビーツのサラダ
春菊のお焼き
野菜豆腐餃子
おにぎり(のり)

晩ごはん
ホワイトパイナッップル、りんご、ロンガン、ライチ
トマト&グリーンサラダ
芽キャベツのソテー
納豆
生卵(アデールさんの平飼い&フリーレンジ卵)
ご飯
タロイモの味噌汁(ジンジャーヒルのタロイモ)

2015/08/12

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 22日目 餃子パーティー

今回のサマースクールで子どもたちに体験してほしいことの一つは、ここ米国でも注目されているFarm to Table(農場からテーブルへ)、つまり農場で収穫し、料理して、食べる、ということです。

やっと、それに近いことが今日できました。ファームと授業が終わった自由時間に子どもたちはニラの収穫と買い物に街へいき、戻ってきて大量のニラとキャベツを切って、サーロインの豚肉をミンチにして、餃子をつくりました。包むのも自分たちでやり、美味しい餃子ができたので、ファームの先生としてお世話になっているアントニオさんや近所のお友達も読んで、楽しい時間になりました。

<食事日記>8月11日
朝ごはん
グリーンスムージー
ポメロ
リリコイ
クロワッサン

昼ごはん
ポメロ、リリコイ、
サラダ
ソーメン

晩ごはん
メロン
ロンガン(龍の眼)
グリーンサラダ(アボカド入り)
ウルのポテトサラダ(自家製マヨネーズ、イリス作)
餃子2種(肉入り/豆腐と塩麹入り)

餃子リーダーのまりとくん、がんばったね。

2015/08/11

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 21日目 感動のジンジャーヒル再び

8月10日です。鹿児島の川内原発の再稼動に気落ちしつつも、今ここにいる子供たちと真剣に向き合う毎日です。

今日は午前中はBePeaceのコヒーランスのときに使うハートを手作りし、午後はオプションで中古屋さんで買い物をし、ジンジャーヒルファーム(小田まゆみさんのアトリエ)へ行きました。

ここの食事は毎回素晴らしいのですが、今日はまた特別で、オーガニックチキンを使って焼き鳥をしてくれました。たれの中にジャボデカバ(フルーツ)のジャムを入れたのが絶妙で美味しかったです。その他、キムチでも漬物でもなんでも手作りで、今回の私たちのテーマ(ファームからテーブルへ。野菜はスーパーで買うのではなく、自分や友人の庭にあるものをいただく、ということ)にぴったりのご馳走がいただける稀有な場所です。

子どもたちはおかわりをして、お腹いっぱい食べていて、「おいしい」を連発し、うれしそうでした。こうやって畑から収穫したものがすぐにテーブルに登場するというのは最高のごちそうで、フエフエランチ(今、子どもたちが滞在している場所。我が家もそこにある)も早くそうなりたいです。このジンジャーヒルの体験だけでも、いつもスーパーで買ったものを食べている子どもには画期的だと想像します。

食事の後は、キャンプファイアー。火を囲んで、子どもたちは大きな声で歌を歌ってくれました。今回の子どもたちは歌も踊りも上手な子が多く、なかなかのエンターテナー揃いです。

今回はほとんど1ヶ月私たちの場所(フエフエランチ)に滞在し寝食を共にしているので、始まる前はいったいどうなるかと(本当にやりきれるのか)心配でしたが、21日目まで過ぎた今、ゴールが見えてきて、なんとか最後までやりきれそうです。

一番大切なことは、子どもたちを無事に親御さんの元に返すことで、それまでは気を緩めないで毎日、毎瞬を丁寧に生きていきたいです。

2015/08/10

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 20日目 ファンドレイジングのクラシックコンサート

コンサートは満員御礼で大盛況でした。どうもありがとうございました。

今日はビバルディの四季の春、秋、冬をUrsulaさんの生のバイオリンで聞き、つづけて、オペラ歌手のKauilaniさんの素晴らしい歌も聴きました。ハワイ島コナで、本格的クラシック音楽が聴けるのは贅沢です。

ふくしまキッズも歌の返礼をしました。Let it goの「アナユキ」のテーマ曲とふるさとを歌ったのですが、声がよく出ていて素晴らしく、いらしていたお客様は涙ぐんで聞いていました。

本当に今日のパフォーマンスに関しては、子供達はよくやったと私も思います。

これから会計作業などしますが、明日には発表できるといいな!
今日はもう遅いので、明日続きを。

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 18&19日目 ホームステイの間、二人でガレージセール

キッズが我が家にやってきて、ホームステイにに行った翌日、私は大好きななおみ先生のZUMBAクラスに行って頭と体をリセットし、そのあとは、いつものJava on the Rockで久しぶりの朝のコーヒーの時間(にメールチェックなどをする)を持つことがてきました。

ありがたかったです。

そして土曜日は明日のコンサートで同時開催するサイレンオークションの品物を整理するために、もう一度ガレージセールをやりました。

一人でやろうと思っていたら、サンフランシスコから来てくれたサポーターの竹美さん(物神両面のサポートを当初からくださりお世話になっている方です)も一緒に手伝ってくれて、1日がかりでやっと荷物の整理ができました。

これからサイレントオークションシートを書いて、明日の準備です。今日はこれだけで1日が終わりました。くたくただけど、気持ちよい疲れです。

この品物一つ一つに大勢のハワイの仲間達の温かい心が込められています。

会ったこともない福島の子供達のために、自分の使ったもの(ガレージセール用)や価値のあるアートや新品のもの(サイレントオークション用)を大勢のハワイ在住の方々が寄付してくださいました。それら一つ一つのものの原材料は、母なる地球からの贈り物でもあり、大切に生かしたいです。

私たちはそれを販売して、ふくしまキッズハワイの資金を作ります。ガレージセールには毎回、数十名が来てくれるので、その度に、ふくしまキッズのチラシやハガキを渡して、私たちの活動を知ってもらうこともできます。幸運にも話を聞いた方がコンサートのチケットを買ってくれたりもしました。やった甲斐がありました。

たくさんの人々の優しい心遣いに応えて、明日は笑顔でお客様を迎えたいです。

長崎原爆から70年目の8月9日に、ハワイで福島の子供達のためのファンドレイジングコンサートをすることに偶然を超えた何かを感じます。

日本のみなさま、世界各地でこれを読んでくださる方々、以下はPeatixサイトは、コンサートチケット購入だけでなく「ふくしまキッズハワイ」に寄付もできるようになっています。お心と経済的余裕がある方は、ご利用ください(要クレジットカード)。

Classis concert, Vivaldi Four Seasons by Ursula on Aug 9, 4pm:
http://peatix.com/event/103927/

Ukulele Contemporary by Kris Fushigami with dinner Aug 15, 6pm:
http://peatix.com/event/103891

写真はこちら:  https://www.facebook.com/fukushimakidshawaiihouse
日本語ブログ: http://fukushimakids.blogspot.com






2015/08/07

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 17日目 正直なコミュニケーションの大切さ/ホームステイ

今日は広島に原爆が落とされてから、70年目の日ですね。大江健三郎さんが米国の独立系ニュースDemocracy Nowでインタビューされました。
http://www.democracynow.org/2015/8/6/japanese_nobel_laureate_kenzaburo_oe_on

フエフエランチで始まったふくしまキッズハワイプロジェクト5のサマースクールは無事前半が終了し、今日から子どもたちは現地のご家庭にホームステイに行きました。今回はちょうどこちらの新学期が始まった時期と重なり、お子様を持つご家庭からはホームステイを断られ、ホスト先を見つけるのが大変でした。

一度決まった後も、キャンセルが相次ぎ、全員のホスト先が決まったのは本当にギリギリでした。ホストファミリーになってくれたみなさまには心から感謝しています。

毎日朝は7時に早起きしてファームをやるのですが、子どもたちはファーミングにそれほど興味があるわけではありません。ファームの担当のアントニオさんと子どもたちの日々の交流の中で、私たちも学ぶことがたくさんありました。

一つは正直なコミュニケーションの大切さです。今日は子どもたちの声を聞く時間をとりました。自分たちの中では言えていること(不満など)を大人には正直に伝えない、というのが見えていました。学校でも職場でもよくありますが、先生や上司の陰口を言って盛り上がるのはその時は楽しくても、何も解決しません。

そこには、こんなことを言ったら怒られるという恐れや、お世話になっているからとても申し訳なくて言えない、という遠慮があります。それを勇気を持っていうことで、互いの理解が深まります。

朝のファームの時間に、「今日は何をしたい?」と子どもたちに聞くのですが、何もでてこないで無表情で固まっていることが多いです。そして、やっと答えがでてくると、山に登るとか森を歩くとかファーミング以外のことがでてきます。それらはアントニオさんがいなくてでもできることで、彼としてはパーマカルチャーを少しでも教えたいのですが、まだ何も大切なことが教えられていません。パパイヤを植える作業も、途中で中断しています。

その結果、子供達のやっとの思いで伝えた意見は、大人たちの同意が得られず、結局収穫をして終わりました。

意見が受け入れられない経験をした子どもは、意見を言う気がなくなり、ますます固まってたのでした。意見を聞き、それを受け入れないなら、初めからこちらでプログラムを決め、さっさとそれをやったほうがよっぽど良いというのです。また、暑くなると疲れてしまうから早く起きているのに(朝7時から8時半までという時間は子どもたちの意見を取り入れた結果だった)、しばしば終わる時間が延びていて、次の授業のときは疲れて眠くなる、などの不満もありました。

私はそれぞれの子どもに「私にはこう聞こえたけど、あっている?」と伝え返しをし、「ちゃんと聞いてもらえた感じがする?」というと、大きく頷いてくれました。子どもたちの顔が明るくなり、私との距離も少し縮まった感じがしました。

英語の壁も大きいのでした。英語でコミュニケーションをとりたいものの、実際の場面で英語で質問されても意味がわからない、あるいはわかっても、答えを英語で言えない、などのもどかしさもありました。(通訳は入っています)

きっと、子どもたちは今回ハワイに来て日々英語でコミュニケーションをする体験をしたことで「もっと英語を学びたい、会話ができるようになりたい」と思っていることでしょう。

サンフランシスコからは、当初からふくしまキッズハワイを応援してくれているサポーターの竹美さん、「きわいるか」経営者でドルフィンスイムの専門家のきわみさんも、来てくれました。私たちはスタッフを含み全員がボランティアで、子どもたちのお世話にあたっています。私自身はこの活動を始めた張本人ですから当然ですが、私たちのリクエストでさまざまなことに快く応じてくださっている数え切れない人々のやさしさと思いやりで、このプログラムは成り立っています。

よくよく考えると、今の不景気な世の中でこのプロジェクトが継続していることは奇跡のようなことです。サポートをくださったみなさま、本当にありがとうございます。

<食事日記>
8月6日 朝ごはん
グリーンスムージー(バナナ、カラードグリーン、パイナップル)
リリコイ
タロイモとベーコンのソテー
クロワッサン

昼ごはん
キングマンゴ、リリコイ
グリーンサラダ
生春巻き(ナス炒め、春雨、きゅうり、白菜)
ジェノベーゼのパスタ(バジル、ナッツ、オリーブオイル、豆腐、ニンニク、パルメザンチーズ)

デザート:
スィートポテトのパイ(3時過ぎまで残っていた人だけ食べられた)


子どもたちとの再会は、日曜日8月9日のコンサート会場です。


2015/08/05

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 15日目 「てしま」&ピザパーティー

14日目(8月3日)の分はこちらにアップしました。
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ふくしまキッズの後半初日も盛りだくさんの1日でした。朝は地元の高校のWHEAの生徒たちがフエフエファーム(私たちの「教室」である農場)を訪問し、アントニオさんの授業を受けました。こちらの高校生の大人っぽさに、ふくしまキッズは少し圧倒されていました。

お昼はリンダ&ノリご夫妻にコナ老舗の日本食料理店「てしま」でお昼をご馳走になり、それぞれが好きなものを食べました。今日は抹茶アイスも一つを3人で分けて少しだけ。美味しかったですね。

お腹いっぱいになったので東原パーク(木製のジャングルジムなどが楽しい公園)で鬼ごっこなどをして、汗をかいて遊んだあと、コナコーヒーをロイヤルコナコーヒーで試飲し、お土産を買う子は買って、一路、手作り石釜オーブンのあるチャー&チューの家へ。

ここはハイウエイから細されていない山道を四輪駆動の車でずっと上がった自然豊かな森の中。手作りのオフグリッドの家で電気、ガス、水道など公共施設に頼らない暮らしを垣間見せていただきました。

ここの石釜で焼いたピザの美味しいこと。それぞれが用意したトッピングを飾り、世界で一つだけのピザを焼きました。

今日はおそらく、私も含め、みんな食べ過ぎ!です。

<食事日記>
8月4日 朝ごはん
グリーンスムージー(バナナ、ケール、チャード、ほうれん草、アーモンドミルク)
ホワイトパイナップル
ドラゴンフルーツ
ほうれん草とベーコン炒めの卵とじ

昼ごはん@てしま
鍋焼きうどん、チキンカツ、照り焼きチキン、お刺身&すき焼き定食、サイミン、サラダ、チーズハンバーグ、アヒかつ、親子丼、など。

晩ご飯@チャー&チュー
手作り石釜焼きピザ
トッピング:玉ねぎ、紫玉ねぎ、アーティチョーク、オリーブ、トマト、ニンニク、ズッキーニ、マッシュルーム、サラミ、ベーコン、ソーセージ、ツナ、フェタチーズ、モッツァレラチーズ、チェダーチーズ、トマトソース、バジルペースト、バジル、パイナップル、など。
マンゴー&バナナのリリコイ和え
ガーデンサラダ(ロメインレタス、ベイビーほうれん草、トマト、きゅうり、玉ねぎ、アボカド)

長い1日、長距離運転のえみさん、玄さん、ありがとうございました。いつも安全運転に感謝。


2015/08/03

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 13日目 教会礼拝と海

日曜日はハワイらしく(?)朝10時からホオロカヒ教会の礼拝に参加しました。この教会は日系人の教会で当初からふくしまキッズハワイを応援してくれています。

子供達はみんなの前で自己紹介をし、「ふるさと」を歌いました。とても上手でした。高校生の二人は歌って踊れるので、次のコンサートではぜひ彼女たちの歌と踊りを披露してほしいと思っています。

礼拝のときに集めた献金を$600もふくしまキッズに寄付してくださいました。本当にありがたいです。

ガレージセールでも$400寄付を集めたので(前回が、$360)、必要な資金はあと$5500ぐらいになりました。もうひと頑張りですね(8月9日と15日に資金集めのコンサートを予定していますので応援してね!)。

礼拝が終わると、信者さんたちの手作りポットラックのランチをご馳走していただきました。小さい教会ですが、今日は満員御礼。農家の方が多かったので、野菜もいただいて、キッチンを預かる私としては大満足です。

美味しいランチをたっぷり食べたあとは、カハルウビーチパークへGO。ドルフィンスイムの第一人者の野崎ユリカさんもここから合流し、子供たちとシュノーケリングを楽しんでくれました。

マウイ島からは後藤ゆうこさんがやってきて、いよいよ明日から彼女のNVCの授業が始まります。子供達にどんな風にNVCを教えるのか、私も参考にしたいので、それも楽しみです。

<食事日記>
8月2日 朝ごはん
りんご、リリコイ、ライチ
パン
クリームチーズ

昼ごはん@ホオロカヒ教会
パパイヤ、パイナップル、フルーツカクテル(りんご、チェリー、みかん、パパイヤ)
ナス炒め
麻婆豆腐
フライドチキン
冷奴
みょうがの酢漬け
パスタ
炊き込みごはん
海苔巻き
サラダ

晩ごはん
メロンとラズベリー
シーザーサラダ、チキン&モッザレラチーブ入り
パプリカの蒸し炒め
マッシュさつまいも
ふかし芋
味噌汁
漬物(大根、きゅうり)
ゆかりごはん


2015/08/02

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 12日目 ガレージセール2とマンゴーフェス

もう8月です。一年が過ぎるの早すぎ〜

今日は朝6時半にフエフエランチを出て、ふくしまキッズハウスに向かい、二度目のガレージセールに挑戦しました。前回やって勝手もわかっている子供達は、自分の持ち場を決めて、休憩も順番に取りながら、かなり効率よく仕事をしていました。そして、前回を少し超えた過去最高の412ドルの寄付をゲット。うれしいですね!

この間、みなさんからいただいた寄付もあるので、この夏のプログラムの目標募金額達成まであと5500ドルになりました。引き続き、あなたのできるご支援、サポートをお願いします。

ガレージセール終了後はコナ名物の年に一度のマンゴーフェスティバルに直行。そこでも舞台でふくしまキッズのアピールをさせていただきました。

この間、West Hawaii Todayの取材を受けたのですが8月7日の新聞に記事が載ると、先ほど記者の方から聞きました。8月9日に資金集めのコンサートがあるので、大きな記事が出て反響がありますように。

まだまだ資金的サポートが必要なふくしまキッズハワイです。

<食事日記>
8月1日 朝ごはん
グルーンスムージー
パパイヤ
バナナ
リリコイ

昼ごはん
サラダ
ソーメンチャンプルー(ニラ、塩麹、ナンプラー)
トマトソースパスタ(ケール、玉ねぎ、にんにく、人蔘、ソーセージ、トマト)
パパイヤヨーグルト

晩ごはん
ドラゴンフルーツ、リリコイ、ラズベリー
大根葉の浅漬け(塩麹)
チキンの丸焼き
グリーンアスパラのベーコン巻き
人参
ケールの炒め物
味噌汁(大根、大根葉、わかめ、小松菜)
ご飯



2015/08/01

ふくしまキッズハワイプロジェクト5 11日目 ファームとミーティング

11日目の今日は、朝7時からアントニオさんのファーム授業でパパイヤを植えるための土作り(岩取り除き)をしました。斜めのスロープの土地に平らな畑をどうやって作るか、学びながら実践。みんなでやると意外と早くできましたね。

ミーティングでは子供たちが中心になって1日のプログラムを決めました。午前中に勉強を集中させ、午後は自由時間を増やす、という方向で落ち着きました。明日からその予定でやってみますが、うまくいくでしょうか。

明日はまた、ふくしまキッズハウスでガレージセールです。前回368ドルを売り上げたので、今回はそれを超える額を目指す、と子供達は張り切っています。

明日は6時半出発なので、もう寝ないと!

<食事日記>
7月31日 朝ごはん
グリーンスムージー
パパイヤ&バナナスムージー

昼ごはん
パパイヤ
メロン
ライチ、ランブータン
パイナップル
サラダ
韓国風ビーフン

晩ごはん
ドラゴンフルーツ、パパイヤ、ライチ、メロン
野菜サラダ
納豆
アボカド(わさび醤油)
海苔(日本、韓国)
ごはん

明日のバザーのために夜遅くまで生蜂蜜の瓶詰を手伝ってくれて、ありがとうございました〜